Excelは広く使われるビジネスツールであり、その機能を最大限に活用することで業務の効率化や時短が可能です。特にExcelの関数は作業を自動化し、複雑な計算や分析を容易に行うことができます。
この記事では、Excel関数を駆使して業務を効率化する方法について紹介します。
Excel関数一覧
Excelを使った作業を効率化するためには、Excel関数の理解と活用が重要です。Excel関数は、さまざまな作業や計算を自動化し、効率的に行うのに役立ちます。ここでは各Excelの関数を紹介し、それぞれの関数がどのような作業に役立つか紹介します。
関連記事:Excelで行や列ごとに重複削除する方法とは? 関数やマクロも紹介
数学関数
ここでは、Excelの数学に関する関数について紹介します。
関数 | 構文 | 概要 |
SUM | SUM(数値1、数値2、…,数値255) | SUM関数は、数値の合計を求めます。 |
SUMIF | SUMIF(範囲, 検索条件, [合計範囲]) | SUMIF関数は、条件を指定して数値の合計を求めます。 |
SUMIFS | SUMIFS(合計対象範囲, 条件範囲 1, 条件 1, [条件範囲 2, 条件 2], …) | SUMIFS関数は、複数の条件を指定して数値の合計を求めます。 |
SUBTOTAL | SUBTOTAL(集計方法,範囲 1,[範囲 2],…) | 集計値や最大値、分散などさまざまな数値の値を求めることができます。 |
AGGREGATE | AGGREGATE(集計方法, オプション, 範囲 1, [範囲 2], …) | AGGREGATE 関数では、非表示の行やエラー値を無視するオプションを使用して、集計関数を利用することができます。 |
PRODUCT | PRODUCT(数値 1, [数値 2], …) | PRODUCT関数では、引数として指定されたすべての数値を乗算し、製品を返します。 |
SUMPRODUCT | SUMPRODUCT(array1, [array2], [array3], …) | SUMPRODUCT関数は、対応する範囲または配列の積の合計を返します。 |
SUMSQ | SUMSQ(数値 1, [数値 2], …) | SUMSQ関数は、引数の 2 乗の和 (平方和) を返します。 |
SUMX2PY2 | SUMX2PY2(配列 1, 配列 2) | SUMX2PY2関数は2 つの配列それぞれの平方和を合計します。 |
SUMX2MY2 | SUMX2MY2(配列 1, 配列 2) | SUMX2MY2関数は2 つの配列で対応する配列要素の平方差を合計します。 |
SUMXMY2 | SUMXMY2(配列 1, 配列 2) | SUMXMY2関数は2 つの配列で対応する配列要素の差を 2 乗し、さらにその合計を返します。 |
ROUNDDOWN | ROUNDDOWN(数値, 桁数) | ROUNDDOWN関数は数値を指定された桁数で切り捨てます。 |
TRUNC | TRUNC(数値, [桁数]) | TRUNC関数は数値の小数部を切り捨てて、整数または指定した桁数に変換します。 |
ROUNDUP | ROUNDUP(数値, 桁数) | ROUNDUP関数は数値を指定された桁数に切り上げます。 |
ROUND | ROUND(数値, 桁数) | ROUND 関数は、数値を四捨五入して指定された桁数にします。 |
INT | INT(数値) | INT関数は指定された数値を最も近い整数に切り捨てます。 |
FLOOR.MATH | FLOOR.MATH(数値, 基準値, モード) | FLOOR.MATH関数は指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を切り捨てます。 |
FLOOR | FLOOR(数値, 基準値) | FLOOR関数は指定された基準値の倍数のうち、最も近い値かつ 0 に近い値に数値を切り捨てます。 |
FLOOR.PRECISE | FLOOR.PRECISE(数値, [基準値]) | FLOOR.PRECISE関数は最も近い整数、または最も近い基準値の倍数に切り捨てる数値を返します。 |
MROUND | MROUND(数値, 倍数) | MROUND関数は目的の倍数に丸められた数値を返します。 |
CEILING.MATH | CEILING.MATH (数値, [基準値], [モード]) | CEILING.MATH関数は数値を最も近い整数、または基準値の倍数で最も近い数に切り上げます。 |
CEILING | CEILING(数値, 基準値) | CEILING関数は基準値の倍数のうち、絶対値に換算して最も近い値に切り上げられた数値を返します。 |
ISO.CEILING | ISO.CEILING(数値, [基準値]) | ISO.CEILING関数は最も近い整数に切り上げた値、または、指定された基準値の倍数のうち最も近い値を返します。 |
CEILING.PRECISE | CEILING.PRECISE(数値, [基準値]) | CEILING.PRECISE関数は最も近い整数に切り上げた値、または、指定された基準値の倍数のうち最も近い値を返します。 |
EVEN | EVEN(数値) | EVEN関数は指定した数値を最も近い偶数に切り上げた数値を返します。 |
ODD | ODD(数値) | ODD関数は数値を切り上げて、最も近い奇数にします。 |
QUOTIENT | QUOTIENT(分子, 分母) | QUOTIENT関数は除算の商の整数部を返します。 |
MOD | MOD(数値, 除数) | MOD関数は数値を除数で割ったときの剰余を返します。 |
ABS | ABS(数値) | ABS関数は数値の絶対値を返します。 |
SIGN | SIGN(数値) | SIGN関数は数値の正負を調べます。 戻り値は、数値が正の数のときは 1、0 のときは 0、負の数のときは -1 となります。 |
GCD | GCD(数値 1, [数値 2], …) | GCD関数は複数の整数の最大公約数を返します。 |
LCM | LCM(数値 1, [数値 2], …) | LCM関数は複数の整数の最小公倍数を返します。 |
FACT | FACT(数値) | FACT関数は数値の階乗を返します。数値が整数でない場合は、小数点以下が切り捨てられます。 |
FACTDOUBLE | FACTDOUBLE(数値) | FACTDOUBLE関数は数値の二重階乗を返します。 |
PERMUT | PERMUT(標本数, 抜き取り数) | PERMUT関数は標本の個数から指定した個数を選択する場合の順列を返します。 |
PERMUTATIONA | PERMUTATIONA(総数,抜き取り数) | PERMUTATIONA関数は指定した数の対象 (反復あり) から、指定した数だけ抜き取る場合の順列の数を返します。 |
COMBIN | COMBIN(総数, 抜き取り数) | COMBIN関数は指定された個数を選択するときの組み合わせの数を返します。 |
COMBINA | COMBINA(総数, 抜き取り数) | COMBINA関数は指定された個数を選択するときの組み合わせ (反復あり) の数を返します |
MULTINOMIAL | MULTINOMIAL(数値 1, [数値 2], …) | MULTINOMIALは指定された数値の和の階乗と、指定された数値の階乗の積との比を返します。つまり、多項係数を求めます。 |
SERIESSUM | SERIESSUM(x, n, m, 係数) | SERIESSUM関数は次の式で定義される「べき級数」を返します。SERIES(x,n,m,a) = a1xn+a2xn+m・・・ |
SQRT | SQRT(数値) | SQRT関数は正の平方根を返します。 |
SQRTPI | SQRTPI(数値) | SQRTPI関数は(数値 * π) の平方根を返します。 |
POWER | POWER(数値, 指数) | POWER関数は数値のべき乗を返します。 |
EXP | EXP(数値) | EXP関数はe を底とする数値のべき乗を返します。 定数 e は自然対数の底で、2.71828182845904 となります。 |
LOG | LOG(数値, [底]) | LOG関数は指定された数を底とする数値の対数を返します。 |
LOG10 | LOG10(数値) | LOG10関数は10 を底とする数値の対数を返します。 |
LN | LN(数値) | LN関数は数値の自然対数を返します。 自然対数とは、定数 e (2.71828182845904) を底とする対数のことです。 |
PI | PI() | PI関数は円周率πの近似値である数値 3.14159265358979 を返します。 |
RADIANS | RADIANS(角度) | RADIANS関数は角度をラジアンに変換します。 |
DEGREES | DEGREES(角度) | DEGREES関数はラジアンを度に変換します。 |
SIN | SIN(数値) | SIN関数は指定した角度のサインを返します。 |
COS | COS(数値) | COS関数は指定された角度のコサインを返します。 |
TAN | TAN(数値) | TAN関数は指定した角度のタンジェントを返します。 |
CSC | CSC(数値) | CSC関数はラジアンで指定された角度の余割が返されます。 |
SEC | SEC(数値) | SEC関数は角度の正割を返します。 |
COT | COT(数値) | COT関数はラジアンで指定された角度の余接を返します。 |
ASIN | ASIN(数値) | ASIN関数は数値のアークサイン (逆正弦) を返します。 アークサインとは、そのサインが数値となる角度のことです。 戻り値の角度は、-pi/2 ~ pi/2 の範囲内のラジアンで示されます。 |
ACOS | ACOS(数値) | ACOS関数は数値のアークコサイン (逆余弦) を返します。 アークコサインとは、そのコサインが数値となる角度のことです。 |
ATAN | ATAN(数値) | ATAN関数は数値のアークタンジェント (逆正接) を返します。 アークタンジェントとは、そのタンジェントが数値となる角度のことです。 |
ATAN2 | ATAN2(x 座標, y 座標) | ATAN2関数は指定された x 座標と y 座標のアークタンジェント (逆正接) を返します。 |
ACOT | ACOT(数値) | ACOT関数はコタンジェント、または逆コタンジェント、数値の主値を返します。 |
SINH | SINH(数値) | SINH関数は数値の双曲線正弦を返します。 |
COSH | COSH(数値) | COSH関数は数値の双曲線余弦を返します。 |
TANH | TANH(数値) | TANH関数は数値の双曲線正接を返します。 |
CSCH | SCH(数値) | CSCH関数はラジアンで指定された角度の双曲線余割が返されます。 |
SECH | SECH(数値) | SECH関数は角度の双曲線正割を返します。 |
COTH | COTH(数値) | COTH関数は双曲線角度の双曲線余接を返します。 |
ASINH | ASINH(数値) | ASINH関数は数値の逆双曲線正弦を返します。 逆双曲線正弦は、双曲線正弦が 数値である値であるため、ASINH(SINH(number)) は数値と等 しくなります。 |
ACOSH | ACOSH(数値) | ACOSH関数は数値の逆双曲線余弦を返します。 数値は 1 以上である必要があります。 逆双曲線余弦は、双曲線余弦が 数値である値であるため、ACOSH(COSH(number)) は 数値と等しくなります。 |
ATANH | ATANH(数値) | ATANH関数は数値の逆双曲線正接を返します。 数値は 、-1 から 1 (-1 と 1 を除く) の間である必要があります。 逆双曲線正接は、双曲線正接が 数値である値であるため、ATANH(TANH(number)) は 数値と等しくなります。 |
ACOTH | ACOTH(数値) | ACOTH関数は数値の逆双曲線余接を返します。 |
MDETERM | MDETERM(配列) | MDETERM関数は配列の行列式を返します。 |
MINVERSE | MINVERSE(配列) | MINVERSE関数は配列に格納されている行列の逆行列を返します。 |
