近年AIによる文章生成の精度が上がっていますが、OpenAIが開発したChatGPTが大注目となっています。ChatGPTが気になっている人は多いのではないでしょうか。
この記事では、ChatGPTでできることや利用時の注意点、利用方法等を詳しく説明していきます。
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ChatGPTとは?
ChatGPTとは自然な会話をできるチャットサービスです。人工知能を研究開発しているOpenAIが開発したGPT-3とよばれる言語モデルを組み込んでおり、日本語だけでなく英語にも対応しています。
人間が作るような文章と変わらない受け答えができるように開発されています。これまでにもチャットサービスは数多くありますが、精度が高いことから高い注目度があるのです。
BingGPTとの違いは?
BingGPTはMicrosoft社「Bing」のAIチャット機能です。GPTという言語モデルを採用したAIツールで、文章の作成や校正・要約などの基本的な会話機能が備わっています。
ChatGPTと異なり質問に対して、画像や動画で返答する機能はBingGPTにしか搭載されていません。ChatGPTも質問の仕方により画像で返答することがありますが、基本的には文章での返答が基本です。BingGPTとChatGPTのどちらも無料で利用できますがChatGPTには有料版があり、より素早い回答や、Webブラウザ上でのAIチャット使用など拡張機能を追加できます。
ChatGPTには日本語公式版がある?
2023年5月26日に、ChatGPTの日本向けiOSアプリが提供開始されました。Android版は後日提供開始が予定されています(2023年6月時点)。
日本語での質問・回答に対応していますが、アプリ内の設定画面など表示言語は英語のみに限定されています。Web版でも英語対応のみで、サポートも日本語対応はしていないので注意が必要です。
ChatGPTのできること
ChatGPTでは、人間が入力したコメントに対してスムーズな回答をできるのが特徴です。質問をしたら的確に答えたり文章の要点や添削をしたりするなど、さまざまな活用方法が挙げられます。
コードのデバッグや生成も可能であり、文章以外も対応できます。
ChatGPTの注意点
ChatGPTで作られた文章などは、必ずしも正確な情報であるとは限りません。作られた文章をそのまま活用するのではなく、必ず確認することが重要です。
人間に対して害がないように答える特徴があるのですが、必ずしも正確ではないので注意しましょう。
ChatGPTのアカウント作成方法
ここでは、ChatGPTのアカウント作成方法を解説します(本記事ではWeb版で解説)。登録時は完全無料で始められるので、金銭的な負担もありません。有料を希望する方は、登録後に変更しましょう。
ChatGPTのログイン画面にアクセス
まずは、ChatGPTの公式サイトにアクセスしましょう。「ChatGPT」と検索すれば、出てきますし、以下のURLからもアクセスすることができます。
ログイン画面でメールアドレスを入力
「Email address」の欄に、自分のメールアドレスを入力します。その他、Googlelアカウント・Microsoftアカウント・Appleアカウントと紐づけることもできます。今回は、メールアドレスで登録する手法を解説します。
ログイン画面でパスワードを入力
パスワードを設定します。少なくとも8文字以上のパスワードにする必要があります。
OpenAIからのメールを確認
認証用メールが届くので、入力したメールアドレスの受信ボックスをチェックします。問題なくメールが届いていれば、「Verify email address」をクリックします。
リンクは5日で期限切れになるので、早めに認証を進めましょう。万が一期限切れになった場合でも、同じメールアドレスで再度登録を試みることができます。
ログイン時に氏名を入力
氏名・誕生日を入力します。組織名の入力は必須ではありませんが、そのままアカウント名になるので希望に応じて設定しましょう。
誕生日は「dd/mm/yyyy」式で入力する必要があります。2023年6月1日生まれの方であれば、「01/06/2023」と入力します。
アカウント登録の完了
無事にアカウント登録が完了します。APIキーの取得やヘルプ画面の閲覧も、同様の部分から可能です。
ChatGPTにログインできない場合は?
ChatGPTにログインできない場合、下記2つの原因が疑われます。
- ログイン情報が間違っている
- ChatGPTのサーバーが混雑している
メールアドレスやパスワードなど、ログイン情報が間違っているとログインができません。無駄なスペースの有無や大文字・小文字の入力ミスなどを確認し、再度ログインを試みましょう。
ログイン情報を忘れてしまった場合は、下記の手順でパスワードを再設定します。
【1】ChatGPTのログイン画面で、「Log in」を選択します。
【2】登録したメールアドレスを入力します。もしどのメールアドレスで登録したか忘れてしまった場合は、ひとつ前の画面にある「Sign up」から再度アカウントの取得が必要です。
【3】「Forgot password?」をクリックし、パスワードの再設定に進みます。
【4】パスワードのリセット画面に進みます。もう一度メールアドレスを入力します。
【5】パスワード再設定の手順についてのメールが送信されます。
【6】メールボックスをチェックするとパスワード再設定用のメールが届いているので、「Reset password」をクリックします。
万が一届いていない場合、少し時間を空けてチェックするか、迷惑メールボックスに入っていないか確認します。もしくはひとつ前の画面で「Resend mail」をクリックし、再送信する方法もあります。
【7】パスワードがリセットされるので、改めて新しいパスワードを設定します。確認のため、上下の欄に同じパスワードを入力して進みます。
【8】問題なくパスワードの再設定ができれば、上記の画面が表示されます。
また、ChatGPTのサーバーが混雑していてログインできない場合もあります。しばらく時間をおいてからアクセスしてみましょう。有料プランのChatGPT Plusには、「アクセス集中時の優先アクセス」特典が付帯しています。いつでも手軽にChatGPTを使いたいときは、有料プランへの加入も検討してみましょう。
関連記事:【2023年最新】OpenAIのAPIは無料?APIキーの発行手順や利用料金を解説!
