Notionは、柔軟なデータ管理ができるノートアプリとして多くのユーザーに愛用されています。その中でも「ギャラリービュー」は、画像を中心にした視覚的なデータ管理に最適な機能です。ポートフォリオ、旅行記録、商品カタログなど、さまざまな用途で活用できます。
本記事では、Notionギャラリーの基本設定から画像の管理方法、さらにはギャラリーを魅力的に見せるテクニックや活用術まで詳しく解説します。視覚的なデータ管理を効率化し、より魅力的なページを作成するための参考にしてください。
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Notionギャラリーとは?
Notionギャラリーについてみていきましょう。
Notionギャラリーの概要と特徴
Notionのギャラリーは、データベースのアイテムをカード形式で視覚的に表示するビューです。
主に画像やメディアを伴うコンテンツに適しており、ポートフォリオ、カタログ、プロジェクト管理などに活用されます。
各カードにはプロパティが表示され、クリックすると詳細ページにアクセス可能です。また、ドラッグ&ドロップで並び替えもでき、直感的な管理が可能です。
視覚的に情報を整理しやすく、アイデアやリソースの共有に最適なレイアウトとなっています。
他の表示形式との違い
Notionのデータベースには、ギャラリー、リスト、ボード、テーブル、タイムラインなど複数の表示形式があります。それぞれの特徴とギャラリービューとの違いを比較します。
表示形式 | 特徴 | 適した用途 |
ギャラリー | 画像を活用したカード型のレイアウト視覚的に情報を整理するのに最適 | ポートフォリオ、商品カタログ、レシピ管理など |
リスト | 縦に並んだシンプルなリスト形式各項目を1行にまとめる | To-Doリスト、シンプルなデータ管理、メモの一覧表示 |
ボード | カンバン方式で、カテゴリごとにカードを整理タスク管理に最適 | プロジェクト管理、タスクの進捗管理(例:未着手・進行中・完了) |
テーブル | スプレッドシートのような表形式で、データを整理数値管理に向いている | データベース管理、数値やテキストの一括管理、フィルタやソートを活用した情報整理 |
タイムライン | ガントチャートのような横軸の時間管理が可能期間を可視化できる | プロジェクトスケジュール管理、イベント管理、ロードマップ作成 |
ギャラリービューの基本的な設定方法
Notionのギャラリービューを活用すると、画像を中心とした視覚的なデータ管理が可能になります。ここでは、ギャラリービューを作成し、最適な設定を行う方法を詳しく解説します。
1.ギャラリービューの作成方法
ギャラリービューの作成を行います。
①新しいデータベースとして作成する
- Notionのページを開く
- 「+」ボタンをクリックし、「データベース」セクションから「ギャラリー」を選択
- 新しいギャラリービューのデータベースが作成される
この方法では、最初からギャラリー形式でデータベースを作成できます。
②既存のデータベースにギャラリービューを追加する
- 既に作成済みのデータベースを開く
- 画面上部の「+ビューを追加」をクリック
- 「ギャラリー」を選択し、名前を入力して「作成」
これにより、同じデータベースを異なるビューで閲覧できます。
2.ギャラリービューの基本設定
ギャラリーを作成した後、レイアウトやプロパティを調整し、見やすい形に整えます。
①カードサイズの調整
カードの大きさを変更することで、情報量と視認性を調整できます。
- 右上の「レイアウト」ボタンをクリック
- 「カードサイズ」のスライダーを調整(小・中・大の3段階)
- 小:一覧性を重視し、より多くのカードを表示したい場合
- 中(デフォルト):バランスの取れた表示
- 大:画像や詳細情報を強調したい場合
②カバー画像の設定
ギャラリービューでは、各カードに画像を設定することで、より魅力的なデザインになります。
- 「レイアウト」設定を開く
- 「画像の表示位置」を選択
- カバーをフル幅表示:カード全体に画像を大きく表示