MMULT | MMULT(配列 1, 配列 2) | MMULT関数は2 つの配列のマトリックス積を返します。 計算結果は、行数が配列 1 と同じで、列数が配列 2 と同じ配列になります。 |
MUNIT | MUNIT(ディメンション) | MUNIT関数は指定されたディメンションの単位マトリックスを返します。 |
SEQUENCE | SEQUENCE(行, [列], [開始], [目盛]) | SEQUENCE 関数では、1、2、3、4 など、配列内の連続した数値の一覧を生成することができます。 |
RANDBETWEEN | RANDBETWEEN(最小値, 最大値) | RANDBETWEEN関数は指定された範囲内の整数の乱数を返します。 ワークシートが再計算されるたびに、新しい整数の乱数が返されます。 |
RAND | RAND() | RAND 関数では、0 以上で 1 より小さい実数の乱数を返します。 ワークシートが計算されるたびに、新しい実数の乱数が返されます。 |
RANDARRAY | =RANDARRAY([行],[列],[最小],[最大値],[整数]) | RANDARRAY関数はランダムな数値の配列を返します。 入力する行と列の数、最小値と最大値、および整数または 10 進数の値を返すかどうかを指定できます。 |
文字列操作関数
ここでは、Excelの文字列操作に関する関数について紹介します。
関数 | 構文 | 概要 |
LEN | LEN(文字列) | LEN関数は文字列の文字数を返します。 |
LENB | LENB(文字列) | LENB関数は文字列のバイト数を返します。 |
LEFT | LEFT(文字列, [文字数]) | LEFT関数は文字列の先頭から指定された数の文字を返します。 |
LEFTB | LEFTB(文字列, [バイト数]) | LEFTB関数は文字列の先頭から指定されたバイト数の文字を返します。 |
RIGHT | RIGHT(文字列,[文字数]) | RIGHT関数は文字列の末尾 (右端) から指定された文字数の文字を返します。 |
RIGHTB | RIGHTB(文字列,[バイト数]) | RIGHTB関数は文字列の末尾 (右端) から指定されたバイト数の文字を返します。 |
MID | MID(文字列, 開始位置, 文字数) | MID関数は文字列の指定された位置から指定された文字数の文字を返します。 |
MIDB | MIDB(文字列, 開始位置, バイト数) | MIDB関数は文字列の任意の位置から指定されたバイト数の文字を返します。 |
FIND | FIND(検索文字列, 対象, [開始位置]) | FIND関数は指定された文字列を他の文字列の中で検索し、その文字列が最初に現れる位置を左端から数え、その番号を返します。 |
FINDB | FINDB(検索文字列, 対象, [開始位置]) | FINDB関数は指定された文字列を他の文字列の中で検索し、その文字列が最初に現れる位置を左端から数え、その番号を返します。 |
SEARCH | SEARCH(検索文字列,対象,[開始位置]) | SEARCH関数は指定された文字列を他の文字列の中で検索し、その文字列が最初に現れる位置を左端から数え、その番号を返します。 |
SEARCHB | SEARCHB(検索文字列,対象,[開始位置]) | SEARCHB関数は指定された文字列を他の文字列の中で検索し、その文字列が最初に現れる位置を左端から数え、その番号を返します。 |
REPLACE | REPLACE(文字列, 開始位置, 文字数, 置換文字列) | REPLACE関数は文字列に含まれる、指定された文字数の文字を別の文字に置き換えます。 |
REPLACEB | REPLACEB(文字列, 開始位置, バイト数, 置換文字列) | REPLACEB関数は文字列中の指定されたバイト数の文字を別の文字に置き換えます。 |
SUBSTITUTE | SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象]) | SUBSTITUTE関数はnew_textをテキスト文字列内のold_textに置き換える。 |
CONCATENATE | CONCATENATE(文字列 1 [文字列 2], …) | CONCATENATE関数は2 つ以上の文字列を 1 つの文字列に結合します。 |
CONCAT | CONCAT(テキスト1, [テキスト2],…) | CONCAT関数は複数の範囲や文字列のテキストを結合します。 |
TEXTJOIN | TEXTJOIN (区切り記号、ignore_empty、文字列 1, [文字列 2],…) | TEXTJOIN 関数は複数の範囲や文字列からのテキストを結合し、結合する各テキスト値の間に、指定した区切り記号を挿入します。 |
TRIM | TRIM(文字列) | TRIM関数は各単語間のスペースは 1 つ残し、不要なスペースをすべて削除します。 |
CLEAN | CLEAN(文字列) | CLEAN関数は印刷できない文字を文字列からすべて削除します。 |
PHONETIC | PHONETIC(参照) | PHONETIC関数は文字列からふりがなを抽出します。 |
REPT | REPT(文字列, 繰り返し回数) | REPT関数は文字列を指定された回数だけ繰り返して表示します。 |
CODE | CODE(文字列) | CODE関数はテキスト文字列内の先頭文字の数値コードを返します。 |
UNICODE | UNICODE(文字列) | UNICODE関数は文字列の最初の文字に対応する番号 (コード ポイント) を返します。 |
CHAR | CHAR(数値) | CHAR関数は数値で指定された文字を返します。 CHAR 関数は、他機種のコンピューター上にあるファイルから取得したコード ページ番号を文字に変換する場合などに使用します。 |
UNICHAR | UNICHAR(数値) | UNICHAR関数は指定された数値により参照される Unicode 文字を返します。 |
ASC | ASC(文字列) | ASC関数は2 バイト文字セット (DBCS) 言語の場合、全角 (2 バイト) 文字を半角 (1 バイト) 文字に変更します。 |
JIS | JIS(文字列) | JIS関数は文字列内の半角 (1 バイト) の文字を全角 (2 バイト) の文字に変換します。 |
YEN | YEN(数値, [桁数]) | YEN関数は指定した桁数に数値を四捨五入し、通貨形式を付けた文字列に変換します。使用される通貨形式は $#,##0.00_);($#,##0.00) です。 |
DOLLAR | DOLLAR(数値, [桁数]) | DOLLAR関数はDOLLAR 関数は、通貨形式を使用して数値をテキストに変換します。小数点は指定した桁数に丸められます。 DOLLAR は $#、##0.00_)を使用します。 |
UPPER | UPPER(文字列) | UPPER関数は文字列を大文字に変換します。 |
LOWER | LOWER(文字列) | LOWER関数は文字列に含まれる英大文字をすべて小文字に変換します。 |
TEXT | TEXT(書式設定する値, “適用する表示形式コード”) | TEXT 関数を使用すると、表示形式コードを使用して数値に書式設定を適用することで、数値の表示方法を変更することができます。 |
FIXED | FIXED(数値, [桁数], [桁区切り]) | FIXED関数は指定した桁数に四捨五入し、結果をピリオド (.) とカンマ (,) を使って書式設定した文字列に変換して返します。 |
VALUE | VALUE(文字列) | VALUE関数は数値を表す文字列を数値に変換します。 |
NUMBERVALUE | NUMBERVALUE(文字列, [Decimal_separator], [Group_separator ]) | NUMBERVALUE関数はロケールに依存しない方法で文字列を数値に変換します。 |
NUMBERSTRING | NUMBERSTRING(数値, 漢字書式) | NUMBERSTRING関数は指定した数値を漢字に変換します。 |
BAHTTEXT | BAHTTEXT(数値) | BAHTTEXT関数は数値をタイ語の文字列に変換し、バーツを表す接尾文字列を付加します。 |
ROMAN | ROMAN(数値, [書式]) | ROMAN関数はアラビア数字を、ローマ数字を表す文字列に変換します。 |
ARABIC | ARABIC(文字列) | ARABIC関数はローマ数字をアラビア数字に変換します。 |
PROPER | PROPER(文字列) | PROPER関数は英字文字列の単語の先頭の文字、および記号の次の文字を大文字に変換します。 それ以外の英字はすべて小文字にします。 |
EXACT | EXACT(文字列 1, 文字列 2) | EXACT関数は2 つの文字列を比較して、まったく同じである場合は TRUE を、そうでない場合は FALSE を返します。 EXACT 関数では、大文字と小文字は区別されますが、書式の違いは無視されます。 |
T | T(値) | T関数は指定した値が表している文字列を返します。 |
LET | LET (name1、name_value1、calculation_or_name2、[name_value2、calculation_or_name3…]) | LET関数は計算結果に名前を割り当てます。 |
LAMBDA | LAMBDA([parameter1, parameter2, …,] calculation) | LAMBDA関数はを使用して、再利用可能なカスタム関数を作成し、フレンドリ名で呼び出します。 新しい関数はブック全体で使用でき、ネイティブ Excel 関数と同様に呼び出されます。 |
検索・行列関数
ここでは、Excelの検索・行列に関する関数について紹介します。
関数 | 構文 | 概要 |
XLOOKUP | XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り配列, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード]) | XLOOKUP関数は範囲または配列を検索し、最初に見つかった一致に対応する項目を返します。 一致するものがない場合、XLOOKUP は最も近い (近似) 一致を返します。 |
VLOOKUP | VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索の型]) | VLOOKUP関数はテーブルまたは範囲の内容を行ごとに検索します。 |
HLOOKUP | HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, [検索の型]) | HLOOKUP関数はテーブルの上端行または配列内の特定の値を検索し、テーブルまたは配列内の指定した行から同じ列の値を返します。 |
LOOKUP | LOOKUP(検査値, 検査範囲, [対応範囲]) | LOOKUP関数はベクトル形式の LOOKUP 関数は、1 行または 1 列のみのセル範囲 (ベクトル) で値を検索し、値が見つかると、範囲の次の行または列の同じ位置にある値を返します。 |
CHOOSE | CHOOSE(インデックス, 値 1, [値 2], …) | CHOOSE関数はインデックスを使用して、値引数のリストから値を返します。 |
INDEX | INDEX(配列, 行番号, [列番号]) | INDEX 関数はテーブルまたはセル範囲にある値、あるいはその値のセル参照を返します。 |
OFFSET | OFFSET(基準, 行数, 列数, [高さ], [幅]) | OFFSET関数はセルまたはセル範囲から指定された行数と列数だけシフトした位置にあるセル範囲の参照を返します。 |
COLUMN | COLUMN([範囲]) | COLUMN関数は指定された セル参照の列番号を返します。 |
ROW | ROW([範囲]) | ROW関数は引数として指定された配列の行番号を返します。 |
MATCH | MATCH(検査値, 検査範囲, [照合の型]) | MATCH関数は範囲 のセルの範囲で指定した項目を検索し、その範囲内の項目の相対的な位置を返します。 |
