ビジネスチャットツールは、チャット形式でコミュニケーションを図れるから多くの企業で活用されています。
リモートワーク時における進捗状況の確認や、画像や動画の共有が行えて便利です。ビジネスチャットツールの多くはアプリサービスを提供しており、外出中であっても状況共有が可能です。
本記事では、日本におけるビジネスチャットツールの市場規模から、おすすめのビジネスチャットツールを10種類ご紹介していきます。
企業における導入比率は4割を超える
引用:企業のビジネスチャット利用実態調査2021 | Biz Clip(ビズクリップ)-読む・知る・活かす
企業におけるビジネスチャットツールの導入率は、2021年に43%を記録しました。さらに従業員が1万人以上の企業では73%の導入率であるのに対して、99人以下の企業では16.5%となっています。
現状ビジネスチャットツールは、従業員の多い企業では広く普及しているものの、従業員の少ない企業ではまだそこまで普及していないといえます。
日本国内での普及率はまだ低い
世界に比べて日本国内でのビジネスチャットツールの普及率は決して高いとはいえません。
上記の表を見ても従業員が99人以下の企業では普及率16.5%と、国内の企業全体で広くビジネスチャットツールが普及しているとはいえません。
シェア率の高いビジネスチャットツール10選
ビジネスチャットツールにおいてシェア率が高いのは次の10種類です。
- Chatwork
- LINE WORKS
- Slack
- Workplace
- Microsoft Teams
- Talknote
- direct
- TAGS
- OfficeMessenger
- elgana
それでは各ビジネスチャットツールの特徴を詳しく説明していきます。
1.Chatwork
引用:Chatwork
導入企業数354,000社と、国内利用者数が最も多いChatworkはシンプルなインターフェースで、IT関連の知識がない従業員が利用する場合にもおすすめできるビジネスチャットツールです。
Chatworkはそれぞれのチャットグループにおいてタスク設定が行えます。そのため各プロジェクトの管理や進捗状況が確認しやすいのが特徴です。
取引先と定期的に連絡を取り合ったり、タスク管理をしたりする企業に特におすすめです。
プラン | 料金 |
ビジネス | IDごと月500円~ |
エンタープライズ | IDごと月800円~ |
無料プラン | 無料 |
2.LINE WORKS
引用:LINE WORKS
LINE WORKはLINEのビジネス版チャットツールであり、セットアップ不要でスムーズに導入できるのが魅力です。
スマートフォンや PC などさまざまな端末で利用できる上に、参加者全員が見られる掲示板やアドレス帳、ファイルの保管や社内外のユーザーに対してアンケート調査といった機能が充実している点も大きな特徴です。
プラン | 料金 |
スタンダード | 1IDごとに月円~ |
アドバンスド | 1IDごとに月円~ |
無料プラン | 無料 |
3.Slack
引用:Slack
Slackは世界150カ国以上で利用されており、アクティブユーザー1203人と、世界で最も利用されているビジネスチャットツールです。
業務に関連する人やデータなどすべてDigital HQに集められ、業務効率化が行いやすいのが特徴です。2,400以上の外部アプリケーションとAPI連携が行える点もSlackの魅力といえます。
プラン | 料金 |
プロ | 1IDごとに月850円~ |
ビジネスプラン | 1IDごとに月1,600円~ |
無料プラン | 無料 |
4.Workplace
引用:Workplace
WorkplaceはFacebookが運営している、全世界で700万社以上が利用しているビジネスチャットツールです。
グループ利用やアンケート、リアクションといったさまざまな機能が備わっています。自動翻訳機能が搭載されているため、海外とのやり取りが多い企業にもおすすめのチャットツールです。
プラン | 料金 |
通常プラン | 1IDごとに月4ドル~ |
無料トライアル | 30日間 |
5.Microsoft Teams
Microsoft TeamsはMicrosoft Office365のライセンスに含まれており、既に契約している場合はコストはかからず利用できるビジネスチャットツールです。ワードやエクセルなどのMicrosoft製品と連携しやすいのが特徴です。
共有フォルダーに管理されているファイルの編集やメール、カレンダーといったさまざまなツールとの連動が可能で、より業務を効率的に進めることができます。
また、Microsoft Teamsは無料で100人までビデオ会議が行える点も大きな特徴です。有料プランだと300人までビデオ会議が可能になる他、会議中の自動文字起こしや翻訳など複数のツールが備えられています。
※Microsoft Office365のライセンス契約をしていない場合
プラン | 料金 |
Essentials | 1IDごとに月430円~ |
Business Basic | 1IDごとに月650円~ |
Business Standard | 1IDごとに月1,360円~ |
無料プラン | 無料 |
6.Talknote
引用:Talknote
Talknoteは社内の文化を育むのに最適なビジネスチャットツールです。店舗間や部署間などのナレッジの共有にもよく利用されています。
操作性がシンプルで操作性に優れており、ITに詳しくない従業員でも簡単に利用できるのが特徴です。
プラン | 料金 |
明記されていない | 要相談 |
7.direct
引用:direct
directは株式会社L is Bが提供している、、10人まで無料で利用できるビジネスチャットツールです。利用者の声が反映しやすいツールとしてもよく知られており、約2か月に一回はアップデートされます。
チャットボット開発ツールを無料で公開していることから、すでに完成されているツールのレンタルを利用できるのも大きな特徴です。
プラン | 料金 |
1IDごとに月円~ | |
1IDごとに月円~ | |
無料プラン | 10IDまで |
8.TAGS
引用:TAGS
TAGSは大手新聞社や銀行が利用しているビジネスチャットツールとして有名です。AES128bit暗号化が活用されており、セキュリティが強いことが大きな特徴です。
SSL通信やサーバーのデータベース、キャッシュの暗号化など、不正利用や情報漏洩からのリスク防止に特化しています。 無料プランはありませんが、1IDごとに月額180円からとリーズナブルなのも魅力です。
プラン | 料金 |
有料プラン | 1IDごとに月180円~ |
9.OfficeMessenger
OfficeMessengerはさまざまな状況に応じて、使い分けできるビジネスチャットツールです。同僚と手早くコミュニケーションを取る場合に使うチャットや、上長に正式な報告を行うメッセージやビデオ会議の機能も備わっています。
複数の機能が含まれながらもUIがシンプルで使いやすく、社員の多い企業であっても安心です。 50IDまでは月額5,000円と、コストパフォーマンスが良いことも大きな特徴です。
プラン | 料金 |
有料プラン | 月5,000円(50IDまで)1IDごとに200円で追加可能 |
10.elgana
引用:elgana
elganaはNTTグループ公式のビジネスチャットであり、IDは120万以上と豊富な導入実績があることから安心して利用できるビジネスチャットツールです。トークルーム作成時に既読表示の有無やアンケート機能、タスク機能などさまざまな機能が充実しています。
特にタスク機能は作業依頼や営業報告依頼、打ち合わせ依頼、簡易依頼の4種類のテンプレートがあり、スムーズに活用できます。有料プランとフリープランがあり、 まずはフリープランで使用感を試せるのも魅力的です。
プラン | 料金 |
有料プラン | IDごと月330円 |
無料プラン | 無料 |
なお、本サイトではビジネスチャット以外にも、おすすめのWBSツールやチャットの一元管理ツールなどもを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。