フリーランスは会社に縛られずに働けるため、目指している人も多いでしょう。しかし、いつ頃フリーランスを目指せばよいのか、どれくらいの収入が見込めるのか、わからない人も多いのではないでしょうか。ここではフリーランスの割合や職種別の平均年収、高収入を目指すポイントなどを紹介します。

チャット一括管理アプリ「OneChat」が今なら初月無料!!

OneChatのダウンロードはこちらから

フリーランスの割合は?

多くのフリーランスはフリーランスになる前に一定期間会社員として勤務をしています。ではいつごろフリーランスに転向したのか、年代別に紹介します。

年代割合(%)
20代18.8
30代38.9
40代27.1
50代11.2
60代3.9

この表から、多くのフリーランスは30代、40代で転向していることがわかります。会社員として一定のスキルを身に着けていること、資金が貯まってきてある程度見通しが立たなくても対応できることが大きな理由と言えるでしょう。

出典:第2節 フリーランスの事業活動の取組

フリーランスの平均年収は?

ではフリーランスの平均年収はどれくらいなのでしょうか。フリーランス協会が公表しているフリーランス白書2022によるとフリーランスの年収は割合は以下のようになっています。

年収割合(%)
200万未満21.8
200万以上400万未満29.4
400万以上600万未満17.5
600万以上800万未満11.2
800万以上1000万未満8.7
1000万以上8.8
未回答2.5

年収200万円および、年収200万以上400万円未満の割合が多い一方、1000万円近く稼いでいるフリーランスも多くいることがわかります。平均年収は公表されていませんでしたが、この表から概算すると500万円程度が平均年収となると想定されます。

国税庁の公表によると給与所得者の平均年収は443万円ですので、給与所得者の平均年収に比べて同程度ないしはやや高いことがわかります。

ただし、この中にはあくまで家庭の補助としてフリーランスで働いているような場合も含まれております。フリーランスの中には月の労働時間が100時間に満たない人も3割近くいることから、実際にフリーランスで生計を立てている人の平均年収はもう少し高いと想定されます。

出典:フリーランス白書202年

国税庁:「令和3年分 民間給与実態統計調査」

フリーランスの職種別平均年収は?

すべての職種を合計した平均年収を紹介しました。しかし、実際にフリーランスになるにあたっては職種が重要です。自分自身がやってみたい職種ではどれくらいの平均年収が見込めるのか、平均年収の相場をここでは紹介します。

ライター

ライターの仕事は論理的思考力など一定のスキルがあれば、誰でもできる職種になっています。そのため、フリーランスの平均年収よりはやや低く、年収の相場は200万~600万程度となっています。一部のライターは専門のライターとして活躍することでフリーランスの相場程度の平均年収が見込めます。しかし、多くのライターは副業として活動していることが多く、スキマ時間に活動していることが多い職種のようです。

エンジニア

フリーランスとして活動している人が多い職種の1つであるのがエンジニアです。エンジニアはフリーランスとして働く人の17.2%を占めます。エンジニアの平均年収はおおよそ400万円~800万円と推測されます。フリーランス白書2020年においても年収800万円以上得ている人の職種としては29.8%と一番多い職種となっています。エンジニアはシステムに関する専門知識が求められるなど、一定の経験が必要になってくることから高収入となっているのでしょう。

出典:フリーランス白書202年

通訳

フリーランスとして活躍している人の11.1%を占めているのが通訳という職種です。専門の言語を速やかに訳す必要があるため、高い能力が求められます。フリーランスの通訳の一般的な時給は2000円~4000円程度と言われています。そのため、年収は300万~600万円程度と言われており、フリーランスの平均年収程度の収入が得られると想定されます。その一方で、能力によって収入が大きく左右される職種であり、トップクラスの通訳者だと年収数千万程度になる可能性もあります。

参考記事:気になる通訳の年収・給料情報│エラン

コンサルタント

コンサルタントも平均年収が高い職種の1つです。平均年収は800万円~1000万程度となっております。その一方で、提案力や課題解決力、専門の知識も多く求められる職種のため、フリーランスとして活動するためには十分な経験と実績が求められます。

フリーランスとして活躍する難易度は高いですが、活躍できれば高年収が見込める職種と考えておくと良いでしょう。

動画編集

動画編集は近年、YoutubeやTikTokなど動画配信サービスが普及してきたことでメジャーとなってきた職種です。平均年収は300万円〜600万円程度と想定されます。ただし、作業内容により差があり、撮影作業のみなら10万円前後、編集作業のみなら30万円前後といったように工程による違いがあります。

Webマーケター

Webマーケターの平均年収は600万円~800万円程度となっており、比較的高年収を見込める職種となっています。その一方で、これまでの経験や実績が重要視される職種であり、高収入を目指すのであれば、会社員として十分に経験を積んだ上で独立を検討すると良いでしょう。

*関連記事:フリーランスで仕事の効率を上げるには? 簡単に導入できるツールを紹介

フリーランスが年収を上げるには?

ここからは、フリーランスが年収を上げるポイントについて紹介します。

得意領域を探す

フリーランスとして活躍したいのなら得意分野を探すようにしましょう。フリーランスは優秀な人に案件が集まる傾向にあります。そのため、自分の好きな分野で仕事をするのではなく、自分の得意な分野で仕事を受けることで高単価の案件を得ることができるようになります。

スキルを磨く

フリーランスとして働きたいのなら得意分野のスキルを磨くように努力することも必要です。スキルを磨いていくことで優秀な人材となり高単価な案件を獲得できます。

そのためには適切なコミュニケーションツールを導入し、ご自身の職種の最新情報を仕入れらえる体制を整えましょう。

また、基本的なスキルとして報連相は非常に重要です。こちらに関しても適切なコミュニケーションツールを導入し、効率よく報連相を行えるようにしましょう。

実績を増やす

フリーランスとして働くには実績を増やすことも重要です。実績というは客観的にその人のスキルを評価できるもっとも良い指標です。実績を積み上げていくことで高収入を目指せるようにもなるでしょう。

まとめ

ここではフリーランスの平均年収を職種別に紹介しました。また、フリーランスとして収入を上げる方法を紹介しました。

フリーランスとして高年収を目指す場合には、自身の得意分野でスキルを磨いていくことがもっとも安定し、効率の良い方法と言えるでしょう。また、報連相など基本的なスキルを徹底することも重要です。適切なコミュニケーションツールを導入して、怠ることがないようにしましょう。