XMATCH | XMATCH(lookup_value, lookup_array, [match_mode], [search_mode]) | XMATCH関数は指定された項目を配列内またはセル範囲内で検索し、項目の相対位置を返します。 |
COLUMNS | COLUMNS(配列) | COLUMNS関数は配列またはセル参照の列数を返します。 |
ROWS | ROWS(配列) | ROWS関数はセル範囲または配列の行数を返します。 |
AREAS | AREAS(範囲) | AREAS関数は指定された範囲に含まれる領域の個数を返します。 連続したセル範囲、または 1 つのセルが領域と見なされます。 |
INDIRECT | INDIRECT(参照文字列, [参照形式]) | INDIRECT関数は指定される文字列への参照を返します。 セル参照はすぐに計算され、結果としてセルの内容が表示されます。 |
ADDRESS | ADDRESS(行番号, 列番号, [参照の型], [a1], [シート名]) | ADDRESS関数を使うと、行番号と列番号を指定して、ワークシート内のセルのアドレスを取得できます。 |
TRANSPOSE | TRANSPOSE(配列) | TRANSPOSE関数は縦方向のセル範囲を横方向に、横方向のセル範囲を縦方向に変換します。 |
FILTER | FILTER(array,include,[if_empty]) | FILTER関数は定義した条件に基づいてデータの範囲をフィルター処理できます。 |
UNIQUE | UNIQUE(array,[by_col],[exactly_once]) | UNIQUE関数は一覧または範囲内の一意の値の一覧を返します。 |
SORT | SORT(array,[sort_index],[sort_order],[by_col]) | SORT関数は範囲または配列の内容を並べ替えます。 |
SORTBY | SORTBY(array, by_array1, [sort_order1], [by_array2, sort_order2],…) | SORTBY関数は範囲または配列の内容を、対応する範囲または配列の値に基づいて並べ替えます。 |
HYPERLINK | HYPERLINK(リンク先, [別名]) | HYPERLINK 関数では、現在のブックの別の場所にジャンプするか、ネットワーク サーバー、イントラネット、またはインターネットに保存されているドキュメントを開くショートカットを作成します。 |
GETPIVOTDATA | GETPIVOTDATA(data_field, pivot_table, [field1, item1, field2, item2], …) | GETPIVOTDATA関数はピボットテーブルから表示データを返します。 |
RTD | RTD(プログラム ID, サーバー, トピック 1, [トピック 2], …) | RTD関数はCOM オートメーションに対応するプログラムからリアルタイムのデータを取得します。 |
FIELDVALUE | FIELDVALUE(値, フィールド名) | FIELDVALUE関数は株式や地理のデータの種類のようにリンクされたデータの種類からフィールド データを取得することができます。 |
データベース関数
ここでは、Excelのデータベースに関する関数について紹介します。
関数 | 構文 | 概要 |
DCOUNT | DCOUNT(データベース, フィールド, 検索条件) | DCOUNT関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードの中で数値が入力されているセルの個数を返します。 |
DCOUNTA | DCOUNTA(データベース, フィールド, 検索条件) | DCOUNTA関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードの中の空白でないセルの個数を返します。 |
DSUM | DSUM(データベース, フィールド, 検索条件) | DSUM関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードの合計を返します。 |
DAVERAGE | DAVERAGE(データベース, フィールド, 検索条件) | DAVERAGE関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードの平均値を返します。 |
DPRODUCT | DPRODUCT(データベース, フィールド, 検索条件) | DPRODUCT関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードの積を返します。 |
DMAX | DMAX(データベース, フィールド, 検索条件) | DMAX関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードの最大値を返します。 |
DMIN | DMIN(データベース, フィールド, 検索条件) | DMIN関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードの最小値を返します。 |
DGET | DGET(データベース, フィールド, 検索条件) | DGET関数はリストまたはデータベースの列から指定された条件を満たす 1 つの値を抽出します。 |
DVAR | DVAR(データベース, フィールド, 検索条件) | DVAR関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードを標本と見なして、母集団の分散を返します。 |
DVARP | DVARP(データベース, フィールド, 検索条件) | DVARP関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードを母集団全体と見なして、母集団の分散を返します。 |
DSTDEV | DSTDEV(データベース, フィールド, 検索条件) | DSTDEV関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードを標本と見なして、母集団の標準偏差を返します。 |
DSTDEVP | DSTDEVP(データベース, フィールド, 検索条件) | DSTDEVP関数はリストまたはデータベースのレコードで指定されたフィールド (列) を検索し、条件を満たすレコードを母集団全体と見なして、母集団の標準偏差を返します。 |
情報関数
ここでは、Excelの情報に関する関数について紹介します。
関数 | 構文 | 概要 |
CELL | CELL(検査の種類, [対象範囲]) | CELL関数はセルの書式、位置、または内容に関する情報を返します。 |
ISBLANK | ISBLANK(対象) | ISBLANK関数はは参照セルが空白かどうかを調べる関数です。 |
ISERROR | IsError ( expression ) | ISERROR関数は式 がエラー値かどうかを示す Boolean 値を返します。 |
ISERR | ISERR(cellreference ) | ISERR関数はセル参照の値が、#N/A を除くエラーの種類である場合は TRUE を返します。 |
ISNA | ISNA(テストの対象) | ISNA関数は指定された値をチェックして、その結果に従って TRUE または FALSE を返します。 |
ISTEXT | ISTEXT(テストの対象) | ISTEXT関数はテストの対象が文字列を参照するとき TRUE を返します。 |
ISNONTEXT | ISNONTEXT(テストの対象) | ISNONTEXT関数は値は、テキストではない項目を参照します。 (値が空白のセルを参照している場合、この関数は TRUE を返します。 |
ISNUMBER | ISNUMBER(テストの対象) | ISNUMBER関数はテストの対象が数値を参照するとき TRUE を返します。 |
ISEVEN | ISEVEN(数値) | ISEVEN関数は数値が偶数のとき TRUE を返し、奇数のとき FALSE を返します。 |
ISODD | ISODD(数値) | ISODD関数は数値が奇数のとき TRUE を返し、偶数のとき FALSE を返します。 |
ISLOGICAL | ISLOGICAL(テストの対象) | ISLOGICAL関数は指定された値をチェックして、その結果に従って TRUE または FALSE を返します。 |
ISFORMULA | ISFORMULA(範囲) | ISFORMULA関数は数式が含まれるセルへの参照があるかどうかを確認し、TRUE または FALSE を返します。 |
FORMULATEXT | FORMULATEXT(参照) | FORMULATEXT関数は数式を文字列として返します。 |
ISREF | ISREF(テストの対象) | ISREF関数はテストの対象がセル範囲を参照するとき TRUE を返します。 |
INFO | INFO(検査の種類) | INFO関数は現在の操作環境についての情報を返します。 |
SHEET | SHEET(値) | SHEET関数は参照シートのシート番号を返します。 |
SHEETS | SHEETS(範囲) | SHEETS関数は範囲内のシート数を返します。 |
ERROR.TYPE | ERROR.TYPE(エラー値) | ERROR.TYPE関数はMicrosoft Excel のいずれかのエラー値に対応する数値を返すか、エラーが存在しない場合は #N/A エラーを返します。 |
TYPE | TYPE(値) | TYPE関数は値のデータ型を返します。 セルに入力されている値のデータ型によって動作が異なる関数を使う場合、TYPE 関数を使用します。 |
NA | NA( ) | NAはエラー値 #N/A を返します。 |
N | N(値) | N関数は値を数値に変換します。 |
日付・時刻関数
ここでは、Excelの日付・時刻に関する関数について紹介します。
関数 | 構文 | 概要 |
TODAY | TODAY() | TODAY関数は現在の日付に対応するシリアル値を返します。 シリアル値とは、Excel で日付や時刻の計算に使用されるコードのことです。 |
NOW | Now() | NOW関数は現在の日付と時刻に対応するシリアル値を返します。 |
YEAR | YEAR(シリアル値) | YEAR関数は日付に対応する年を返します。 戻り値は、1900 (年) ~ 9999 (年) の範囲の整数となります。 |
MONTH | MONTH(シリアル値) | MONTH関数はデータに含まれる月をシリアル値で返します。 戻り値は 1 (月) ~ 12 (月) の範囲の整数となります。 |
DAY | DAY(シリアル値) | DAY関数はシリアル番号で表された、日付の日情報を返します。 日情報は 1 ~ 31 の範囲内の整数で示されます。 |
MINUTE | MINUTE(シリアル値) | MINUTE関数は時刻の分を返します。 戻り値は 0 (分) ~ 59 (分) の範囲の整数となります。 |
SECOND | SECOND(シリアル値) | SECOND関数は時刻の秒を返します。 戻り値は 0 (秒) ~ 59 (秒) の範囲の整数となります。 |
HOUR | HOUR(シリアル値) | HOUR関数は時刻から時間の値を返します。 戻り値は 0 (午前 0 時) ~ 23 (午後 11 時) の範囲の整数となります。 |
WEEKDAY | WEEKDAY(シリアル値,[週の基準]) | WEEKDAY関数は日付に対応する曜日を返します。 既定では、戻り値は 1 (日曜) から 7 (土曜) までの範囲の整数となります。 |
WEEKNUM | WEEKNUM(シリアル値,[週の基準]) | WEEKNUM関数は特定の日付が第何週目に当たるかを返します。 たとえば、1 月 1 日を含む週がその年の最初の週で、第 1 週になります。 |
ISOWEEKNUM | ISOWEEKNUM(日付) | ISOWEEKNUM関数は指定された日付のその年における ISO 週番号を返します。 |
