Googleスプレッドシートは、表計算や文章作成など幅広い機能を利用できます。ブラウザから以外にも、アプリで利用できるのでスマホで手軽にデータ管理できて便利です。

しかし、Googleスプレッドシートに慣れていない人は、スマホで使用する際に不安を感じることもあるでしょう。本記事では、スプレッドシートをスマホアプリで使う方法や、アプリで利用できる5つの基本機能を紹介します。

スプレッドシートをスマホアプリで使う方法

スプレッドシートをスマホアプリで使う方法

Googleスプレッドシートは、スマホアプリで手軽に利用できます。Excelとは異なり、アプリを起動するだけで簡単に利用できるのが魅力的なツールです。

しかし、利用しているスマホによって使い方も異なります。基本的な使い方を覚えると、仕事の効率がよりアップするでしょう。ここでは、Googleスプレッドシートをスマホアプリで使う方法を紹介します。

Androidの場合

Androidは、初期の状態でGoogleスプレッドシートがインストールされているケースが多いです。最初からインストールされているので、自分でアプリを探す手間が省ける点は大きなメリットでしょう。

しかし、機種によってはインストールされていないこともあります。Androidでは、Googleスプレッドシートをインストールする手順は以下の通りです。

  1. 「Google Play」でGoogleスプレッドシートを検索します。
  2. インストールボタンをクリックします。
  3. インストール完了後、アプリを起動しましょう。

使用している機種にGoogleスプレッドシートがインストールされていない場合は、上記の方法でインストールしてみてください。

iPhoneの場合

iPhoneは、自分でGoogleスプレッドシートをインストールする必要があります。iPhoneでGoogleスプレッドシートをインストールする手順は以下の通りです。

  1. 「App Store」を開きGoogleスプレッドシートを検索します。
  2. 「入手」をクリックし、インストールを開始します。
  3. インストール完了後、アプリを起動しましょう。

Googleスプレッドシートのインストールが完了すると、画面内にアプリが表示されるので、いつでも使用できるようになります。iPhoneを使用している人は、上記の流れで利用してくださいね。

MacやWindowsの場合

MacやWindowsなど、パソコンにはGoogleスプレッドシートのアプリはありません。

基本的にWebブラウザからの利用になりますが、「Fluid」を使うとアプリのように使用可能です。「Fluid」でアプリのように使う方法は、以下の通りです。

  1. 「Fluid」を無料でインストールします。
  2. 「Fluid」を起動し、NameやURLなど必要情報を記入します。
  3. 操作が完了すると「Success」と表示されます。
  4. デスクトップに表示されたGoogleスプレッドシートをクリックして、Googleアカウントでログイン後、利用可能です。

パソコンでもGoogleスプレッドシートをアプリのように使いたい人は、ぜひ試してみてくださいね。

スプレッドシートのアプリで利用できる7つの基本機能

Googleスプレッドシートのアプリでは、どのような機能を使えるのか気になる人もいるでしょう。

Excelを使うことが多い人は、Googleスプレッドシートのアプリでどんな機能を使えるのかイメージがつきにくい人もいますよね。ここでは、Googleスプレッドシートのアプリで利用できる7つの基本機能を紹介します。

1.シートの作成

シート作成の流れは、下記の画像を参考にしてください。

  1. Googleスプレッドシートのアプリを開きます。
  2. Androidなら「赤いペンのマーク」、iPhoneなら「+のマーク」をタップしましょう。
  3. 「新しいスプレッドシート」をタップして、フォルダ名を入力します。
  4. シート作成の完了です。

シート作成は、AndroidとiPhoneでタップするマークが異なりますが、流れは同じです。使用している端末で、マークが異なるので覚えておきましょう。

2.セルへのデータ入力

セルへのデータ入力は次の流れで進めます。

  1. Googleスプレッドシートを開きます。
  2. データを入力したいセルを「2回タップ」or「1回タップ」します。
  3. 2回タップの場合は、そのままデータ入力可能です。
  4. 1回タップの場合は、画面下記にある「ここに入力」という場所に、データ入力しましょう。
  5. データ入力後、右のチェックマークをタップして、完了となります。

データ入力の方法は「2回タップ」「1回タップ」の2つの方法があります。どちらも正しくデータを入力できるので、やりやすい方法でデータ入力しましょう。

3.テキストやセルの編集

テキストやセルの編集は、次のとおりです。

  1. セルをタップした後、画面上部に表示される「Aアイコン」をタップします。
  2. 画面下部に表示される「テキスト」をタップします。
  3. 文字の太さ・カラー・サイズ・フォント・配置を変更できます。
  4. 「B:文字の太さ 」「I:文字を斜体に変更」「U:文字にアンダーラインをひく」「S:取り消し線の表示」など

テキストやセルの編集では、文字のサイズからフォントまで自由に編集できます。自分好みにカスタマイズして使用しましょう。

4.セルの書式変更

セルの書式変更は次のとおりです。

  1. セルをタップした後、画面上部に表示される「Aアイコン」をタップします。
  2. 画面下部に表示される「セル」をタップします。
  3. 「塗りつぶし」「枠線」「セルの結合」「数の書式設定」など、様々な書式変更が可能です。

様々な書式設定ができるので、管理するデータや作成する文章の形式によって、書式を変更できます。仕事に合わせて使いやすいように、カスタマイズしましょう。

5.セルの範囲選択

セルの範囲を選択する方法は次のとおりです。

  1. 選択したいセルの範囲を決めます。
  2. 選択範囲の4つ角のどれかをタップして、スライドさせます。
  3. 行を選択したい場合は左端の数字が書かれた場所をタップ、列を選択したい場合は上部のローマ字が書かれた場所をタップします。
  4. 「複数列・行の選択」では、まず1〜3のように列・行を選択します。
  5. 表示される青い点をスライドして、範囲を広げましょう。

6.列や行の操作

列や行は「追加」「削除」「移動」の操作を行えます。

  1. 「追加」:セルをタップし画面上部に表示される「+マーク」をタップします。
  2. 「左に1列」「右に1列」「上に1行」「下に1行」を選べます。
  3. 「削除」:列or行の番号やアルファベットを「2回タップ」します。
  4. 「削除ボタン」が表示されるのでタップしましょう。
  5. 「移動」:列or行の番号やアルファベットを長押します。
  6. グレーにカラーが変わったらスライドさせましょう。

7.シートの共有

シートの共有方法は次のとおりです。

  1. Googleドキュメントのアプリを開きます。
  2. 「共有とエクスポート」をタップし「ユーザーを追加」or「リンクの共有」を選択します。
  3. 「ユーザーを追加」:データを共有したい相手のGmailアドレスを入力して、「閲覧者」「編集者」を選択後送信します。
  4. 相手に届けば共有完了です。
  5. 「リンクの共有」:リンクをコピーして、メールやLINEなどで共有相手に送ります。
  6. 相手に届けば共有完了です。

シートの共有は気軽に特定の人とデータを共有できる便利な機能です。「リンクのコピー」では、誤って知らない人に送ってしまい、情報が漏れる可能性も0ではありません。シートを共有する際は、情報が漏れないように慎重に行いましょう。