- 左揃え:カードの左側に画像を配置し、タイトルやプロパティを右側に表示
- 画像プロパティを作成し、画像をアップロード
③表示するプロパティを設定
カード内に表示する情報を調整することで、視認性を向上できます。
- 右上の「プロパティ」ボタンをクリック
- 表示したいプロパティを選択(例:タイトル、タグ、日付、ステータスなど)
- 不要なプロパティの表示をオフにする
適切なプロパティを表示することで、ギャラリー内の情報整理がスムーズになります。
3.フィルターとソート(並び替え)の活用
データが増えてきたときに便利なのが「フィルター」と「並び替え」です。
①フィルターの設定
特定の条件に合うカードのみを表示できます。
- 「フィルター」ボタンをクリック
- 「条件を追加」し、必要な条件を設定(例:「カテゴリがデザインのものだけ表示」など)
②並び替えの設定
カードの並び順をカスタマイズできます。
- 「並び替え」ボタンをクリック
- 「条件を追加」し、基準を設定(例:「作成日が新しい順」)
4.画像の追加方法
ギャラリービューでは、各カードに画像を追加できます。
①画像をアップロードする
- カードを開く
- 画像プロパティの「+」をクリック
- 「アップロード」から画像を追加(PC・スマホどちらでも可)
②URLリンクから画像を追加
- 画像プロパティの「+」をクリック
- 「リンク」を選択し、画像のURLを貼り付ける
③ドラッグ&ドロップで追加
直接画像をドラッグ&ドロップするだけでアップロード可能。
画像の追加と管理方法
画像の追加と管理方法についてみていきましょう。
Notionに画像をアップロードする手順
Notionで画像をアップロードするには、ブロックとして直接追加する方法と、データベースのプロパティとして設定する方法があります。
- 画像を追加したい場所で「+」をクリックし、「画像」ブロックを選択
- 「アップロード」を選択し、PCやスマホからファイルを選ぶ
データベースの場合は、画像プロパティを作成し、各アイテムに画像を追加可能です。アップロード後はリサイズやキャプションの追加もできます。
URLリンクからの画像表示
Notionでは、画像のURLを利用して外部サイトの画像を表示できます。画像ブロックを作成し、「リンク」を選択してURLを入力するだけで表示されます。
また、Markdownの「」形式や、Embedブロックを使う方法も可能です。
URL経由の画像はNotionのストレージを消費せず、サイト上の最新画像を自動反映できるのが利点ですが、リンク切れのリスクがあります。
ドラッグ&ドロップで簡単に追加
Notionでは、PC内の画像をドラッグ&ドロップするだけで簡単にアップロードできます。
ページ内の任意の場所に画像を直接ドロップすると、自動的に画像ブロックとして追加されます。
データベースのギャラリービューや画像プロパティにも、画像ファイルをドラッグすることで手軽に登録可能です。
直感的に操作でき、複数画像の一括追加にも対応しているため、作業効率が向上します。
魅力的なギャラリーを作るためのポイント
魅力的なギャラリーを作るためのポイントについてみていきましょう。
カバー画像の活用方法
カバー画像は、ギャラリーカードの印象を決定する重要な要素です。各カードに適切な画像を設定することで、視認性を向上させ、情報を直感的に伝えられます。
- 「カバーをフル幅表示」に設定すると、画像を大きく強調できる
- 「左揃え」にすると、テキストとのバランスが取りやすい
- 画像の一貫性を意識し、統一感のあるデザインを心掛ける
適切なカバー画像を選ぶことで、より魅力的で整理されたギャラリーが作れます。
プロパティを使った画像情報の表示(タイトル、タグなど)
プロパティを活用すると、画像だけでなく関連情報も整理しやすくなります。
- タイトルを設定し、カードの内容が一目で分かるようにする
- タグ(カテゴリ)を追加し、ジャンルごとの分類を明確にする
- 日付やステータスを表示し、プロジェクトやタスクの管理に役立てる
