「Slackでリマインダー設定をしたい」
「リマインダーで時間を細かく指定したい」
社内のコミュニケーションツールとして、Slackを利用しているケースが増えています。
しかし、社内様々な部署からうける仕事を振り分けるのが難しい・・・開いてしまったメッセージを後程忘れないようにしておきたい・・・と、効率的に利用できる方法を模索している方も多いでしょう。
そこで本記事では、Slackのリマインダー機能の設定方法、時間指定の方法を解説します。また、コミュニケーションツールを複数利用している方に向けて、一括管理できる便利ツールもご紹介しますので、是非参考にしてください。
Slackでリマインダーを設定する方法
リマインダー設定の手順
Slackのリマインダー設定手順はかんたんです。リマインダーを設定するためには「/remind」コマンドを使用します。自分のSlackチャンネルに、「/」を入力すると、上記画像のように、チュートリアルのようなものが表示されます。
例えば、6月9日に、自分宛に「アンケート回答の締切」というメッセージをリマインダーする場合、
/remind [@自分の名前] [アンケート回答の締切] [on 06/07/2022]
と、入力し、エンターキーを押します。
そうすると、リマインダーが設定できます。もし日付が正しく反映されなかった場合は、いつに指定しますか?という、メッセージがSlackボットから届くので、リマインダーしたい日時を回答すれば無事に設定可能です。
細かい時間指定も可能
Slackのリマインダーは、細かい時間指定もできます。下記の表を参考にしてください。
日時 | 入力方法 |
30秒後 | in 30 seconds |
10分後 | in 10 minutes |
1時間後 | in 1 hour |
10時に | at 10:00 |
午後3時に | at 3:00pm |
1月1日に | on January 1 |
2021年12月31日に | on 12/31/2021 |
繰り返しリマインドする場合
繰り返しリマインドをする場合は下記の入力方法を参考にしてください。
頻度 | 入力方法 |
毎日 | every day |
毎日(平日) | every weekday |
毎週月曜日 | every Monday |
毎月20日の午前9時 | every 20th 09:00 |
リマインダーでメンバーに通知も可能
Slackのリマインダーは、自分宛だけでなく、メンバーへの通知も可能です。
/remind [@メンバーの名前/チャンネル名] [用件] [いつ(日付)]
を入力することで、メンバーへのリマインド通知が設定されます。
リマインダーの記述形式
フォーマット
/remind [@メンバー/#チャンネル] [何を(日本語OK)] [任意:いつ(英語)]
記述例
リマインダー設定をするときのポイント
リマインド登録時にチャンネルに通知される
自分宛にリマインドを登録した場合は、自分にしか見えない表示で、上記画像のように、「これをリマインドします」と表示されます。
一方、複数人が参加するチャンネル宛にリマインド設定をした場合、リマインドの登録が完了すると、該当のチャンネルに、「リマインドするよう設定しました」と表示が出ます。
メンション指定も可能
複数人が参加するチャンネルの中でも、ある特定の人物にメンション付きのリマインド通知を行うことも可能です。
メンションをする場合は、チャンネルの中で、メンション通知の設定をすれば、かんたんに設定できます。
日時設定を省くと選択肢が表示
いつリマインドするのかの設定を行わずに、エンターキーを押した場合、Slackボットから、いつこのリマインドをしますかというメッセージが自動で送られてきます。
選択肢のなかから、通知したい時間帯を選べば、そこから日時指定を行うことも可能です。
項目の間は半角スペースで区切る
コマンドを利用してリマインダー設定をする場合、各項目と項目の間は、半角スペースをあけます。
半角スペースをあけずに、送信してしまった場合は、上手く反映されない可能性があるので注意しましょう。
コマンドを利用しなくてもリマインダーの登録は可能
ここまで、コマンドを利用したリマインダー登録の方法を解説しましたが、Slackはコマンドを使わなくても、リマインダ―設定をすることはできます。
新たにメッセージを作って登録する場合
すでに送信されたメッセージをリマインドするのではなく、新たにメッセージをつくってリマインドする場合は、送信画面に「/」を入力すると、下記画像のように、機能が検索できる画面に切替わります。
