Notionは情報管理に優れた便利なツールですが、使い続けるうちに不要なデータやページが増えていきます。削除することでゴミ箱にデータを移せますが、ゴミ箱内のデータが増えると保存領域を圧迫することがあるので注意しましょう。定期的にゴミ箱の中を整理整頓して、スッキリとした状態にしておくことが大切です。

本記事では、Notionのゴミ箱に移動したデータを一括削除する方法を詳しく解説します。ゴミ箱内のページやブロックを効率よく管理し、不要な情報をスムーズに取り除いて、Notionをさらに使いやすくしましょう。

チャット一括管理アプリ「OneChat」が今なら初月無料!!

OneChatのダウンロードはこちらから

Notionのゴミ箱管理の重要性

notion ゴミ箱 一括削除

Notion上で削除したデータやコンテンツはゴミ箱に移動されますが、ゴミ箱内のデータが増え続けると、後で整理するのが面倒になります。不要になったページやブロックがどんどん溜まってしまい、後で復元する可能性があるデータと、完全に不要なデータとの見分けもつかなくなるので注意しましょう。

ここでは、Notionのゴミ箱管理の重要性について解説します。

データが増えすぎて管理が煩雑になる

ゴミ箱に移動されたデータは、削除された状態でもNotion内に残り続けます。時間が経つと不要なページやブロックがゴミ箱に溜まり、どれが本当に削除して良いデータなのか判断しづらくなるため注意しましょう。整理されていないゴミ箱は、データ管理をさらに煩雑にしてしまい、必要な情報を見つけにくくなります。

パフォーマンスの低下

ゴミ箱内に未削除のアイテムが溜まり続けることで、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。特に大規模なワークスペースやチームでNotionを使用している場合、ゴミ箱の中身が多すぎてNotionの動作が重くなることもあるため注意が必要です。定期的にゴミ箱を整理し、Notionの動作をスムーズに保つのがおすすめです。

復元の混乱につながる

Notionでは、一度削除したページやアイテムであっても、ゴミ箱内にデータが残っていれば後から復元できます。しかし、ゴミ箱内に大量のデータがあると、どれが本当に復元したいデータなのか精査するのが難しくなります。他の不要なデータに埋もれてしまってデータを見つけるまで時間がかかったり、不要だと思ってつい一括削除してしまったりすることも起こり得ます。

ゴミ箱を整理することで必要なデータを素早く見つけやすくなるため、定期的なメンテナンスをしていきましょう。

ストレージ容量の圧迫

Notionの無料プランでは、アップロードできるストレージ容量に制限があります。ゴミ箱内のデータが多すぎると無駄にストレージを消費してしまい、あっという間に容量の上限に達するかもしれません。

ゴミ箱を整理して不要なデータを削除することでストレージの無駄を防ぎ、効率的に使うことができます。

Notionのゴミ箱機能の基本

ここでは、Notionのゴミ箱機能の基本を解説します。基本的な機能を知っておくことで、どのタイミングでゴミ箱内を整理整頓するか判断しやすくなります。

削除の方法

notion ゴミ箱 一括削除

Notionでページを削除したいときは、左のサイドバーの該当するページの上にカーソルを当て、「…」のドロップダウンメニューから「Delete(削除)」を選択します。既存のページからサブページを削除する場合、サブページにカーソルを当てると「Delete(削除)」が表示されるので活用しましょう。

また、ページやコンテンツブロックを、左サイドバーの下部にある「Trash(ゴミ箱)」にドラッグして削除する方法もあります。その他にも、ページブロックを選択して「Backspace」か「Delete」キーを押しても削除できるので、自分にとって使いやすい方法で削除しましょう。

「削除」と「完全削除」は違う

Notionで「削除」するとページやブロックはすぐに表示画面から消えますが、完全に消去されているわけではありません。削除したデータはNotion内の「ゴミ箱」に移動されており、後から簡単に復元できます。

ただし、 「完全削除」はデータを完全に消去する操作です。その後は一切の復元ができなくなるので、慎重に判断する必要があります。ゴミ箱内のデータを削除して整理整頓する作業は「完全削除」に当たるため、事前に「本当に削除してよいか」を検証してから実行しましょう。

ゴミ箱内のデータは30日で「完全削除」される

2024年6月18日以降、Notionでページを削除してから30日が経過すると、ゴミ箱内のデータは自動的に「完全削除」されるようになりました。つまり、30日を過ぎるとゴミ箱内のデータは復元できなくなるので注意しましょう。復元したいデータがある場合、ゴミ箱内に移動したデータは30日以内に復元しなければなりません。後々復元する可能性があるデータは、ゴミ箱ではない場所で保存しておくとよいでしょう。

放っておいても30日後には完全削除されるため、Notionで扱うデータ量が少ない場合は整理整頓せず放置するのもひとつの手段です。しかし扱うデータ量が多いとゴミ箱内があっという間にいっぱいになってしまうため、定期的な整理整頓が欠かせません。

【実践ガイド】Notionでゴミ箱を一括削除する方法

notion ゴミ箱 一括削除

残念ながら、Notion公式ではゴミ箱内のデータを一括削除する方法がありません。以下では、代表的な「完全削除」の方法を解説します。

方法1:ゴミ箱から「完全削除」する方法

notion ゴミ箱 一括削除

「ゴミ箱」をクリックすると、ゴミ箱内に保存されている削除済みデータが一覧で表示されます。矢印のマーク「復元」をクリックするとデータを元の場所に戻せるので、もし削除したくないデータが含まれていたときは早めに復元しておきましょう。

notion ゴミ箱 一括削除

ここで右側にあるゴミ箱のマーク「完全に削除」をクリックすると、ゴミ箱内からデータを消去できます。以降はデータを復元できなくなるため慎重な作業が必要ですが、100%不要だとわかっているデータであれば「完全に削除」をクリックして問題ありません。

方法2:非公開APIを使って一括削除する

Notion公式では一括削除する方法がないものの、非公開APIを使って一括削除できるよう設定することが可能です。有志のスクリプトとなるため使用は自己責任となりますが、ゴミ箱内のデータが多すぎてひとつずつ完全削除するのが面倒なときに検討してみましょう。

「`/api/v3/searchTrashPages`」で対象を検索し、ページ削除のアクションを実行していく仕組みになっています。

まとめ

Notionには削除から30日経過後にデータを自動削除する機能がありますが、普段から扱うデータ量が膨大な場合、ゴミ箱を定期的に整理整頓しないと容量を圧迫する可能性があります。本当に復元したいデータも見失いやすくなってしまうので、余裕のあるときにコツコツゴミ箱内を整理しておきましょう。

Notionゴミ箱一括削除に関する重要用語

用語説明
Notion「The all-in-one workspace」を謳う多機能ワークスペースサービス。メモ・ドキュメント・タスク管理の他、プロジェクト管理・スケジュール管理・ガントチャートなど機能が多数搭載されています。
削除ページやデータベースなどからコンテンツを削除した状態。この時点では、削除したコンテンツはまだゴミ箱に入っています。
完全に削除コンテンツが完全に削除され、データの保存を失った状態。以降の復元はできないため注意が必要です。