近年ではAIを使って文章や音声、動画、画像などが作られています。さらに、以前と比べて精度が高まったことから話題になるケースが増えています。
この記事では、AIを使って文章やイラスト画像などを生成しているOpenAIの始め方や使い方を詳しく解説していきます。
\Chat GPTの使い方についてYouTubeでも紹介しています！/
OpenAIとは？
OpenAIとは、人工知能などを研究しているWebサイトです。多くの著名人が支援しており、AIを使った文章を作ったり文章からイラスト画像やデザイン画像を生成しています。
今後さらに、AIを使ってさまざまなものが生成されるといわれておりあらたなビジネスやサービスが生まれる可能性があるのです。
OpenAIが提供しているアプリケーション
OpenAIでは次の3つのアプリケーションを提供しています。
- GPT-3
- DALL-E
- DALL-E 2
GPT-3とはディープラーニング（深層学習）を活用しており、文章の作成をおこないます。また、ほかにも文章を要約したり、翻訳をしたりするなどさまざまな活用方法があるのです。質問に対して答える回答機能をはじめ、今後さらに需要が高まることが予想されます。
DALL-Eとは、GPT-3を拡張したタイプ自然言語処理をすることで絵で応答するAIツールです。例えば、白いテーブルや風景の絵がある部屋と入力すると該当する画像が表示されます。画像を生成することで、主にデザイナーに活用されています。
DALL-E 2とはDALL-Eの後継であり、用途は同じですが画質や言葉との相関性を向上しています。DALL-Eと比較してもAIが作成したのがわからないくらいの精度です。
OpenAIの始め方
OpenAIを始めるためには、以下のいずれかでアカウントを作成します。
- マイクロソフトアカウント
- Googleアカウント
- メールアドレス
まずはOpenAIの公式サイトを開きます。公式サイトの右上の画面に「Try ChatGPT」というリンクがありますので、そのリンクにアクセスしましょう。
引用：OpenAI
まだアカウントを作っていないので、Sign upをクリックします。
引用：OpenAI
この画面で、メールアドレスかGoogleアカウント、マイクロソフトのアカウントでログインできます。
OpenAIの使い方
それでは、OpenAIにおいてAIによる文章生成の進め方を説明していきます。主な手順は次の5つです。
- OpenAIの文章生成の準備
- テーマやタイトル決め
- 見出しを生成
- 見出しを活用して本文を生成
- 出来上がった文章を人間が修正
1.OpenAIの文章生成の準備
まず文章作成をするための準備が必要です。OpenAIのPlaygroundを開きます。Playgroundとは、テキストを生成するページです。ログインをしていない場合は次のような表示となるため、ログインをしましょう。
生成モデルにはtext-dabinci-003と設定しましょう。新しいモデルが次々とでてくるので、OpenAIのブログなどで確認してください。最大の文字数を500〜1,000に設定してください。ほかにも設定は色々ありますが、徐々に慣れていくとよいでしょう。
2.テーマやタイトル決め
次にテーマやタイトルを決めます。より精度の高い文章を作るためには、具体的で的確な設問や質問が必要です。そのためにも、ジャンルや目的などわかりやすいタイトルを説明します。
例えば、「Webライターがライティングをする際に覚えておきたい5つのポイントを紹介します」といったタイトルです。
3.見出しを生成
次にWebサイトの見出しであるような見出しを作っていきましょう。従来の見出しの形以外にも質問形式でも問題ありません。例えば「Webライターがライティングをするときのポイントを教えてください」などのジャンルや目的などが明確な文章を作りましょう。
4.見出しを活用して本文を生成
見出しが十分出来上がったら、次は文章を作っていきます。次は、「ライターがライティングをするときに覚えていきたい見出しのうちの1つ」といった文章を作ることで、より範囲が狭くなります。見出し1つずつに設定した単語を使ってAIが文章を作成します。
5.出来上がった文章を人間が修正
作られた文章は人間が作るような思いが含まれていないことから、淡々とした文章となっていることが一般的です。さらにファクトチェックをふくめて、人間が修正することが重要です。
OpenAIのよくある2つの質問
OpenAIにてよくある質問として、次の2つを説明していきます。
- OpenAIの利用には料金がかかりますか？
- OpenAIが生成する文章は正しいですか？
質問1.OpenAIの利用には料金がかかりますか？
2022年12月時点ではOpenAIにおいてほとんどの機能を無料で利用可能です。しかし、今後活用方法によっては、有料になる可能性があります。現在無料で使えない部分においても、従量制であるため使った分だけ費用を支払うシステムです。
質問2.OpenAIが生成する文章は正しいですか？
OpenAIでは多くのアプリケーションがあり、それぞれ文章生成の精度が異なります。設定によっても異なるため、色々試してみるとよいでしょう。必ずしも正しいとはいえないので、確認が必要で修正が求められる場合もあります。
まとめ
OpenAIはAIによる文章作成をはじめ要約や翻訳など、さまざまな機能があります。
AIで作成する文章は年々精度が高まっており、人によっては十分使えるレベルと判断することは少なくありません。今後さらにAIの需要が高まることが予想され、AIツールを理解し適切に使うことが重要です。
なお、当サイトではAIに関するさまざまな情報を発信しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
