人事評価システムとは、人事評価に関するあらゆる流れや業務をシステム上でできるようになる仕組のサービスです。
しかし、「人事評価システムの仕組み自体がよくわからない」「どのサービスを選べばよいかわからない」という経営者や人事担当者も少なくないでしょう。
そこで今回は人事評価システムのサービスを比較表をまじえて、おすすめサービスを厳選してご紹介いたします。
これから人事評価システムを導入しようとしている場合や、具体的に比較検討したいという場合はぜひ参考にしてみてください。
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人事評価システムとは
人事評価システムとは、従業員の目標設定や各評価、フィードバック、幹部による評価会議の結果など、人事評価に関する一連の流れをクラウド上などで管理できるようになるシステムです。
目標設定や評価などを、エクセルやスプレッドシートを使っておこなっている場合もありますが、システムを利用することで管理できる幅が広がり、さらなる効率化が見込めるでしょう。
人事評価システムとして提供されているものもあれば、人材データを包括的に管理するタレントマネジメントシステムのひとつの機能として搭載されている場合もあります。
人事評価システムの価格
人事評価jシステムや、人事評価に関する機能を搭載したタレントマネジメントシステムは、価格を明確に公表しているサービスは少ないようです。
これは、従業員の人数によって料金が変わったり、カスタマイズして機能を付けていくタイプのサービスの場合は内容によって大きく異なるため、明示出来ないと推測されます。そのため、気になるサービスの場合は直接問い合わせをしてみるか、見積依頼をかけてみるようにしましょう。
その際は、ひとつのサービスだけでなく、複数料金を出してみて、比較してみるのがよいでしょう。
人事評価システム比較表
サービス名 | 費用 | 無料 お試し | 対応評価制度 (MBO/OKR/360度/コンピテンシー等) | タレント マネジメント |
---|---|---|---|---|
カオナビ | 要確認 | 〇 | 複数対応 | 〇 |
HRブレイン | 要確認 | 〇 | 複数対応 | 〇 |
スマカン | 要確認 | 〇 | 複数対応 | 〇 |
タレントパレット | 要確認 | 〇 | 複数対応 | 〇 |
あしたのクラウドHR | 要確認 | 〇 | 複数対応 | 〇 |
スキルナビ | 要確認 | 要確認 | 複数対応 | 〇 |
ヒョーカクラウド | 要確認 | 〇 | 複数対応 | 〇 |
HRMOSタレントマネジメント | 要確認 | 要確認 | 複数対応 | 〇 |
SmartHR | 要確認 | 〇 | 複数対応 | 〇 |
CYDAS PEOPLE | 要確認 | 〇 | 複数対応 | 〇 |
人事評価システムおすすめ10選
カオナビ
株式会社カオナビが提供する「カオナビ」は、あらゆる目標管理制度に対応した人事評価ができるタレントマネジメントシステムです。
わかりやすく直感的な操作性で、だれでも簡単に使うことができるでしょう。カオナビというサービス名にもあるように、従業員の顔写真から様々な情報を見つけられる点も大きな特徴のひとつです。
HRブレイン
株式会社HRBrainが提供するHRブレインは人気のタレントマネジメントシステムのひとつです。さまざまな評価制度に対応し、評価シートのテンプレートが使用できるようになっています。
評価データを集計し、分析もしてくれるため、効率化だけでなく人材配置にも役立つでしょう。
スマカン
株式会社が提供するスマカンは、総合的な人材データ管理からデータ分析、人事評価をおこなえるタレントマネジメントシステムです。
MBOやOKR、コンピテンシー評価など様々な評価制度に対応して、シートを作成できるようになっています。人事評価だけでなく、総合的に人事業務を効率化したいという場合にはおすすめです。
タレントパレット
株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供するタレントパレットは、人事に関するデータを分析、評価シートや評価集計などを自動化!人材管理システムと人事評価システムとして総合的にお使いいただけるでしょう。
あしたのクラウドHR
あしたのチームが提供するあしたのクラウドHRは、社員情報から目標設定、評価、給与関連などの人事評価業務を一元管理できるサービスです。
様々な評価シートに対応でき、データ集計や分析機能も搭載されているため、戦略に生かすことも可能です。また、サポート面も充実しているため、人事評価制度を見直したいという場合にも安心して使えるでしょう。