最上部の、「Slack」を開くと、Slackで利用できる様々な機能が表示され、その中からリマインダー設定の画面に遷移することができます。
実際に、リマインダー設定画面を開くと、下記のように、内容や時間を指定する画面になります。
リマインダー登録する内容を入力し、作成ボタンを押せば、コマンドを利用したときと同じように、リマインダー設定を行うことが可能です。
すでに送信されたメッセージを後程リマインドする方法
Slackでは、すでに送信されたメッセージを、後程指定した時間にリマインドすることも可能です。
リマインドしたいメッセージの右側に表示される、三点リーダーをタップすると、下記画像のような項目が表示されます。
後でリマインドするという項目から、時間を指定し、設定することが可能です。
未読に切り替えて、忘れないように確認をするという方法でも、頭の整理をすることができます。
Slackに登録済みのリマインダーを確認する方法
リマインダー確認はかんたん
リマインダーの確認は、どのチャンネルでも良いので「/remind list」と入力し、エンターキーを押すと、一覧が表示されます。
登録済みのリマインダーから削除も可能
登録済みのリマインダー一覧から、内容や時間帯を変更したり、リマインダー自体を削除したりすることも可能です。
Slackのリマインダーの便利な使い方
Slackのリマインダーを重要なチャットの文章に設定
Slackのリマインダーは、チャットをしているなかでタスクに関係すること、忘れてはいけないスケジュール関連など重要な内容である場合にリマインダー設定が有効です。
/remind me “会議の資料を確認する” Wednesday
Slackのリマインダーを毎日おこなう業務にも設定
Slackのリマインダーは、毎日おこなうルーティン業務を抜け漏れなくおこなうためにも効果的です。ついうっかり忘れてしまうということを防ぐことができるでしょう。
/remind me “日報を入力:http://~” at 17:000 every weekday
Slackのリマインダーを休憩の促進として設定
Slackのリマインダーは、休憩時間をお知らせするためにも有効です。
業務に集中しすぎて休憩を取ることを忘れてしまうことがおおいタイプの方にはおすすめです。
/remind me “お昼休憩の時間です” at 12:00 every weekday
Slackのリマインダーはチャンネルやメンバーにも送れる
Slackのリマインダーは会議通知として使える
Slackのリマインダーは、チャンネルに設定することもできるため、重要な会議や忘れがちな定例会議をメンバー全員に周知することができます。
/remind #teamA “本日、午後から進捗報告会議です。” at 11:45 every Friday
Slackのリマインダーを部下やメンバーの進捗確認として設定
Slackのリマインダーは、部下やチームメンバーの業務確認や進捗確認のリマインドとしても使えます。業務スピードが遅い場合や進捗状況が芳しくない場合などにも役立つでしょう。
/remind @ichiro “作業進捗シートを更新してください http://~” at 9:30 every day
Slackのリマインダーをコミュニケーションのフォローとして設定
Slackのリマインダーは、チームやプロジェクトメンバーとのコミュニケーションのフォローにも使えます。ランチや飲み会などを忘れないように再周知することができますが、業務が忙しくて直接声をかけられない場合でもまとめて周知できるので、業務の邪魔にもなりません。
/remind #TeamA “本日はランチの日です。お店はここ:http://~” at 11:40
Slackのリマインダーを締め切りがあるものに周知として設定
Slackのリマインダーは、提出物やアンケート調査など締切日が設定されているような者がある場合にも役立ちます。とくに全従業員を対象としておこなうようなものの場合、提出期限を過ぎてしまってはいけません。チーム単位だけでなく、部署単位でも設定しておくと、さらに徹底したリマインダーとして役立ち、抜け漏れを防ぐことに効果的です。
/remind #TeamA “社内アンケート本日締切日” at 16:00
SlackのリマインダーはモチベーションUPにも使える
Slackのリマインダーを週末のお知らせとして設定
Slackのリマインダーは、週末前のお知らせとして使うことができます。翌日が休みであることへの励ましや週末に出かける予定の楽しみで、仕事への集中力を高めるために役立つかもしれません。
/remind me “今日は金曜日!集中して定時で帰りましょう。” every Friday