右上の「プロパティ」メニューから表示・非表示を選択できるため、必要な情報だけをカードに表示して、見やすいギャラリーを作成しましょう。
カードサイズやレイアウトの調整
ギャラリーの視認性を向上させるためには、カードサイズやレイアウトを適切に調整することが重要です。
- 「レイアウト」設定の「カードサイズ」スライダーを調整(小・中・大)
- 小サイズ:一覧性を重視。多くのカードを表示可能
- 中サイズ(デフォルト):バランスが良く、一般的に使いやすい
- 大サイズ:画像や詳細情報を強調
- 画像の表示位置を設定(カバー画像をフル幅 or 左揃え)
- プロパティの表示数を調整し、必要な情報のみ表示
適切なサイズとレイアウトを選ぶことで、見やすく、整理されたギャラリーを作成できます。
実用的な活用例
実用的な活用例について見ていきましょう。
ポートフォリオとしての活用方法
Notionのギャラリービューを使えば、デザイナーやライター、エンジニアなどのポートフォリオを簡単に作成できます。
- 各カードに作品の画像を設定し、視覚的に分かりやすくする
- プロパティに「タイトル」「制作日」「カテゴリ」「リンク」などを追加し、詳細情報を整理
- タグを活用し、デザイン・イラスト・記事などのジャンルごとに分類
ギャラリービューなら、見やすく整理されたポートフォリオを簡単に作成・共有できます。
旅行アルバムやライフログの作成
旅行の思い出や日々の出来事を記録するのに、ギャラリービューは最適です。
- 各カードに旅行先やイベントの写真を設定し、直感的に振り返られるようにする
- 「日付」「場所」「メモ」「タグ」などのプロパティを追加し、旅行記録を整理
- フィルターを活用し、国・地域・年ごとに分類して見やすくする
カバー画像を設定すれば、アルバムのように美しく思い出を管理できます。
商品カタログの管理
ECサイトやショップの商品管理にも、ギャラリービューは有効です。
- 各カードに商品画像を設定し、一覧で見やすく表示
- 「商品名」「価格」「カテゴリ」「在庫状況」「販売ページのリンク」などのプロパティを追加し、情報を整理
- フィルターや並び替えを活用し、価格順・人気順などでカスタマイズ
視覚的に分かりやすいカタログを作成し、在庫管理や販売戦略にも活用できます。
他のビューとの併用テクニック
他のビューとの併用テクニックについてみていきましょう。
ギャラリーとリストビュー、カレンダービューの連携
Notionのギャラリービューは視覚的に分かりやすい一方、詳細な情報の管理にはリストビューやカレンダービューとの連携が効果的です。
- ギャラリービュー → 画像や概要を直感的に把握。
- リストビュー → 表形式で整理し、テキスト情報を一覧表示。
- カレンダービュー → 日付ベースでのスケジュール管理に活用。
例えば、プロジェクト管理ではギャラリーで概要を確認し、リストで詳細を編集、カレンダーで締切を把握する、といった使い方ができます。
コンテンツの整理に役立つ切り替え活用法
ビューを適切に切り替えることで、情報の整理や検索がスムーズになります。
- ギャラリービュー → 画像やビジュアルを重視する場合に便利(例:ポートフォリオ、商品カタログ)
- リストビュー → テキスト情報をすばやく整理・検索したいときに有効(例:タスク管理、顧客リスト)
- テーブルビュー → 計算やデータの並び替えを行いたいときに活用(例:予算管理、収支表)
- カレンダービュー → スケジュールやイベントの整理に適用(例:プロジェクト締切、旅行計画)
必要に応じてビューを切り替えることで、効率的な情報管理が可能になります。
まとめ
Notionのギャラリービューを活用すれば、画像を中心としたデータ管理が簡単にできます。基本的な設定から応用まで、さまざまな方法で活用できるので、目的に応じた設定を試してみましょう。
Notionギャラリー 画像に関する重要用語
用語 | 概要 |
ギャラリービュー | 画像をカード形式で一覧表示できるビューのこと |
プロパティ | 各カードに付与できる情報(タイトル、タグなど)のこと |
フィルター | 指定した条件でデータを絞り込む機能のこと |