スキルナビ
株式会社ワン・オー・ワンの「スキルナビ」は、360度評価やOKRなど複数の評価制度に対応した人事評価システムです。システムの柔軟性が高く、様々な人事制度を反映することが可能です。
また、データ分析もおこなってくれるので、人事評価業務を効率化だけでなく、戦略面でも役立つシステムと言えるでしょう。
ヒョーカクラウド
株式会社シーグリーンが提供する「ヒョーカクラウド」では、評価制度や給与面も仕組化できる人事評価システムです。
人事評価のデータを集計し、人事評価業務を効率化。評価の閲覧者も自由に設定できます。また、従業員が持つ資格やスキルを可視化し、従業員の特性をより把握しやすくなるでしょう。
HRMOSタレントマネジメント
株式会社ビズリーチが提供するが提供する「HRMOSタレントマネジメント」」は、豊富な機能が搭載されたたれとマネジメントシステムです。
もちろん目標設定から人事評価までも機能のひとつとしてお使いいただけます。過去の評価や従業員の成果、スキルなども一元管理できるため、人事評価もスムーズにできるでしょう。
SmartHR
株式会社SmartHRが提供している「SmartHR」は、人気の人事労務システムです。人事評価の際には、従業員データを活用し、スムーズな評価業務に役立ちます。
評価シートの作成から評価結果の分析までしてくれるため、あらゆる人事評価業務を自動化できるでしょう。
CYDAS PEOPLE
株式会社サイダスが提供する「CYDAS PEOPLE 人事評価」は、MBOやOKR、コンピテンシー評価など、採用している目標管理制度に沿って人事評価ができるタレントマネジメントシステムです。
従業員データ管理から評価、人事データの活用まで、あらゆる人事業務をサポートしてくれます。また、シンプルな設計のため、多くの従業員が使いやすさを実感できるでしょう。
人事評価システムの比較ポイントや選び方
導入目的
人事評価システムを比較するうえで重要なポイントになるのが、導入目的に合ったサービスを導入するということです。単純に、人事評価を効率化したいという場合には人事評価システムをメインとして提供するサービスでも問題ありません。
しかし、人事評価をシステム化しながら、人材データの管理や人材育成にも活用したいと考えている場合には、タレントマネジメントサービスとして提供されているものを選ぶのがおすすめです。
予算
人事評価システムの比較では、予算に合っているかという点や費用バランスが適正かどうかという点です。
限られた予算があるという場合には、予算内で絞ってみるのもよいでしょう。また、タレントマネジメントシステムのなかには、機能をカスタマイズできるサービスもあるため必要な機能を優先したうえで予算内におさめるように組み合わせてみるのもおすすめです。
また、いくら機能が多数搭載されているとしても費用が予算を大幅に上回っていたり、使いきれない機能が多数搭載されていないかという点には注意しましょう。
機能
人事評価システムを比較するなかで、必要な機能が搭載されているかどうかも重要です。最低限、欲しい機能を事前に確認したうえで、搭載されているかどうかをチェックしてみるとよいでしょう。
自社の目標設定制度に対応してるか
人事評価システムを導入する場合には、自社の目標設定制度や人事評価制度に対応しているかどうかを確認します。たとえば、自社の目標設定制度としてOKRを採用しているにも関わらず、人事評価システムがOKRに対応していないようなことがあっては困ります。
あらかじめ、自社の目標設定制度や人事評価制度に対応しているかどうかを確認しておきましょう。
他システムとの連携できるか
人事評価システムでは、労務管理や勤怠管理など既存で使用しいているシステムと連携ができるかどうかも重要な点です。
これまで使用していたシステムとの連携ができない場合、別々で管理する場合は手間になり効率的な運用に支障が出る場合があります。そのため、人事評価システム単体として考えるだけでなく、既存で使用しているシステムと連携ができるサービスを選ぶようにするのがポイントです。
会社規模は対応してるか
人事評価システムのサービスには、中小規模に対応しているもの、大企業向けのもの、どちらも対応できるものなど、対応する会社規模に違いがあります。サービスが対応している会社規模がどれくらいかを事前に把握しておきましょう。
使い勝手や操作性
人事評価システムの使い勝手や操作性も、比較ポイントとしてチェックしておきたいところです。人事評価システムでも、目標設定や評価の際に従業員や上司が入力するため、マニュアルや研修を受けなければ使えないような設計のものには注意が必要です。
