Figmaには、YouTube動画を直接埋め込めます。サムネイルやUIの配置だけでなく動画再生イメージもFigma上で確認できるので、実際の操作感や表示サイズを正確に把握することにつながります。

本記事では、FigmaにYouTube動画を埋め込み、デザインの精度と効率を高める具体的な手順と活用ポイントについて解説します。

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FigmaでYouTubeを埋め込むメリット

ここでは、FigmaでYouTubeを埋め込むメリットを解説します。なぜひと手間増やしてでもYouTubeを埋め込むのか、理由を探ってみましょう。

デザインレビューで動画を共有できる

FigmaにYouTube動画を埋め込むと、デザインレビュー時に動画の再生イメージをそのまま確認しながら議論できるようになります。

従来は静止画やスクリーンショットでデザインを確認することが多く、動きや演出、操作感などを正確に伝えるのが難しいケースがありました。しかし、Figma上で動画を埋め込めば、チームメンバーやクライアントが実際の動きや画面遷移をリアルタイムで体験でき、デザイン意図をより正確に共有できます。

また、Figmaのコメント機能を活用すれば、動画のタイミングや表示位置についてその場で直接フィードバックを残せます。修正指示や改善点のやり取りが効率化され、レビューサイクルの短縮と意思決定のスピードアップにつながるのもポイントです。

プレゼン資料やプロトタイプに動画を追加できる

Figmaでは、デザイン資料やプロトタイプにYouTube動画を組み込んだ状態で共有できます。静止画だけでは伝わりにくい動き・画面遷移・アニメーションの演出を視覚的に伝えたいときに活用しましょう。レビューやプレゼンの場ででも使いやすく、視覚上のインパクトを残せます。

特にプロトタイプ作成時には、ユーザーが実際に操作する流れや体験をリアルにシミュレーション可能です。サムネイルやボタン配置の視認性だけでなく、動画の再生タイミングや演出効果を含めてUX全体を確認できるため、デザインの精度が向上します。

ユーザー体験をよりリアルに再現できる

FigmaにYouTube動画を埋め込むことで、デザイン上で画面の動きや操作フローを実際に近い形で体験できます。クリック・画面遷移・アニメーションの流れまで含めたリアルなUXを確認できるので、後々「イメージと違った」と再編集する手間をカットできます。

また、クライアントやチームメンバーも動画を再生しながら体験できるため、デザインの方向性を短時間で判断できるのもポイント。実際の動きを確認しながらフィードバックできるため、UI/UX改善点を的確に把握できるのがメリットです。

FigmaにYouTubeを埋め込む主な方法

ここでは、FigmaにYouTubeを埋め込む主な方法を解説します。いずれも最終的に同じ形で埋め込みができるので、自分にとって楽な方法を選択しましょう。

YouTube動画の埋め込みコードを取得する方法

YouTube動画の埋め込みコードを取得する方法は、以下の通りです。

  1. 動画のURLをコピー:埋め込みたいYouTube動画のURLをコピーします。
  2. Figmaに移動: Figmaのデザインファイルを開きます。
  3. ウィジェットを使用: Figmaのコミュニティから「YouTube and Vimeo Video」ウィジェットを追加します。ウィジェットを使うことで、コピーしたURLをペーストするだけで動画を埋め込めます

動画付きデザインをFigmaで共有すれば、チーム全員が同じ環境で確認・コメントできることも魅力です。URLをコピーするだけのシンプルなやり方なので、初めてYouTube動画の埋め込みをする方にも向いています。

Figmaのプラグインを利用する方法

Figmaのプラグインを利用する方法は、以下の通りです。

  1. プラグインを探す:Figmaの上部メニューから [プラグイン] → [プラグインを参照] を選択します。
  2. プラグインをインストール:プラグインの詳細ページで [インストール] ボタンをクリックする。
  3. プラグインを起動:作業中のファイル上で 右クリック → [プラグイン] → [インストール済みプラグイン] から起動する。
  4. プラグインの機能を活用する:プラグインによっては、サイズ、カラー、フォント、出力形式などのカスタマイズができる。