ChatGPTのログイン方法
ChatGPTにログインをする場合は、ChatGPTのログイン画面でLog inを選びます。
引用:ChatGPT
すると次のようにメールアドレスを入力、もしくはGoogleアカウントやマイクロソフトアカウントでログインした場合は進めるような画面となります。
引用:ChatGPT
次にパスワードを入力して、Continueをクリックしてログインができます。
ChatGPTを日本語表示にする方法
ChatGPTでは、設定した質問に対して日本語で回答するサポートがあります。日本語で質問すると回答も日本語となるのです。
しかし、メニュー画面をはじめ日本語設定することはできません。その他、Google Cromeを使って拡張機能を活用する方法など、別のツールを併用する必要があります。
ChatGPT Plusでできること
ChatGPT Plusは、ChatGPTの月額20ドルで利用できる有料版です(2023年6月時点の為替で約2,800円)。ChatGPT Plusは、無料版と異なり下記の特徴があります。
- 新技術である「GPT-4」を先行利用できる
- サーバーが混雑していても優先的に利用できる
- サポートが充実している
メリットが大きいのは、GPT-4を利用できることです。GPT-4は深層学習を使っている言語モデルのひとつであり、従来のChatGPTに搭載されているモデル「GPT-3.5」の上位互換です。これにより回答の正確性・安全性を向上できるほか、フィードバックを反映しやすくなりました。画像での入力・質問ができ、手書きのWebデザインを写真で読み込ませるとHTMLに変換するなどの利用法があります。
精度の高い回答・最新情報を反映した回答を期待する場合は、アップグレードを検討してみましょう。
ChatGPT Plusへの切り替えは、ログイン完了後のメニュー画面左下にある「Upgrade to Plus」から可能です。
料金を確認し、クレジットカード情報を入力して手続きすれば、すぐにChatGPT Plusにアップグレードできます。
ChatGPTのよくある3つの質問
ChatGPTについてよくある次の質問を解説していきます。
- ChatGPTの利用には料金がかかりますか?
- アカウントを作成したのにログインできません。
- テキストがAI生成か人間の作成かを判定できますか?
質問1.ChatGPTの利用には料金がかかりますか?
ChatGPTは無料で利用できますが、サブスクリプション版であるChatGPT Plusが2023年2月1日に発表されました。月額20ドルで、従来のChatGPTと比べてスピーディーに応答し、ピーク時でもChatGPTに一般アクセスできます。ほかにも、新機能に対して優先的にアクセスをできるなどさまざまな特徴があるのです。
質問2.アカウントを作成したのにログインできません。
ChatGPTにログインできない場合は、サーバーが混んでいることがほとんどです。そのため、時間をおいてログインし直しましょう。
質問3.テキストがAI生成か人間の作成かを判定できますか?
OpenAIでは、テキストがAI生成か人間の作成かを判断するためのAI Text Classifierとよばれるツールを発表しています。1,000文字以上のテキストに対して、次の5段階で判定します。
possibly | 高い |
likely | とても高い |
unlikely | 低い |
very unlikely | とても低い |
unclear if it is | 不明 |
しかし、決して確実というわけではなく正しく検出されるとはいえません。
まとめ
ChatGPTはこれまで登場したAIによる文章作成ツールの中でも、精度が高いと評判です。実際に、補助としてあれば業務で使えるツールといわれることもあります。
しかし、必ず正しいことが書かれるとは限らないため、人間が確認する必要があります。ChatGPTをうまく活用することで、業務効率化やあらたなビジネスが生まれるチャンスがあるのです。
なお、当サイトではAIに関するさまざまな情報を発信しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
ChatGPTに関する用語集
用語 | 意味 |
ChatGPT | 2022年11月にリリースされた会話形式のAIチャットサービス。さまざまな質問や要望に対して回答の自動作成・文章要約・アイディアの提案ができるツール。 |
BingGPT | Windows・macOS・Linuxの3つのプラットフォームに対応している会話形式のAIチャットサービス。無料で利用でき、画像・動画での返答にも対応している。 |
ChatGPT Plus | 2023年2月1日に発表された、ChatGPTの有料版。ピーク時でもChatGPTにアクセスできる。 |