組織診断ツールは、組織強化や従業員エンゲージメントを向上するうえで役立つツールです。

しかし組織診断ツールの種類が多くてどれがよいのかわからないという場合やそもそも組織診断ツールはどのようなメリットがあるのか知らないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は組織診断ツールのおすすめ10選の比較紹介をしながら、組織診断ツールに関する解説をおこないます。 

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組織診断ツールとは?

組織診断ツールとは、企業の組織状態における現状から問題点を抽出できるツールです。抽出された問題点を改善することで、組織全体のパフォーマンスの向上も期待できます。

理想とする組織のため、従業員を対象にしたアンケートを行い、組織の現状を客観的に把握することができます。組織診断ツールを活用すれば、従業員の不満要因を把握したり、残業時間の長い従業員を特定し、心身の健康についてサポートすることも可能になるでしょう。

組織診断ツールでおこなう調査としては複数種類があり、アンケートを組織全体または個々の従業員に対しておこなうことができますが、ほかにも簡単な調査としてパルスサーベイなども挙げられます。

「組織サーベイ」とも呼ばれるこの組織診断ツールは、自社の状況を客観的に把握できることが大きなメリットです。

組織診断ツールのメリット

従業員や組織の現状把握

組織診断ツールでは、企業の従業員や組織としての状況を可視化できるようになっています。

個々の従業員によって残業時間や労働時間は異なり、一般的にはわかりにくい部分ではありますが、調査を通して様々な状況を抽出することができるようになります。

残業時間や労働時間の多さは従業員の不満に繋がる要因でもあり、メンタルに影響する部分でもあるため改善するために役立つでしょう。

人事課題の改善策に活用できる

組織診断ツールでは、客観的かつ継続的なデータの抽出にも役立ちます。毎年同じ調査をおこなうことで、個々の従業員に対しても、組織単位としても問題点に対する改善状況の把握や今後の対策にも役立つでしょう。

人材配置に役立つ

組織診断ツールは効果的な人材配置にも役立ちます。調査をおこなうことで、現状の業務への満足度をはかったり、本来の希望や本人のスキルなどを活かした配置に配慮することができるからです。

本人の経歴やスキルを活かした配置をすることで活躍することができれば、満足度が高まり、エンゲージメントも向上する可能性があるため人事戦略においても有効に機能するでしょう。

組織診断ツールの比較で押さえたい6つのおすすめチェックポイント

導入目的にあっているか

組織診断ツールを比較するうえで大切なのが、企業や組織の目的がかなえられるかという点です。組織診断ツールには様々な種類があり、強みも異なります。

  • 従業員の満足度向上のため
  • 利益創出のため
  • 離職防止のため
  • 人事課題の発見のため
  • 人材確保のため

など、企業や組織として優先したい目的を明確にしたうえでツールを比較するようにしましょう。

機能性が十分か

組織診断ツールの比較において、搭載する機能もチェックしておきましょう。自社が欲しい機能を搭載しているかどうかが最低限のポイントです。サービスによって搭載する機能が異なります。また、十分すぎるほどの機能があっても使いこなせない場合もあるため、費用とバランスも参考にしながらチェックしてみましょう。

調査対象は誰なのか

組織診断ツールの比較の際には、調査対象を確認するようにしましょう。ツールによって、組織全体を対象にしている場合と従業員個人を対象にしている場合があります。

どのようなきっかけで、どのような調査をおこないたいかという点を明確にすると選びやすくなるでしょう。

調査方法や流れが問題ないか

組織診断ツールでは、調査開始から結果までの流れを確認しましょう。全体としてかかる時間や、結果確認のしやすさを確認しましょう。見やすさや使いやすさは、ツールを選ぶうえでも重要な点です。事前に確認できるようであれば、チェックしてみることをおすすめします。

ツールが使いやすいか

組織診断ツールの比較では、ツール自体の使いやすさも重要な点です。従業員にアンケートをする場合、誰でも使いやすい設計や直感的な操作ができるものがおすすめです。

無料トライアルなどで実際の画面や操作方法を確認することができる場合もあるためチェックしてみましょう。

調査結果の内容が信頼できるか

組織診断ツールを比較する際には、信頼性の高さも重要視しましょう。調査結果が信用できるか、調査結果の解釈が同じものになるようなわかりやすさがあるかなどが大切です。人によって異なる解釈ができるような場合は、調査結果として効果的ではありません。

調査結果の内容や活用方法も踏まえて比較してみるようにしましょう。

調査頻度は適切か

組織診断ツールの比較では、調査頻度の適切さも重要なポイントです。企業によって調査したい頻度が異なるため、企業にあった頻度で調査ができるかどうかをチェックしてみましょう。

料金は適切か

組織診断ツールの比較では、コストも大きなポイントになるでしょう。初期費用や利用料について、予算内で運用できるかどうかを事前に確認したいところです。組織診断ツールでは、人数や調査回数などの従量課金制としているものが多くあります。