DATESTRING | DATESTRING(シリアル値) | DATESTRING関数は日付のシリアル値から直接和暦を表示させることができる関数です。 |
DATEVALUE | DATEVALUE(日付文字列) | DATEVALUE関数は文字列として格納された日付を、Excel で日付として認識できるシリアル値に変換します。 たとえば、数式 =DATEVALUE(“1/1/2008”) は、2008 年 1 月 1 日のシリアル値である 39448 を返します。 |
DATE | DATE(年,月,日) | DATE関数は特定の日付を表す連続したシリアル値を返します。 |
TIMEVALUE | TIMEVALUE(時刻文字列) | TIMEVALUE関数は文字列で表された時刻を小数に変換します。 この小数は 0 ~ 0.99988426 の範囲内の値であり、0:00:0 (午前 00 時) から 23:59:59 (午後 11 時 59 分 59 秒) までの時刻を表します。 |
TIME | TIME(時, 分, 秒) | TIME関数は指定した時刻に対応する小数を返します。 |
EOMONTH | EOMONTH(開始日, 月) | EOMONTH関数は開始日から起算して、指定された月数だけ前または後の月の最終日に対応するシリアル値を返します。 |
EDATE | EDATE(開始日, 月) | EDATE関数は開始日から起算して、指定された月数だけ前または後の日付に対応するシリアル値を返します。 |
WORKDAY | WORKDAY(開始日, 日数, [祝日]) | WORKDAY関数は開始日から起算して、指定された稼動日数だけ前または後の日付に対応する値を返します。 稼動日とは、土曜、日曜、および指定された祝日を除く日のことです。 |
WORKDAY.INTL | WORKDAY.INTL(開始日, 日数, [週末], [休日]) | WORKDAY.INTL関数はユーザー設定の週末パラメーターを使用して、開始日から起算して指定した稼働日数だけ前または後の日付のシリアル値を返します。 |
DAYS | DAYS(終了日, 開始日) | DAYS関数は2 つの日付間の日数を返します。 |
DAYS360 | DAYS360(開始日,終了日,[方式]) | DAYS360関数はDAYS360 関数は、一部の会計計算に使用される 1 年 360 日 (30 日×12 か月) の計算方式に基づいて、2 つの日付の間の日数を返します。 |
NETWORKDAYS | NETWORKDAYS(開始日, 終了日, [祭日]) | NETWORKDAYS関数は開始日から終了日までの期間に含まれる稼動日の日数を返します。 稼働日とは、土曜、日曜、および指定された休日を除く日のことです。 |
NETWORKDAYS.INTL | NETWORKDAYS.INTL(開始日, 終了日, [週末], [休日]) | NETWORKDAYS.INTL関数は週末の曜日とその日数を示すパラメーターを使用して、2 つの日付の間の稼働日数を返します。 週末および休日として指定した日はすべて、稼働日と見なされません。 |
DATEDIF | DATEDIF(開始日,終了日,単位) | DATEDIF関数は2 つの日付の間の日数、月数、または年数を計算します。 |
YEARFRAC | YEARFRAC(開始日, 終了日, [基準]) | YEARFRAC関数は2 つの日付 (start_date と end_date)の間の全日数が1年間に対して占める割合を計算します。 |
論理関数
ここでは、Excelの論理に関する関数について紹介します。
関数 | 構文 | 概要 |
IF | IF(論理式, [値が真の場合], [値が偽の場合]) | IF関数はある値と期待値を論理的に比較できます。 |
AND | AND (logical1, [logical2], …) | テストのすべての条件が TRUE かどうかを調べるには、論理関数の 1 つである AND 関数を使用します。 |
OR | OR(論理式1, [論理式2], …) | テストの任意の条件が TRUE かどうかを調べるには、論理関数の 1 つである OR 関数を使用します。 |
XOR | XOR(論理式 1, [論理式 2],…) | XOR関数はすべての引数の論理排他的 Orを返します。 |
IFS | IFS(logical_test1, value_if_true1, [logical_test2, value_if_true2], [logical_test3, value_if_true3],…) | IFS関数は1 つ以上の条件が満たされているかどうかをチェックして、最初の TRUE 条件に対応する値を返します。 |
SWITCH | SWITCH(式, value1, result1, [既定値または value2, result2],…[既定値または value3, result3]) | SWITCH関数は(式と呼ばれる) 1 つの値に対して値の一覧を評価し、最初に一致する値に対応する結果を返します。 |
NOT | NOT(論理値) | ある値が別の値と等しくないことを確認するには、NOT 関数と、論理関数のいずれかを使用します。 |
IFERROR | IFERROR(値, エラーの場合の値) | IFERROR関数を使用して、数式内のエラーをトラップして処理できます。 IFERROR は、数式がエラーと評価される場合に指定した値を返します。それ以外の場合は、数式の結果が返されます。 |
IFNA | IFNA(値, value_if_na) | IFNA関数は数式がエラー値またはエラー値を返す場合#N値を返します。それ以外の場合は、数式の結果が返されます。 |
TRUE | TRUE() | 論理値 TRUE を返します。 |
FALSE | FALSE() | 論理値 FALSE を返します。 |
統計関数
ここでは、Excelの統計に関する関数について紹介します。
関数 | 構文 | 概要 |
COUNT | COUNT(値 1, [値 2], …) | COUNT関数は数値を含むセルの個数、および引数リストに含まれる数値の個数を数えます。 |
COUNTA | COUNTA(値 1, [値 2], …) | COUNTA関数は範囲に含まれる空白ではないセルの個数を返します。 |
COUNTBLANK | COUNTBLANK(range) | COUNTBLANK関数はセル範囲の空のセルの数をカウントします。 |
COUNTIF | COUNTIF(範囲, 検索条件) | COUNTIF関数は1 つの検索条件に一致するセルの個数を返します。 |
COUNTIFS | COUNTIFS (条件範囲 1, 検索条件 1, [条件範囲 2, 検索条件 2],…) | COUNTIFS関数は複数の範囲のセルに条件を適用して、すべての条件が満たされた回数をカウントします。 |
AVERAGE | AVERAGE(数値 1, [数値 2], …) | AVERAGE関数は引数の平均 (算術平均) を返します。 |
AVERAGEA | AVERAGEA(値 1、[値 2], …) | AVERAGEA関数は引数リストに含まれる値の平均 (算術平均) を計算します。 |
AVERAGEIF | AVERAGEIF(範囲, 検索条件, [平均範囲]) | AVERAGEIF関数は範囲内の条件に一致するすべてのセルの平均値 (算術平均) を返します。 |
AVERAGEIFS | AVERAGEIFS(平均範囲, 条件範囲 1, 条件 1, [条件範囲 2, 条件 2], …) | AVERAGEIFS関数は複数の検索条件に一致するすべてのセルの平均値 (算術平均) を返します。 |
TRIMMEAN | TRIMMEAN(配列, 割合) | TRIMMEAN関数は、データ全体の上限と下限から一定の割合のデータを切り落とし、残りの項の平均値を返します。 |
GEOMEAN | GEOMEAN(数値 1, [数値 2], …) | GEOMEAN関数は正の数から成るデータの配列または範囲の相乗平均を返します。 |
HARMEAN | HARMEAN(数値 1, [数値 2], …) | HARMEAN関数は1 組の数値の調和平均を返します。 調和平均は、逆数の算術平均に対する逆数として定義されます |
MAX | MAX(数値 1, [数値 2], …) | MAX関数は一連の引数のうち、最大の数値を返します。 |
MAXA | MAXA(数値 1,[数値 2],…) | MAXA関数は一連の引数のうち、最大の値を返します。 |
MAXIFS | MAXIFS(最大範囲, 条件範囲 1, 条件 1, [条件範囲 2, 条件 2], …) | MAXIFS関数は条件セットで指定されたセルの中の最大値を返します。 |
MIN | MIN(数値 1, [数値 2], …) | MIN関数は一連の引数のうち、最小の数値を返します。 |
MINA | MINA(数値 1, [数値 2], …) | MINA関数は一連の引数のうち、最小の数値を返します。 |
MINIFS | MINIFS(最少範囲, 条件範囲 1, 条件 1, [条件範囲 2, 条件 2], …) | MINIFS関数は条件セットで指定されたセルの中の最小値を返します。 |
FREQUENCY | FREQUENCY(データ配列, 区間配列) | FREQUENCY関数は範囲内でのデータの頻度分布を計算し、縦方向の数値の配列として返します。 |
MEDIAN | MEDIAN(数値 1, [数値 2], …) | MEDIAN関数は引数リストに含まれる数値のメジアン (中央値) を返します。 メジアンとは、一連の数値の中央にくる数値のことです。 |
MODE | MODE(数値 1,[数値 2],…) | MODE関数は配列またはデータ範囲で最も頻繁に発生する値 (繰り返し) の値を返します。 |
MODE.SNGL | MODE.SNGL(数値 1,[数値 2],…) | MODE.SNGL関数は配列またはセル範囲として指定されたデータの中で、最も頻繁に出現する値 (モード) を返します。 |
MODE.MULT | MODE.MULT((数値 1,[数値 2],…) | MODE.MULT関数は配列またはセル範囲として指定されたデータの中で、最も頻繁に出現する縦方向の配列 (モード) を返します。 |
LARGE | LARGE(配列,率) | LARGE関数は指定されたデータの中で k 番目に大きなデータを返します。 この関数を使用すると、相対的な順位に基づいて値を選択することができます。 |
SMALL | SMALL(範囲,順位) | SMALL関数は指定されたデータの中で、k 番目に小さなデータを返します。 この関数を使用して、データ セット内の特定の相対位置にある値を返します。 |
RANK.EQ | RANK.EQ(数値,範囲,[順序]) | RANK.EQ関数は数値のリスト内の数値の順位を返します。 |
RANK | RANK(数値,範囲,[順序]) | RANK関数は数値のリスト内の数値のランクを返します。 |
RANK.AVG | RANK.AVG(数値,範囲,[順序]) | RANK.AVG関数は数値のリストの中で、指定した数値の順位を返します。返される順位は、範囲内の他の値との相対的な位置になります。 |
PERCENTILE.INC | PERCENTILE.INC(配列,率) | PERCENTILE.INC関数は特定の範囲に含まれるデータの第 k 百分位数に当たる値を返します (k は 0 ~ 1 の範囲の値)。 |
PERCENTILE | PERCENTILE(配列,率) | PERCENTILE関数は配列のデータの中で、百分率で率に位置する値を返します。 |
PERCENTILE.EXC | PERCENTILE.EXC(配列,k) | PERCENTILE.EXC関数は範囲内の値の k 番目のパーセンタイルを返します。ここで、k は 0..1 の範囲にあり、排他的です。 |
PERCENTRANK.INC | PERCENTRANK.INC(配列,x,[有効桁数]) | PERCENTRANK.INC関数は配列内での値の順位を百分率 (0 ~ 1、0 および 1 を含む) で返します。 |
PERCENTRANK | PERCENTRANK(配列,x,[有効桁数]) | PERCENTRANK関数は配列内での値の順位を百分率で返します。 |