直感的な操作で使えるような、使いやすい設計になっているかどうかも、無料お試し期間などを活用してチェックしてみましょう。
人事評価システムの導入目的
人事評価業務の効率化
人事評価システムを導入する目的は、目標管理から評価まで、一連の人事評価業務の効率化です。システムを活用することで、一連の流れを一括管理できるようになり、共有や人事評価における様々なデータの参照も効率化できるようになるでしょう。
管理と活用
人事評価システムを導入することで、人事評価データの一元管理や、データ分析から人材配置に活用することができるという点を目的とする場合もあります。
とくに人事評価や人材データを人材配置に活用できていないという場合には、適切な人材配置ができていない可能性もあります。データ分析をおこない、分析結果を参考にした人材配置を実行してみることで、大きな変化が現れるかもしれません。
透明性の高い人事評価
人事システムを導入することで、公平で透明性の高い人事評価に繋げたいという点も目的のひとつになるでしょう。人事評価は従業員のモチベーションに大きくかかわるため、会社でのパフォーマンスにも影響します。
システムを使えば評価方法や基準を明確化することで公平な評価に近づくことができるでしょう。
人事評価システムのメリット
人事評価業務の効率化
人事評価システムを導入することで、物理的な紙やエクセルなどのツールよりも容易に配布や回収ができるようになるでしょう。また、評価に関する集計作業や進捗管理機能などを搭載したものであれば、さらに管理がスムーズにできるようになるでしょう。
ひとつのシステムで一連の人事評価を実施・管理できるということ自体も業務効率化として大きなメリットと言えます。
従業員のモチベーション向上や組織強化
人事評価システムのなかには、人事評価の内容を確認できるものや閲覧権限設定をおこなえるものがあり、従業員にとって公平で透明性の高い人事評価に繋がるでしょう。
公平な評価であれば、納得感も高くなり、会社への信頼感アップや従業員のモチベーション向上も期待できます。部署やチームの組織としても、従業員のモチベーションが向上することで組織力も底上げされるはずです、
適切な人材配置
人事評価システムを導入することで、従業員の評価や経歴、スキルなどのデータを集約できるようになります。従業員データを管理し、うまく活用することで、人事異動や適材適所の人材配置に繋げることもできるでしょう。
人材データの管理
人事評価システムは労務管理システムや勤怠管理システムとの連携可能なものが多くあります。各システムと連携することで、従業員のデータ(個人情報、経歴、異動歴、スキルや評価結果など)を一元管理できるようになり、従業員のあらゆる人材データ管理がおこなえます。
人事評価システムのデメリット
コストがかかる
人事評価システムを導入する場合は、初期費用や運用コストがかかります。サービスや内容によっても費用は大きく異なりますが、費用対効果が見えない場合もゼロではありません。
導入目的と予算、必要な機能を改めて検討し、コストに見合った効果が見込めるかどうかを見極めましょう。
スムーズな運用に時間がかかる場合もある
人事評価システムは、システムの導入計画から実際の導入、導入後の運用など、スムーズに運用できるようになるまで時間がかかります。
また、システムを導入して間もない頃は、新しいシステムに慣れていないことで、想定外のトラブルが起こる可能性もあるでしょう。
そのため、サポート体制が万全なもの、従業員が簡単に理解できるような設計かどうかという点も改めて意識してみましょう。
他システムと連携ができないものもある
人事評価システムでは、労務管理や勤怠管理など他のシステムとの連携ができるかどうかも重要な点です。
できる場合には連携方法や更新方法などが複雑になってしまわないか、そもそも連携が不可能な場合にはどうするのかをあらかじめ検討しておくようにしましょう。
まとめ
人事評価システムは、人事評価に関する業務をシステム上でおこなえるようにするサービスで、人事業務の効率化にも役立ちます。
人事評価システムは、人材データを管理するタレントマネジメントシステムの機能のひとつとして提供されているものも多いため、人材データ管理から人事評価、人事戦略までを一元管理できるようになる点が大きな魅力です。
人事評価システムやタレントマネジメントシステムを選ぶ際は、対応している目標管理制度や搭載されている機能、予算と導入コストのバランスなどを事前に確認し、自社の導入目的にあったものを選ぶようにしましょう。