気になるツールの費用感を確認したうえで総合的に比較してみるとよいでしょう。

組織診断ツールのおすすめ比較10選

TUNAG

 TUNAGは株式会社スタメンは提供する組織診断ツールです。エンゲージメント経営プラットフォームとして、環境に左右されない強い組織への変革に役立つでしょう。

組織の中間層を巻き込むことを重視し、コーポレートリビング機能で会社の知りたい情報の集約やタイムラインのお知らせ、リマインド機能を搭載しています。ダッシュボード機能で利用状況を可視化することでPDCAを実施しやすくなる点も魅力です。

Geppo

Geppoは株式会社ヒューマンキャピタルテクノロジーが提供する組織診断ツールです。

エンゲージメントサーベイ・パルスサーベイを使い、個人と組織を診断することができるようになっています。従業員のコンディション把握や離職率改善やオンボーディングの成功など人事業務を支援するツールとしても注目されています。

「個人の課題」と「組織の課題」を見える化し、働き方を個人と組織の両軸からサポートするHRサーベイとして役立つでしょう。

モチベーションクラウド

モチベーションクラウドは株式会社リンクアンドモチベーションが提供するエンゲージメントサーベイです。

国内最大級のデータベースを活用し、簡単なアンケート調査に回答するだけで、従業員エンゲージメントを可視化します。組織課題を明確にし、組織変革を支援するサービスです。創業以来20年間のコンサルティングノウハウをツール化したサービスとして提供されています。

 カオナビ

カオナビは、株式会社カオナビが提供するタレントマネジメントシステムとして、パルスサーベイや社員の声を可視化するアンケート機能を搭載しています。

パルスサーベイでは、定期的なアンケートで従業員のコンディションを把握可能。従業員データとの照合や分析も簡単にできるようになっています。アンケート機能では、自由にアンケートを作成し、アンケート回答後の管理や集計もスムーズにおこなえます。

 EX Intelligence

 EX Intelligenceはは株式会社HRBrainが提供する組織診断サーベイです。

国内初の従業員エクスペリエンスクラウドとして、従業員エクスペリエンスを可視化し、すべての従業員が利用できる組織診断サーベイです。

高いカスタマイズ性と直感的に使える操作性で誰でも簡単に使うことができる点も魅力のひとつです。課題の抽出や改善施策の示唆も提供してくれます。

ジンジャーワーク・バイタル

ジンジャーワーク・バイタルはjinjer株式会社が提供するコンディション管理システムです。週1回の簡単なアンケートで従業員のコンディションにおける変化を把握しやすくなるでしょう。

調査結果は自動で分析をしてくれ、従業員の変化を自動で検知してくれます。従業員のモチベーションの低下の原因を発見することに役立つでしょう。

HRMOSタレントマネジメント

HRMOSタレントマネジメントは株式会社ビズリーチが提供するタレントマネジメントシステムで、組織診断サーベイや個人コンディションサーベイ機能(オプション)を搭載しています。

組織診断サーベイでは、従業員の声を見える化し、従業員エンゲージメントと組織パフォーマンスの点で課題を抽出。個人コンディションサーベイでは従業員に寄り添いながら、従業員がより活躍できるサポートに役立つでしょう。

ハタラクカルテ

ハタラクカルテは株式会社OKANが提供する、人材定着を実現する15要素で構成されたサーベイとして注目されています。組織レベル、部署レベル、個人レベルといったレイヤー毎に様々な悩みを見える化します。

定期的なアンケートで課題を可視化し、組織と個人の両軸で分析、従業員の負担を抑えるアンケートの回答機能が特徴です。過去のアンケート結果におけるスコア推移も可視化できるため、組織として効果検証にも役立つでしょう。

Wevox

Wevoxは株式会社アトラエが提供するエンゲージメント向上のためのツールです。

全従業員に取って使いやすいサービスとして即時分析や多角的分析、重要な変化の自動検出ができます。また、8800万件以上の回答データを蓄積し、データ解析機能が分析をサポートしてくれるでしょう。単純な見える化だけでなく、課題から改善までをサポートしてくれる点も魅力です。

ラフールサーベイ 

ラフールサーベイは株式会社ラフールが提供する組織改善サーベイです。

18万人以上のメンタルヘルスデータを活用し、多角的な調査項目を用意します。また、課題解決ヒントの自動表示や対策サービスも充実。個人の行動を変える15万通りのアドバイスコメントやセルフケアコンテンツも充実しているため、安心して利用することができるでしょう。

メッセージアプリの一括管理ツールもおすすめ

組織診断ツールを探している企業のなかには、従業員のコミュニケーションの一環として、複数のビジネスチャットツールを使う企業も多いでしょう。

そこでおすすめなのが、Slackをはじめとしたビジネスチャットツールを一括管理できるサービスです。一括管理ツールを利用すれば、仕事やプライベートで使用する様々なアプリをひとつにまとめ、一括管理ができるようになります。

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まとめ

組織診断ツールは、企業や組織としての状況を把握するうえで有効な調査ツールとして注目されています。

組織の状況に課題がある場合や従業員の満足度を高めたい、採用を強化するために環境を改善していきたいという場合におすすめです。

効果的な運用をおこなうためにも、様々なサービスのなかから自社の目的や要望にあった最適なツールを見つけてください!