PERCENTRANK.EXC | PERCENTRANK.EXC(配列,X,[有効桁数]) | PERCENTRANK.EXC関数は配列内での値の順位を百分率 (0 より大きく 1 より小さい) で返します。 |
QUARTILE.INC | QUARTILE.INC(配列,戻り値) | QUARTILE.INC関数は0 ~ 1 の間 (0 および 1 を含む) の百分率の値に基づいて、データの配列の四分位数を返します。 |
QUARTILE | QUARTILE(配列,戻り値) | QUARTILE関数は配列に含まれるデータから四分位数を抽出します。 |
QUARTILE.EXC | QUARTILE.EXC(配列,戻り値) | QUARTILE.EXC関数は0 ~ 1 の間 (0 および 1 を除く) の百分率の値に基づいて、データの配列の四分位数を返します。 |
VAR.P | VAR.P(数値 1,[数値 2],…) | VAR.P関数は引数を母集団全体と見なし、母集団の分散 (標本分散) を返します (母集団内の論理値と文字列は無視します)。 |
VARP | VARP(数値 1,[数値 2],…) | VARP関数は母集団全体に基づいて分散を計算します。 |
VARPA | VARPA(値 1, [値 2], …) | VARPA関数は母集団全体に基づいて分散を計算します。 |
VAR.S | VAR.S(数値 1,[数値 2],…) | VAR.S関数は引数を正規母集団の標本と見なし、標本に基づいて母集団の分散の推定値 (不偏分散) を返します (標本内の論理値と文字列は無視します)。 |
VAR | VAR(数値 1,[数値 2],…) | VAR関数は標本に基づいて母集団の分散の推定値 (不偏分散) を返します。 |
VARA | VARA(値 1, [値 2], …) | VARA関数は標本に基づいて母集団の分散の推定値 (不偏分散) を返します。 |
STDEV.P | STDEV.P(数値 1,[数値 2],…) | STDEV.P関数は引数を母集団全体であると見なして、母集団の標準偏差を返します (論理値と文字列は除く)。 |
STDEVP | STDEVP(数値 1,[数値 2],…) | STDEVP関数は引数を母集団全体であると見なして、母集団の標準偏差を計算します。 |
STDEVPA | STDEVPA(値 1, [値 2], …) | STDEVPA関数は文字列や論理値を含む引数を母集団全体と見なして、母集団の標準偏差を計算します。 |
STDEV.S | STDEV.S(数値 1,[数値 2],…) | STDEV.S関数は引数を標本と見なし、標本に基づいて母集団の標準偏差の推定値を返します (標本の論理値と文字列は無視)。 |
STDEV | STDEV(数値 1,[数値 2],…) | STDEV関数は標本に基づいて標準偏差の推定値を計算します。 |
STDEVA | STDEVA(値 1, [値 2], …) | STDEVA関数は標本に基づいて標準偏差の推定値を計算します。 |
AVEDEV | AVEDEV(数値 1, [数値 2], …) | AVEDEV関数はデータ ポイントの平均値に対する絶対偏差の平均を返します。 AVEDEV 関数はデータ セット内のばらつき度合いを測定するときに使用します。 |
DEVSQ | DEVSQ(数値 1, [数値 2], …) | DEVSQ関数は標本の平均値に対する各データの偏差の平方和を返します。 |
STANDARDIZE | STANDARDIZE(x, 平均, 標準偏差) | STANDARDIZE関数は平均と標準偏差で決定される分布を対象に、正規化された値を返します。 |
SKEW | SKEW(数値 1, [数値 2], …) | SKEW関数は分布の歪度を返します。 歪度は、平均値周辺分布の両側の非対称度を表します。 |
SKEW.P | SKEW.P(数値 1, [数値 2],…) | SKEW.P関数は母集団に基づく分布の歪度を返します。歪度とは、分布の平均値周辺での両側の非対称度を表す値です |
KURT | KURT(数値 1, [数値 2], …) | KURT関数はデータセットの尖度を返します。 尖度は、正規分布と比較した場合の分布の相対的なピークまたはフラットネスを特徴付けます。 |
FORECAST | FORECAST(x, 既知の y, 既知の x) | FORECAST関数は既存の値を使用して将来の値を計算または予測します。 将来の値は、指定された x 値の y 値です。 既存の値は既知の x 値と y 値であり、将来の値は線形回帰を使用して予測されます。 |
FORECAST.LINEAR | FORECAST.LINEAR(x, 既知の y, 既知の x) | FORECAST.LINEAR関数は既存の値を使用して将来の値を計算または予測します。 将来の値は、指定された x 値の y 値です。 既存の値は既知の x 値と y 値であり、将来の値は線形回帰を使用して予測されます。 |
TREND | =TREND(known_y’s, [known_x’s], [new_x’s], [const]) | TREND関数は線形傾向に沿って値を返します。 これは、(最小二乗のメソッドを使用して) 直線を配列のknown_yとknown_xのに適合させます。 TREND は、指定したnew_xの配列に対して、その行に沿った y 値を返します。 |
SLOPE | SLOPE(既知の y, 既知の x) | SLOPE関数は既知の y と既知の x のデータ要素を通じて回帰直線の傾きを返します。 |
INTERCEPT | INTERCEPT(既知の y, 既知の x) | INTERCEPT関数は既知の x と既知の y を通過する線形回帰直線の切片を計算します。 切片は、既知の x と既知の y を通過する最適な回帰直線に基づいています。 |
LINEST | LINEST(既知の y, [既知の x], [定数], [補正]) | LINEST関数は”最小二乗法” を使って指定したデータに最もよく適合する直線を算出し、この直線を記述する配列を返すことによって直線の補正項を計算します。 |
STEYX | STEYX(既知の y, 既知の x) | STEYX関数は回帰直線上の予測値の標準誤差を返します。 |
RSQ | RSQ(既知の y,既知の x) | RSQ関数は既知の y と既知の x のデータ ポイントからピアソンの積率相関係数の 2 乗を返します。 |
FORECAST.ETS | FORECAST.ETS(目標期日, 値, タイムライン, [季節性], [データ コンプリート], [集計]) | FORECAST.ETS関数は指数三重平滑化 (ETS) アルゴリズムの AAA バージョンを使用して、既存の (履歴) 値に基づき将来の値を計算または予測します。 |
FORECAST.ETS.CONFINT | FORECAST.ETS.CONFINT(目標期日, 値, タイムライン, [信頼レベル], [季節性], [データ コンプリート], [集計]) | FORECAST.ETS.CONFINT関数は指定の目標期日における予測値について信頼区間を返します。 |
FORECAST.ETS.SEASONALITY | FORECAST.ETS.SEASONALITY(値, タイムライン, [データ コンプリート], [集計]) | FORECAST.ETS.SEASONALITY関数はExcel が指定の時系列に対して検出する繰り返しパターンの長さを返します。 |
FORECAST.ETS.STAT | FORECAST.ETS.STAT(値, タイムライン, 統計の種類, [季節性], [データ コンプリート], [集計]) | FORECAST.ETS.STAT関数は時系列予測の結果として統計値を返します。 |
GROWTH | GROWTH(既知の y, [既知の x], [新しい x], [定数]) | GROWTH関数は既存のデータを使用して、予想される指数曲線的な増分を計算します。 既存の x 値と y 値を使用して指定する、一連の新しい x 値に対する y 値を返します。 |
LOGEST | LOGEST(既知の y, [既知の x], [定数], [補正]) | 回帰分析では、LOGEST 関数はデータに適合する指数曲線を計算し、曲線を記述する値の配列を返します。 |
CORREL | CORREL(配列 1, 配列 2) | CORREL関数は2 つのセル範囲の相関係数を返します。 相関係数は、2 つの特性の関係を判断するときに使用します。 |
PEARSON | PEARSON(配列 1, 配列 2) | PEARSON関数はピアソンの積率相関係数 r の値を返します。r は -1.0 から 1.0 の範囲の数値で、2 組のデータ間での線形相関の程度を示します。 |
COVARIANCE.P | COVARIANCE.P(配列 1,配列 2) | COVARIANCE.P関数は母共分散 (2 組の対応するデータ間での標準偏差の積の平均値) を返します。 共分散を利用することによって、2 組のデータの相関関係を分析することができます。 |
COVAR | COVAR(配列 1,配列 2) | COVAR関数は共分散 (2 組の対応するデータ間での標準偏差の積の平均値) を返します。 |
COVARIANCE.S | COVARIANCE.S(配列 1,配列 2) | COVARIANCE.S関数は2 つのデータ セットにある 2 組の対応するデータ間での標準偏差の積の平均値を計算し、標本の共分散を返します。 |
CONFIDENCE.NORM | CONFIDENCE.NORM(α,標準偏差,標本数) | CONFIDENCE.NORM関数は信頼区間の値の範囲です。 標本平均 x はこの範囲の中心にあり、範囲は x ± CONFIDENCE.NORM となります。 |
CONFIDENCE | CONFIDENCE(α,標準偏差,標本数) | CONFIDENCE関数は正規分布を使用して、母集団の平均に対する信頼区間を求めます。 |
CONFIDENCE.T | CONFIDENCE.T(α,標準偏差,標本数) | CONFIDENCE.T関数はスチューデントの T 分布を使用して、母集団に対する信頼区間を返します。 |
PROB | PROB(x 範囲, 確率範囲, [下限], [上限]) | PROB関数は指定した範囲に含まれる値が上限と下限との間に収まる確率を返します。 |
BINOM.DIST | BINOM.DIST(成功数,試行回数,成功率,関数形式) | BINOM.DIST関数は単一項の二項分布確率を返します。 |
BINOMDIST | BINOMDIST(成功数,試行回数,成功率,関数形式) | BINOMDIST関数は単一項の二項分布確率を返します。 |
BINOM.DIST.RANGE | BINOM.DIST.RANGE(試行回数,成功率,成功数,[成功数 2]) | BINOM.DIST.RANGE関数は二項分布を使用した試行結果の確率を返します。 |
BINOM.INV | BINOM.INV(試行回数,成功率,α) | BINOM.INV関数は累積二項分布が基準値以上になる最小値を返します。 |
CRITBINOM | CRITBINOM(試行回数,成功率,α) | CRITBINOM関数は累積二項分布が基準値以上になる最小値を返します。 |
NEGBINOM.DIST | NEGBINOM.DIST(失敗数,成功数,成功率,関数形式) | NEGBINOM.DIST関数は負の二項分布の確率関数の値を返し、試行の成功率が一定のとき、成功数で指定した回数の試行が成功する前に、失敗数で指定した回数の試行が失敗する確率を計算できます。 |
NEGBINOMDIST | NEGBINOMDIST(失敗数,成功数,成功率) | NEGBINOMDIST関数は負の二項分布の確率関数値を返します。 |
HYPGEOM.DIST | HYPGEOM.DIST(標本の成功数,標本数,母集団の成功数,母集団の大きさ,関数形式) | 超幾何分布を返します。 HYPGEOM.DIST は、指定された標本の成功数、指定された標本数、母集団の成功数、母集団の大きさの確率を返します。 |