プラグインとは、Figmaなどのソフトウェアに追加して機能を拡張する小さなアプリケーションやツールのことです。

ワイヤーフレーム生成や動画埋め込み補助など、制作フローをスムーズにする役割がありYouTubeの埋め込みにも便利です。他にも、AI生成、テンプレート、素材ライブラリを活用してデザインの幅を広げるプラグインもあるので活用してみましょう。

Figmaで使えるYouTube埋め込みプラグイン

figma youtube 埋め込み

ここでは、Figmaで使える代表的なYouTube埋め込みプラグインを紹介します。プラグインを活用すると、FigmaデザインにYouTube動画を効果的に埋め込んでプレゼンテーションやプロトタイプの表現力を向上できるので活用してみましょう。

FeatPaper Figma Widgets

FeatPaper Figma Widgetsは、FigmaデザインにYouTube動画やその他メディアを埋め込めるウィジェット型プラグインです。主にプレゼン資料やプロトタイプで動画を活用したいときに便利です。

  1. 動画埋め込みが簡単

YouTubeのURLを入力するだけでFigma上のフレームやスライドに動画を埋め込める

  1. サムネイル・再生ボタンのカスタマイズ
    動画の表示サイズや再生ボタンを調整でき、デザインに合わせた見せ方ができる
  2. インタラクティブ資料の作成
    埋め込んだ動画はFigma内で再生でき、プレゼンやレビューでそのまま確認できる
  3. 共有・出力が簡単
    PDFや共有リンクでチームやクライアントと動画付きデザインを共有できる

プロトタイプやUIデザインに動画を組み込み、UXの動きをリアルに確認したいときに活用してみましょう。動画を含むインタラクティブな資料を作成できるので、プレゼン資料や提案書にもおすすめです。

Pitchdeck

Pitchdeckは、Figmaで作成したスライドやプロトタイプにYouTube動画や外部メディアを埋め込めるプラグインです。

  1. 動画埋め込み機能
    YouTube動画をFigmaのスライドやフレーム内に直接埋め込めるほか、自動再生・ループ再生・再生コントロールの表示/非表示なども設定できる
  2. プレゼンテーション向けの最適化
    スライド形式で動画やGIFを組み込めるため、Figma上でインタラクティブな資料作成が可能
  3. 簡単操作
    プラグインを起動してURLを入力するだけで埋め込みが完了し、サイズや位置もドラッグで直感的に調整できる
  4. チーム共有やレビューに便利
    共有リンクやFigmaファイルでチーム全員が動画付きスライドを確認でき、フィードバックも直接コメントとして残せる

チームレビューで、動画を含めたデザインの改善点や修正指示を効率的に共有しやすいのがポイントです。ユーザー体験や操作感をリアルに確認する役割も果たします。

まとめ

FigmaにYouTube動画を埋め込むと、静止画だけでは伝えにくい動きや演出をデザイン上で直接確認できます。プレゼン資料やプロトタイプの説得力を大幅に向上できるので、視覚的なインパクトを与えたいときに活用するのもよいでしょう。

YouTubeの埋め込みコードを取得してFigmaの対応フレームに貼り付ける手順や、FeatPaper Figma WidgetsやPitchdeckなどのプラグインを活用する手法があります。チームでのレビューやフィードバックも効率化できるのがポイントです。

Figma youtubeに関する重要用語

用語説明
Figma無料で使えるデザインツール。クラウドベースで動作するUI/UXデザインツールとしても有名。
プラグインFigmaなどのソフトウェアに追加して機能を拡張する小さなアプリケーションやツールのこと。
プロトタイプ製品やサービスの完成前に作る試作品やモデルのこと。Webサイトやアプリの画面構成や操作フローを実際に操作できる形で再現したデザインモデルを指すこともある。
FeatPaper Figma WidgetsFigmaデザインにYouTube動画やその他メディアを埋め込めるウィジェット型プラグイン。
PitchdeckFigmaで作成したスライドやプロトタイプにYouTube動画や外部メディアを埋め込めるプラグイン。