Slackのリマインダーを大型連休前のお知らせとして設定
Slackのリマインダーは、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始などといった大型連休前に設定しておくと便利かつモチベーションUPに繋がります。
連休前日に設定するのもよいですが、数日前に設定して、業務を残さないような声掛けのメッセージにしておくのもおすすめです。
/remind #TeamA “あさってから年末年始の連休です。楽しむために業務を残さないようにしましょう!” at 10:00 on December 26
給料日やボーナスのお知らせとして設定
Slackのリマインダーは、給料日やボーナス支給日に併せて設定することもできます!給料日やボーナスはとくに従業員のモチベーションに関わるポイントでもあるため、積極的に設定してみるとよいでしょう。
/remind me “3日後は待ちに待ったボーナス!” at 17:00 on july 10
Slackはタスク管理でも業務効率化ができる
Slackではタスク管理もできるようになっています。とくにSlackでタスク管理を行いたい場合、外部連携できるタスク管理ツールを用いるのがおすすめです!タスク管理をメインとして開発されたサービスであるからこそ、安心して使えます。
Slackと連携することで、Slack上でタスク登録ができたり、タスクの通知を受け取ることができるものもあります。
Slackと連携できるおすすめのタスク管理ツールについては以下の記事でご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
▶Slackでタスク管理する方法|おすすめ連携ツール5選紹介!
Slackをさらに便利に使うなら連携アプリもチェック
本サイトでは、Slackと連携できる外部アプリをご紹介した記事も掲載しています。
本記事の拡張機能やBotサービスだけでなく、さらに効率化したいという場合には以下でご紹介する記事もチェックしてみてください!
Slackと連携できるアプリを目的別にご紹介しています。日頃利用しているアプリもSlackと連携できるかもしれません。
【2022年最新版】Slackと連携できるおすすめアプリ徹底比較!業務効率化の秘訣もご紹介
Slackのリマインダー管理は、ツール一元管理アプリでも可能
Slackは、コマンドや中の機能を上手につかって、リマインダーを設定したり、自分のタスクを整理したりすることができます。
しかし、Slack以外にもコミュニケーションツールを利用している場合は、それぞれでタスクを管理しておかなければなりません。
管理が煩雑になってしまう、リマインダー設定をしても、他のツールを開いているうちに忘れてしまうことがあったという方は、コミュニケーションツールの一元管理アプリを利用することで、問題解決ができます。
コミュニケーションツール一元管理アプリとは
コミュニケーションツール一元管理アプリとは、その名の通り、メールアプリやSlackなどのコミュニケーションツールを1つの場所で管理することができるアプリのことです。
そのアプリ内で、リマインドを設定したり、タスクを管理したりすることができるので、複数のアプリをそれぞれで確認する必要がありません。確認の時間が削減できる上に、管理がかんたんになるので、確認の抜け漏れも防ぐことができるでしょう。
おすすめの一元管理アプリ
OneChat
OneChatはメールアプリやチャットツールをはじめ、SNSのDM機能まで、複数のメッセージアプリを、1つのツールで管理することができるアプリです。
カレンダー機能やメモ機能もついているので、ツールの管理と合わせて、自分の頭の整理にも利用することができます。
連携できるアプリは今後も追加される予定なので、まずは、最低限のアプリからでもよいので利用してみたいという方におすすめです!
Biscuit
Biscuitは、趣味のアカウントと仕事のアカウントを別々に分けて管理ができる、個人事業主におすすめの、Webアプリ一括管理ツールです。
アプリごとにセッションを共有せず、隔離されているので、セキュリティ的にも安全に利用することができます。
Franz
Franzとは、複数のチャットツールやメッセージアプリを一括管理できるツールです。
仕事で利用するコミュニケーションツールを、ひとまとめにしておくことで、効率アップやお客様対応漏れによるクレームなどのリスク削減にも役立てられます。
Franzは誰でも無料で利用できるため、現状複数のチャットツールを利用しているという方におすすめです。