HYPGEOMDIST | HYPGEOMDIST(標本の成功数,標本数,母集団の成功数,母集団の大きさ) | 超幾何分布を返します。 HYPGEOMDIST は、指定された標本の成功数、指定された標本数、母集団の成功数、母集団の大きさの確率を返します。 |
POISSON.DIST | POISSON.DIST(イベント数,平均,関数形式) | POISSON.DIST関数はポアソン確率の値を返します。 |
POISSON | POISSON(イベント数,平均,関数形式) | POISSON関数はポアソン確率の値を返します。 |
NORM.DIST | NORM.DIST(x,平均,標準偏差,関数形式) | NORM.DIST関数は指定した平均と標準偏差に対する正規分布関数の値を返します。 |
NORMDIST | NORMDIST(x,平均,標準偏差,関数形式) | NORMDIST関数は指定した平均と標準偏差に対する正規分布関数の値を返します。 |
NORM.INV | NORM.INV(確率,平均,標準偏差) | NORM.INV関数は指定した平均と標準偏差に対する正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。 |
NORMINV | NORMINV(確率,平均,標準偏差) | NORMINV関数は指定した平均と標準偏差に対する正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。 |
NORM.S.DIST | NORM.S.DIST(z,関数形式) | NORM.S.DIST関数は標準正規分布の累積分布関数の値を返します。この分布は、平均が 0 (ゼロ) で標準偏差が 1 である正規分布に対応します。 |
NORMSDIST | NORMSDIST(z) | NORMSDIST関数は標準正規分布の累積分布関数の値を返します。 この分布は、平均が 0 (ゼロ) で標準偏差が 1 である正規分布に対応します。 |
NORM.S.INV | NORM.S.INV(確率) | NORM.S.INV関数は標準正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。 この分布は、平均が 0 で標準偏差が 1 である正規分布に対応します。 |
NORMSINV | NORMSINV(確率) | NORMSINV関数は標準正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。 この分布は、平均が 0 で標準偏差が 1 である正規分布に対応します。 |
PHI | PHI(x) | PHI関数は標準正規分布の密度関数の値を返します。 |
GAUSS | GAUSS(z) | GAUSS関数は標準正規母集団のメンバーが、平均と平均から標準偏差の z 倍の範囲になる確率を計算します。 |
LOGNORM.DIST | LOGNORM.DIST(x,平均,標準偏差,関数形式) | LOGNORM.DIST関数はx の対数正規分布の分布関数の値を返します。ln(x) は、引数平均と標準偏差による正規型分布です。 |
LOGNORMDIST | LOGNORMDIST(x,平均,標準偏差) | LOGNORMDIST関数はx の対数正規分布の分布関数の値を返します。ln(x) は、引数平均と標準偏差による正規型分布です。 |
LOGNORM.INV | LOGNORM.INV(確率, 平均値, 標準偏差) | LOGNORM.INV関数はx の対数正規型の累積分布関数の逆関数を返します。ln(x) は、引数平均と標準偏差による正規型分布です。 |
LOGINV | LOGINV(確率, 平均, 標準偏差) | LOGINV関数はx の対数正規型の累積分布関数の逆関数を返します。ln(x) は、引数平均と標準偏差による正規型分布です。 |
CHISQ.DIST | CHISQ.DIST(x,自由度,関数形式) | CHISQ.DIST関数はカイ 2 乗分布を返します。 |
CHISQ.DIST.RT | CHISQ.DIST.RT(x,自由度) | CHISQ.DIST.RT関数はカイ 2 乗分布の右側確率の値を返します。 |
CHIDIST | CHIDIST(x,自由度) | CHIDIST関数はカイ 2 乗分布の右側確率の値を返します。 χ2 分布は χ2 検定と関連しています。 |
CHISQ.INV | CHISQ.INV(確率,自由度) | CHISQ.INV関数はカイ 2 乗分布の左側確率の逆関数の値を返します。 |
CHISQ.INV.RT | CHISQ.INV.RT(確率,自由度) | CHISQ.INV.RT関数はカイ 2 乗分布の右側確率の逆関数の値を返します。 |
CHIINV | CHIINV(確率,自由度) | CHIINV関数はカイ 2 乗分布の右側確率の逆関数の値を返します。 |
CHISQ.TEST | CHISQ.TEST(実測値範囲,期待値範囲) | CHISQ.TEST関数はカイ 2 乗 (χ2) 検定を行います。 CHISQ.TEST は、統計と適切な自由度に対するカイ 2 乗 (χ2) 分布の値を返します。 |
CHITEST | CHITEST(実測値範囲,期待値範囲) | カイ 2 乗 (χ2) 検定を行います。 CHITEST は、統計と適切な自由度に対するカイ 2 乗 (χ2) 分布の値を返します。 |
T.DIST | T.DIST(X,自由度, 関数形式) | T.DIST関数はスチューデントの左側 t 分布の値を返します。 t 分布は、比較的少数の標本から成るデータを対象に仮説検定を行うときに使われます。 |
T.DIST.RT | T.DIST.RT(x,自由度) | T.DIST.RT関数はスチューデントの右側 t 分布の値を返します。 |
T.DIST.2T | T.DIST.2T(x,自由度) | T.DIST.2T関数はスチューデントの両側 t 分布の値を返します。 |
TDIST | TDIST(x,自由度,尾部) | TDIST関数はスチューデントの t 分布のパーセンテージ (確率) を返します。数値 (x) は t の計算値で、この t に対してパーセンテージが計算されます。 |
T.INV | T.INV(確率,自由度) | T.INV関数はスチューデントの t 分布の左側逆関数の値を返します。 |
T.INV.2T | T.INV.2T(確率,自由度) | T.INV.2T関数はスチューデントの t 分布の両側逆関数の値を返します。 |
TINV | TINV(確率,自由度) | TINV関数はスチューデントの t 分布の両側逆関数の値を返します。 |
T.TEST | T.TEST(配列 1,配列 2,尾部,検定の種類) | T.TEST関数はスチューデントの t 検定における確率を返します。 TEST 関数を利用すると、2 つの標本が平均値の等しい母集団から取り出されたものであるかどうかを確率的に予測することができます。 |
TTEST | TTEST(配列 1,配列 2,尾部,検定の種類) | TTEST関数はスチューデントの t 検定における確率を返します。 TTEST 関数を利用して、2 つの標本が平均値の等しい 2 つの母集団から抽出されたと見なせるかどうかを調べます。 |
Z.TEST | Z.TEST(配列,x,[σ]) | z 検定の片側確率の P 値を返します。Z.TEST 関数は、指定した仮説の母集団平均 x について、配列で指定されたデータの観測値平均 (観測された標本平均) よりも標本平均が大きくなる確率を返します。 |
ZTEST | ZTEST(配列,X,[σ]) | z 検定の片側 P 値を返します。 ZTEST 関数は、指定した仮説の母集団平均 μ0 について、配列で指定されたデータの観測値平均 (観測された標本平均) よりも標本平均が大きくなる確率を返します。 |
F.DIST | F.DIST(X,自由度 1,自由度 2,関数形式) | F.DIST関数はF 分布の確率関数の値を返します。 この関数を使用すると、2 組のデータを比較してばらつきに差異があるかどうかを判断できます。 |
F.DIST.RT | F.DIST.RT(x,自由度 1,自由度 2) | F.DIST.RT関数は2 組のデータの (右側) F 分布の確率関数の値 (ばらつき) を返します。 この関数を使用すると、2 組のデータを比較してばらつきに差異があるかどうかを判断できます。 |
FDIST | FDIST(x,自由度 1,自由度 2) | FDIST関数は2 組のデータの (右側) F 分布の確率関数の値 (ばらつき) を返します。 この関数を使用すると、2 組のデータを比較してばらつきに差異があるかどうかを判断できます |
F.INV | F.INV(確率,自由度 1,自由度 2) | F.INV関数はF 分布の確率関数の逆関数値を返します。 |
F.INV.RT | F.INV.RT(確率,自由度 1,自由度 2) | F.INV.RT関数は(右側) F 分布の確率関数の逆関数値を返します。 |
FINV | FINV(確率,自由度 1,自由度 2) | FINV関数は(右側) F 分布の確率関数の逆関数値を返します。 |
F.TEST | F.TEST(配列 1,配列 2) | F.TEST関数はF 検定の結果、つまり、配列 1 と配列 2 とのデータのばらつきに有意な差が認められない両側確率を返します。 |
FTEST | FTEST(配列 1,配列 2) | FTEST関数はF 検定の結果を返します。 F 検定は、配列 1 と配列 2 とのデータのばらつきに有意な差が認められない両側確率を返します。 |
FISHER | FISHER(x) | FISHER関数はx に対するフィッシャー変換の値を返します。 この関数を使うと、非対称分布を正規分布に変換することができます。 |
FISHERINV | FISHERINV(y) | FISHERINV関数はフィッシャー変換の逆関数を返します。 |
EXPON.DIST | EXPON.DIST(x,λ,関数形式) | EXPON.DIST関数は指数分布を返します。 |
EXPONDIST | EXPONDIST(x,λ,関数形式) | EXPONDIST関数は指数分布を返します。 |
GAMMA | GAMMA(数値) | GAMMA関数はガンマ関数の値を返します。 |
GAMMA.DIST | GAMMA.DIST(x,α,β,関数形式) | GAMMA.DIST関数はガンマ分布関数の値を返します。 この関数を使うと、正規分布に従わないと見られる変数の分析を行うことができます。 |
GAMMADIST | GAMMADIST(x,α,β,関数形式) | GAMMADIST関数はガンマ分布関数の値を返します。 この関数を使うと、正規分布に従わないと見られる変数の分析を行うことができます。 |
GAMMA.INV | GAMMA.INV(確率,α,β) | GAMMA.INV関数はガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。 |
GAMMAINV | GAMMAINV(確率,α,β) | GAMMAINV関数はガンマ分布の累積分布関数の逆関数の値を返します。 |
GAMMALN.PRECISE | GAMMALN.PRECISE(x) | GAMMALN.PRECISE関数はガンマ関数 G(x) の値の自然対数を返します。 |
GAMMALN | GAMMALN(x) | GAMMALN関数はガンマ関数 G(x) の値の自然対数を返します。 |
BETA.DIST | BETA.DIST(x,α,β,関数形式,[A],[B]) | BETA.DIST関数はβ分布を返します。 |
BETADIST | BETADIST(x,α,β,[A],[B]) | BETADIST関数は累積β確率密度関数の値を返します。 |
BETA.INV | BETA.INV(確率,α,β,[A],[B]) | BETA.INV関数はβ累積確率密度関数 (BETA.DIST) の逆関数の値を返します。 |
BETAINV | BETAINV(確率,α,β,[A],[B]) | BETAINV関数は指定されたβ分布の累積β確率密度関数の逆関数の値を返します。 |
