おしゃれで使いやすいデザインツールとして人気のCanva(キャンバ)。ブラウザからも利用できますが、Macにアプリをインストールすれば、より快適に・効率よくデザイン作業ができます。
本記事では、Mac向けCanvaアプリの導入方法と、日常や仕事で役立つ活用テクニックを徹底解説します。「MacでもCanvaのアプリって使えるの?」「インストール方法がわからない」「アプリ版とブラウザ版の違いは?」という方は、ぜひご参考ください。
Canvaとは?
Canvaは、2013年にオーストラリアで設立されたオンラインのデザインツールです。豊富なテンプレート、画像、イラスト、フォントなどが用意されており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でプロのようなデザインを作成できるツールとして注目を集めました。
プレゼンテーション資料の他、SNS投稿画像、ポスター、チラシなど、様々なデザインを作成できることも強みとなっています。
他のデザインツールとの違い
Canvaと他のデザインツールとの違いは、洗練されたテンプレートの数にあります。Canvaは誰でも手軽に綺麗なデザインを作れるよう工夫されていて、洗練されたデザインのテンプレートからポップでかわいらしいデザインのテンプレートまで、無限とも言えるテンプレートが格納されているのでチェックしてみましょう。
ユーザーはテンプレートをそのまま使うこともできれば、テンプレートを少し改変しながらオリジナルデザインに変更して使うこともでき、用途も多彩です。初心者だけでなく、手軽にデザインをしたい慣れている人まで、幅広く使えます。
MacにCanvaアプリをインストールする方法
MacユーザーがCanvaアプリを使うには、App Storeから公式アプリをダウンロードしてインストールするのが簡単かつ安心です。ここでは、ダウンロード手順と必要なシステム要件を解説します。
Mac版Canvaアプリのダウンロード手順(App Store経由)
Mac版Canvaアプリのダウンロード手順は、以下の通りです。
- Macの「App Store」を開く
- 検索バーに「Canva」と入力
- Canvaアプリを選択して「入手」ボタンをクリック
- インストール完了後、「開く」をクリック
- インストールが完了すると「開く」ボタンが表示されるので、クリックしてCanvaアプリを起動する
- Canvaアカウントでログインする
App Store経由でインストールすると、自動アップデートで常に最新バージョンを使えるのがメリットです。macOSのバージョンが古い場合は、最新のOSにアップデートしてからインストールすることをおすすめします。
システム要件(macOSのバージョンなど)
項目 | 詳細 |
対応OS | macOS 10.15 Catalina 以降 |
推奨CPU | Intel CPU または Appleシリコン (M1/M2) |
推奨メモリ | 4GB以上 |
必要空き容量 | 約500MB~1GB |
インターネット接続 | 常時オンライン環境が必要 |
Canvaは画像編集やデザイン作成をするアプリなので、ある程度のメモリ容量が必要です。4GB以上あると快適に操作できるでしょう。8GB以上あるとさらに安心です。
また、Canvaはクラウドサービスなので、デザインの保存や素材の利用、テンプレートのダウンロードにインターネット接続が不可欠です。オフラインでは基本的に使えないので注意しましょう。
MacでのCanvaアプリの使い方
ここでは、MacでのCanvaアプリの使い方を解説します。MacでもWindowsでも手軽に使えるのがCanvaのメリットなので、まずは自分が使い慣れているMacの操作からマスターしましょう。
ログインからデザイン作成までの流れ
- Canvaアプリを起動する
- アカウントでログイン
- ホーム画面へ遷移
- 新しいデザインを作成
- デザイン作成・編集
- デザインの保存・共有
まずは、Macにインストール済みのCanvaアプリを開きます。DockやLaunchpadからアイコンをクリックして起動しましょう。既にアカウントを持っている場合は、メールアドレス・Googleアカウント・Apple ID・Facebookアカウントなど、好きな方法でログインできます。初めて利用する場合は、「新規登録」ボタンからメールアドレスやSNS連携で簡単にアカウントを作成できます。
ログインすると、プロジェクトやテンプレートが一覧表示されるホーム画面に移ります。ログインすると、プロジェクトやテンプレートが一覧表示されるホーム画面に移りますし、好きなテンプレートを選んでデザイン作業を進めましょう。
編集内容は自動でクラウドに保存されるため、保存操作は不要です。共有ボタンからチームメンバーとの共同編集や、SNS投稿用の直接共有もできます。
Mac特有のショートカット
MacでCanvaを使う際に覚えておくと便利なショートカットは、Windowsと似ているものも多いですが、特にCommand(⌘)キーを使う点が特徴です。
テキスト編集やレイヤー操作、オブジェクトの配置変更など、頻繁に使う操作に対応しているので、使いこなすほど作業が快適になります。
操作内容 | Windowsショートカット | Macショートカット | 説明 |
コピー | Ctrl + C | Command (⌘) + C | 選択したオブジェクトをコピー |
貼り付け | Ctrl + V | Command (⌘) + V | コピーした内容を貼り付け |
元に戻す | Ctrl + Z | Command (⌘) + Z | 操作を一つ前に戻す |
やり直す | Ctrl + Y または Ctrl + Shift + Z | Command (⌘) + Shift + Z | 元に戻した操作をやり直す |
全選択 | Ctrl + A | Command (⌘) + A | 全てのオブジェクトを選択 |
保存 | Ctrl + S | Command (⌘) + S | 保存(自動保存が基本ですが手動も可能) |
また、Macのトラックパッドは感度が高く、ジェスチャー操作が非常に滑らかで、Canvaのようなデザインツールとの相性も抜群です。その他、基本以外のショートカットも覚えておくと、さらに操作しやすくなります。
余裕があれば、以下の操作もマスターしておきましょう。
操作内容 | 操作方法・説明 |
ピンチイン・ピンチアウト | 2本の指でつまむ・広げる動作で画面の拡大・縮小をする |
二本指スクロール | 2本の指で上下左右にスライドし、キャンバスを移動する |
三本指ドラッグ | 3本の指でドラッグし、オブジェクトやテキストの移動をする。 |
Command + Tab | 開いているアプリ間を切り替える |
Mission Control (Control + ↑) | 開いているウィンドウを俯瞰表示し、素早くアプリやウィンドウを切替 |
Control + クリック(右クリック) | トラックパッドの2本指タップやControlキー押しながらクリックで右クリックメニューを表示 |
まとめ
Macユーザーにとって、Canvaアプリは直感的な操作と高機能を両立した理想的なデザインツールです。App Storeから簡単にインストールでき、macOSの機能やショートカットと組み合わせることで、ブラウザ版よりもスムーズな作業体験が実現します。
また、Commandキーを中心としたMac独自のショートカット操作や、ジェスチャーでのキャンバス操作を活用すれば、作業効率も大幅アップします。ぜひMacでCanvaアプリを本格活用してみましょう。
Canvaアプリに関する重要用語
用語 | 説明 |
Canva | オーストラリア発の、オンラインで利用できるグラフィックデザインツール。 |
ピンチイン・ピンチアウト | 2本の指でつまむ・広げる動作で画面の拡大・縮小をする |
二本指スクロール | 2本の指で上下左右にスライドし、キャンバスを移動する |
三本指ドラッグ | 3本の指でドラッグし、オブジェクトやテキストの移動をする。 |