WEIBULL.DIST | WEIBULL.DIST(x,α,β,関数形式) | WEIBULL.DIST関数はワイブル分布の値を返します。 この分布は、機械が故障するまでの平均時間のような信頼性の分析に使用されます。 |
WEIBULL | WEIBULL(x,α,β,関数形式) | WEIBULL関数はワイブル分布の値を返します。 この分布は、機械が故障するまでの平均時間のような信頼性の分析に使用されます。 |
財務関数
ここでは、Excelの財務に関する関数について紹介します。
関数 | 構文 | 概要 |
PMT | PMT(利率, 期間, 現在価値, [将来価値], [支払期日]) | PMT関数は一定利率の支払いが定期的に行われる場合の、ローンの定期支払額を算出します。 |
PPMT | PPMT(利率, 期, 期間, 現在価値, [将来価値], [支払期日]) | PPMT関数は定額の支払いを定期的に行い、利率が一定であると仮定して、投資の指定した期に支払われる元金を返します。 |
CUMPRINC | CUMPRINC (利率, 期間, 現在価値, 開始期, 終了期, 支払期日) | CUMPRINC関数は開始から終了までの期間に、貸付金に対して支払われる元金の累計を返します。 |
IPMT | IPMT(利率, 期, 期間, 現在価値, [将来価値], [支払期日]) | IPMT関数は定額の支払いを定期的に行い、利率が一定であると仮定して、投資期間内の指定された期に支払われる金利を返します。 |
CUMIPMT | CUMIPMT(利率, 期間内支払回数, 現在価値, 開始期, 終了期, 支払期日) | CUMIPMT関数は開始から終了までの期間内で貸付金に対して支払われる利息の累計を返します。 |
ISPMT | ISPMT(利率, 期, 期間, 現在価値) | ISPMT関数は特定の期間のローン (または投資) に対して支払われた (または受け取った) 利息を、元金払いでも計算します。 |
PV | PV(利率, 期間, 定期支払額, [将来価値], [支払期日]) | PV関数は一定利率に基づいて、ローンまたは投資の現在価値を計算します。 |
FV | FV(利率,期間内支払回数,定期支払額,[現在価値],[支払期日]) | FV関数は一定の利率を基に投資の将来価値を計算します。 定期支払い、定額支払い、一括支払いのいずれかに FV を使うことができます。 |
FVSCHEDULE | FVSCHEDULE(元金, 利率配列) | FVSCHEDULE関数は投資期間内の一連の金利を複利計算することにより、初期投資の元金の将来価値を返します。 |
NPER | NPER(利率,定期支払額,現在価値,[将来価値],[支払期日]) | NPER関数は定額の支払いを定期的に行い、利率が一定であると仮定して、投資に必要な期間を返します |
RATE | RATE(期間, 定期支払額, 現在価値, [将来価値], [支払期日], [推定値]) | RATE関数は一定期間の投資に対する利率を返します。 RATE では反復計算によって値が算出されるため、結果は 0 個以上になります。 |
EFFECT | EFFECT(名目利率, 複利計算回数) | EFFECT関数は指定された名目年利率と 1 年あたりの複利計算回数を基に、実効年利率を返します。 |
NOMINAL | NOMINAL(実効利率, 複利計算回数) | NOMINAL関数は指定された実効年利率と 1 年当たりの複利計算回数を元に、名目年利率を返します。 |
RRI | RRI(期間, 現在価値, 将来価値) | RRI関数は投資の成長に対する等価利率を返します。 |
PDURATION | PDURATION(利率, 現在価値, 将来価値) | PDURATION関数は投資が指定した価値に達するまでの投資期間を返します。 |
NPV | NPV(割引率,値 1,[値 2],…) | NPV関数は投資の正味現在価値を、割引率、将来行われる一連の支払い (負の値)、およびその収益 (正の値) を使って算出します。 |
XNPV | XNPV(割引率, 値, 日付) | XNPV関数は定期的でないキャッシュ フローに対する正味現在価値を返します。 一連の定期的なキャッシュ フローに基づいて正味現在価値を計算する場合は、NPV 関数を使用します。 |
IRR | IRR(値, [推定値]) | IRR関数は”値” に指定した数値で表される一連のキャッシュ フローに対する内部利益率を返します。 |
XIRR | XIRR(値, 日付, [推定値]) | XIRR関数は定期的でないキャッシュ フローに対する内部利益率を返します。 一連の定期的なキャッシュ フローに対する内部利益率を計算する場合は、IRR 関数を使います。 |
MIRR | MIRR(値, 安全利率, 危険利率) | MIRR関数は一連の定期的なキャッシュ フローに対する修正内部収益率を返します。 MIRR 関数では、投資原価と、現金の再投資に対する受取利率の両方が考慮されます。 |
YIELD | YIELD(受渡日, 満期日, 利率, 現在価値, 償還価額, 頻度, [基準] | YIELD関数は利息が定期的に支払われる証券の利回りを返します。 この関数は、債券の利回りを計算するときに使用します。 |
PRICE | PRICE(受渡日, 満期日, 利率, 利回り, 償還価額, 頻度, [基準]) | PRICE関数は定期的に利息が支払われる証券に対して、額面 $100 あたりの価格を返します。 |
ACCRINT | ACCRINT(発行日, 初回利払日, 受渡日, 利率, 額面, 頻度, [基準], [計算方式]) | ACCRINT関数は定期的に利息が支払われる証券の未収利息額を返します。 |
COUPPCD | COUPPCD(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) | COUPPCD関数は受渡日直前の利払日を数値で返します。 |
COUPNCD | COUPNCD(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) | COUPNCD関数は受渡日後の次の利払日を数値で返します。 |
COUPNUM | COUPNUM(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) | COUPNUM関数は受渡日と満期日の間に利息が支払われる回数を返します。端数が出た場合は切り上げられます。 |
COUPDAYBS | COUPDAYBS(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) | COUPDAYBS関数は利払期間の第 1 日目から受渡日までの日数を返します。 |
COUPDAYSNC | COUPDAYSNC(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) | COUPDAYSNC関数は受渡日から次の利払日までの日数を返します。 |
COUPDAYS | COUPDAYS(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) | COUPDAYS関数は受渡日を含む利払期間の日数を返します。 |
DURATION | DURATION(受渡日, 満期日, 利率, 利回り, 頻度, [基準]) | DURATION関数は想定された額面値 $100 のマコーレー期間を返します。 期間は、キャッシュフローの現在価値の加重平均として定義され、利回りの変化に対する債券価格の応答の尺度として使用されます。 |
MDURATION | MDURATION(受渡日, 満期日, 利率, 利回り, 頻度, [基準]) | MDURATION関数は額面価格を $100 と仮定して、証券に対する修正マコーレー デュレーションを返します。 |
ODDFYIELD | ODDFYIELD(受渡日, 満期日, 発行日, 初回利払日, 利率, 価格, 償還価額, 頻度, [基準]) | ODDFYIELD関数は1 期目の日数が半端な証券の利回りを返します。 |
ODDLYIELD | ODDLYIELD(受渡日, 満期日, 最終利払日, 利率, 価格, 償還価額, 頻度, [基準]) | ODDLYIELD関数は最終期の日数が半端な証券の利回りを返します。 |
ODDFPRICE | ODDFPRICE(受渡日, 満期日, 発行日, 初回利払日, 利率, 利回り, 償還価額, 頻度, [基準]) | ODDFPRICE関数は1 期目の日数が半端な証券に対して、額面 $100 あたりの価格を返します。 |
ODDLPRICE | ODDLPRICE(受渡日, 満期日, 最終利払日, 利率, 利回り, 償還価額, 頻度, [基準]) | ODDLPRICE関数は最終利払期間の日数が半端な証券に対して、額面 $100 当たりの価格を返します。 |
YIELDMAT | YIELDMAT(受渡日, 満期日, 発行日, 利率, 現在価値, [基準]) | YIELDMAT関数は満期日に利息が支払われる証券の利回りを返します。 |
PRICEMAT | PRICEMAT(受渡日, 満期日, 発行日, 利率, 利回り, [基準]) | PRICEMAT関数は満期日に利息が支払われる証券に対して、額面 $100 あたりの価格を返します。 |
ACCRINTM | ACCRINTM(発行日, 受渡日, 利率, 額面, [基準]) | ACCRINTM関数は満期日に利息が支払われる証券の未収利息額を返します。 |
YIELDDISC | YIELDDISC(受渡日, 満期日, 現在価値, 償還価額, [基準]) | YIELDDISC関数は割引債の年利回りを返します。 |
INTRATE | INTRATE(受渡日, 満期日, 投資額, 償還価額, [基準]) | INTRATE関数は全額投資された証券の利率を返します。 |
RECEIVED | RECEIVED(受渡日, 満期日, 投資額, 割引率, [基準]) | RECEIVED関数は全額投資された証券に対して、満期日に支払われる金額を返します。 |
PRICEDISC | PRICEDISC(受渡日, 満期日, 割引率, 償還価額, [基準]) | PRICEDISC関数は割引証券の額面 \10,000 あたりの価格を返します。 |
DISC | DISC(受渡日, 満期日, 現在価値, 償還価額, [基準]) | DISC関数は証券に対する割引率を返します。 |
TBILLYIELD | TBILLYIELD(受渡日, 満期日, 現在価値) | TBILLYIELD関数は米国財務省短期証券 (TB) の利回りを返します。 |
TBILLEQ | TBILLEQ(受渡日, 満期日, 割引率) | TBILLEQ関数は米国財務省短期証券 (TB) の債券換算利回りを返します。 |
TBILLPRICE | TBILLPRICE(受渡日, 満期日, 割引率) | TBILLPRICE関数は米国財務省短期証券 (TB) の額面 $100 あたりの価格を返します。 |
DOLLARDE | DOLLARDE(分数表現, 分母) | DOLLARDE関数は整数部と小数部で表されたドル価格 (1.02 など) を、小数表記のドル価格に変換します。 小数表記のドル価格は、証券の価格などに使用されます。 |
DOLLARFR | DOLLARFR(小数値, 分母) | DOLLARFR関数は証券の価格などの小数で表されたドル単位の価格を分数表示に変換します。 |
SLN | SLN(取得価額, 残存価額, 耐用年数) | SLN関数は定額法を使用して、資産の 1 期あたりの減価償却費を返します。 |
DB | DB(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期間, [月]) | DB関数は定率法 (Fixed-declining Balance Method) を利用して、特定の期における資産の減価償却費を返します。 |
DDB | DDB(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期間, [率]) | DDB関数は倍額定率法または指定したその他の手法を使用して、指定した期間における資産の減価償却費を返します。 |
VDB | VDB(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 開始期, 終了期, [率], [切り替えなし]) | VDB関数は倍額定率法または指定された方法を使用して、特定の期における資産の減価償却費を返します。 |
SYD | SYD(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期) | SYD関数は級数法 (Sum-of-Year’s Digits Method) を使用して、特定の期における減価償却費を返します。 |
AMORLINC | AMORLINC(取得価額, 購入日, 開始期, 残存価額, 期, 率, [基準]) | AMORLINC関数は各会計期における減価償却費を返します。 この関数は、フランスの会計システムのために用意されています。 |
AMORDEGRC | AMORDEGRC(取得価額, 購入日, 開始期, 残存価額, 期, 率, [基準]) | AMORDEGRC関数は各会計期における減価償却費を返します。 この関数は、フランスの会計システムのために用意されています。 |
よく使うExcel関数5選
関数を使うと、公式や定義、計算式などを覚えなくても、正確に結果を導き出すことができます。 例えばセルの合計や平均、最大値や最小値などを求めるときに、関数を使えば簡単に計算できます。 関数は、数値処理や統計、テキスト操作、論理演算、日付と時刻、金融計算などのさまざまな領域に対応しています。 Excelには多くの関数がありますが、ここではよく使う関数を5つ紹介します。
VLOOKUP関数
VLOOKUP 関数は、表データを縦方向に検索し、値が一致した行の指定した範囲のデータを返す関数です。 例えば、商品の一覧表から商品名に対応する価格や在庫数などを検索するときに使えます。 VLOOKUP関数の書式は次のとおりです。
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 真偽値)
機能 | 概要 |
検索値 | 検索したい値を入力します。セル参照や数値、文字列などが使えます。 |
範囲 | 検索する表の範囲を入力します。最左列に検索値と一致する値がある必要があります。 |
列番号 | 検索値に対応するデータがある列の番号を入力します。最左列を1として数えます。 |
真偽値 | 検索値と一致する値がないときの動作を指定します。TRUEまたは省略すると、近似値を返します。FALSEとすると、完全一致する値を返します。 |
IF関数
IF関数は、Excelで条件を判断するときに使用する関数です。条件に一致の有無によって、表示する内容を変えることができます。 例えば、テストの点数に応じて合格・不合格を判定するときに使えます。 IF関数の書式は次のとおりです。
=IF(論理式, 真の場合, 偽の場合)
機能 | 概要 |
論理式 | 条件を入力します。数値やセル参照、比較演算子などが使えます。 |
真の場合 | 論理式が真(TRUE)のときに表示する値を入力します。数値や文字列、セル参照、関数などが使えます。 |
偽の場合 | 論理式が偽(FALSE)のときに表示する値を入力します。数値や文字列、セル参照、関数などが使えます。 |
COUNTIF関数
ExcelのCOUNTIF関数は、指定した条件に一致するセルの数をカウントする関数です。検索条件は文字列でも数値でも設定でき、特定の数値や日付を基準として比較したり、部分一致を条件として数えたりすることもできます。 例えば、アンケートの回答数や、ある範囲内の空白セルの数などを求めるときに使えます。 COUNTIF関数の書式は次のとおりです。
=COUNTIF(範囲, 検索条件)
機能 | 概要 |
範囲 | カウントするセルの範囲を入力します。 |
検索条件 | カウントするセルの条件を入力します。数値や文字列、セル参照、比較演算子などが使えます。 |
AVERAGE関数
AVERAGE関数は、指定したセルやセルの範囲内にある数値の平均を計算する関数です。引数は1〜255個まで指定できます。 例えば、テストの平均点や、売上の月平均などを求めるときに使えます。 AVERAGE関数の書式は次のとおりです。
=AVERAGE(数値1, [数値2], …)
機能 | 概要 |
数値1 | 平均を求める数値を入力します。セル参照や数値、範囲などが使えます。 |
数値2 | 平均を求める数値を追加で入力します。セル参照や数値、範囲などが使えます。省略可能です。 |
SUM関数
SUM関数は、選択した範囲内の数字を合計する関数です。引数は1〜255個まで指定できます。 例えば、売上の合計や、経費の合計などを求めるときに使えます。 SUM関数の書式は次のとおりです。
=SUM(数値1, [数値2], …)
機能 | 概要 |
数値1 | 合計を求める数値を入力します。セル参照や数値、範囲などが使えます。 |
数値2 | 合計を求める数値を追加で入力します。セル参照や数値、範囲などが使えます。省略可能です。 |
Excel関数の応用例
ここまで、Excelの基礎関数とよく使う関数について紹介しました。しかし、業務をおこなう上で効率を高めるためには、応用例も把握してくことが必要です。
基礎関数だけ理解して応用例を知っていない場合、組み合わせがわからず結局手作業で進めて時間がかかってしまうこともあります。
手作業で進めてしまうと、工数がかかるだけではなくミスやエラーも増える可能性があります。
ここでは、Excel関数の応用例として3つ紹介します。
データ分析に役立つ関数の活用法
Excel関数の中でも、データ分析に役立つ関数の活用法を紹介します。
データを売上順に並べ替える
データを集計・分析しやすくするには、並べ替えが必須になります。データの行ラベルを並べ替えたい場合の流れは、以下の通りです。
- 行ラベルのセルにある「▼」をクリック
- 「その他の並べ替えオプション」を選択
- 「昇順」か「降順」を選択し、並べ替える
※「昇順」→売り上げの低い商品を上から順になる
「降順」→売り上げの高い商品を上から順になる
データ分析をするためには、データの整理や並べ替えが必要になります。
重複の削除
多くのデータがあると、その中から重複データを削除するときに1つずつ消していくと工数がかかります。簡単に重複しているデータを削除する方法は、以下の通りです。
- 重複データを削除したいセルを選択
- 「データ」タブ→重複を削除を選択
- ダイアログボックスが表示される
- 削除したい重複データが含まれている列を1つ以上選択
- 削除しない場合は、チェックを外す
- 「OK」をクリック
VLOOKUP関数
VLOOKUP関数では、指定した列と同じ行にある値を返せます。多くのデータから複数の関連している項目を持つデータを抽出するときに便利です。
構文は、以下の通りです。
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索の方])
VLOOKUP関数は、引数を最大4つ使えます。
複雑な条件を設定して効率的な検索
ここでは、分岐するような複雑な条件を設定する場合に役立つ関数を紹介します。
IF関数
複雑な条件を設定して効率的な検索をするには、IF関数が便利です。IF関数があれば、複雑な条件を設定しなければならないときも簡単に利用できます。
ここでは、IF関数で複雑な条件を設定して効率的な検索をする方法を紹介します。
- 条件を決めて、値を入力した表を作成する
- セルに式を入力
- オートフィルで式をコピー後、完成
複雑な条件を作成したい場合は、IFS関数を使用すると簡単に済みます。
構文は、以下の通りです。
=IFS(論理式1,真の場合1,論理式2,真の場合2,・・・,論理式127,真の場合127)
最大127個まで論理式を指定できます。ただし、あまりに条件を指定すると、条件順序が正しいか確認する方が労力がかかります。目的に応じて、IF関数とIFS関数を使い分けると良いです。
エラー処理を含めた数式の作成
ここでは、エラー処理を含めた数式に関して2つ紹介します。
IFERROR関数
指定した式の結果がエラー値の場合、代わりに指定した値をExcel関数のIFERROR関数が役立ちます。
構文は、以下の通りです。
=IFERROR(値,エラー時の値)
「値」は、エラーが発生するかもしれない式や関数になります。「エラー時の値」は、エラーが発生した場合に表示したい値です。
IFERROR関数は、他の関数(VLOOKUP関数など)とも組み合わせて使えます。
ISERROR関数
ISERROR関数は、指定したセルか式がエラー値を返すか判定するものです。
構文は、以下の通りです。
=ISERROR(式)
「式」は、エラー値が返される可能性がある計算式になります。
ISERROR関数は、式がエラー値を返す場合に「TRUE」、そうでない場合に「FALSE」を返します。
また、ISERROR関数を応用すると、エラーが発生したセルを「強調表示」することができます。セルの書式設定から、条件付き書式機能を使うことで、エラーが発生したセルを赤字に変更することができます。
- 列を選択(例えばC列とする)
- 「ホーム」タブ→「条件付き書式」→「新しいルール」の順にクリック
- ルールの種類「数式を使用してセルの書式設定を決める」をクリック
- 数式には、=ISERROR(C1)
- 「書式」→文字色を赤に変更
上記の流れで進むと、エラーが発生したセルが赤字で「強調表示」されます。エラー値の処理や回避には、IFERROR関数とISERROR関数が便利です。
- IFERROR関数:指定した値を表示
- ISERROR関数:エラーが発生しているか判定、条件付き書式と組み合わせるとセルを強調表示
エラー値があるときは、適切な処理を素早く行うことで各段に使いやすくなります。
よくある質問
ここでは、Excel関数についてよくある質問を3つ紹介します。
Excelでよく使う関数のランキングは?
Microsoftによると、Excelでよく使われる関数は次のとおりです。
- 第1位:IF関数
- 第2位:AVERAGE関数
- 第3位:SUM関数
- 第4位:COUNTIF関数
- 第5位:SUMIF関数
- 第6位:CONCATENATE関数
- 第7位:AVERAGE関数
これらの関数は、条件判断や集計、文字列操作などの基本的な処理に使える関数です。 これらの関数をマスターすれば、Excelの作業効率が大幅に向上します。
エクセルで覚えておいた方がいい関数は?
エクセルで覚えておくとよい関数には、次のようなものがあります。
- SUM関数(合計値を求める)
- AVERAGE関数(平均値を求める)
- MIN関数(最小値を求める)
- MAX関数(最大値を求める)
- COUNT関数(個数を求める)
- ROUND関数(四捨五入する)
- TODAY関数(日付を自動入力する)
- IF関数(条件付きで値を求める)
上記の関数は、基本的な計算や日付操作、条件分岐などの処理に使える関数です。 これらの関数を覚えておけば、Excelの作業効率が大幅に向上します。
Excelの関数は何種類ありますか?
Excelには486種類の関数があり数値処理や統計、テキスト操作、論理演算、日付と時刻、金融計算などのさまざまな領域をカバーしています。 しかし、すべての関数を覚える必要はありません。 目的や業務に合わせて、必要な関数を選んで使いましょう。
まとめ
Excelの関数は、正確で時短にできる便利な機能です。 しかし、関数の種類や使い方を知らなければ、活用できません。 この記事では、Excelの関数について、そのメリットやよく使う関数、よくある質問などを紹介しました。Excelの関数をマスターして、仕事の効率をアップしましょう。
Excelの関数一覧に関する重要用語
用語 | 説明 |
関数 (Function) | Excelにおいて、特定の計算や処理を行うための組み込みの機能。関数は数式の一部として使用され、特定の引数に基づいて結果を返します。 |
引数 (Argument) | 関数に与えられる入力値や情報。Excel関数は、引数を受け取り、それに基づいて処理を行います。 |
セル参照 (Cell Reference) | Excelのセルには、列と行の交差点によって一意に識別される参照があります。関数では、セル参照を使用して特定のセルの値を取得したり、操作したりします。 |