「給与計算ソフトのおすすめが知りたい」

「給与計算ソフトは小規模事業者には不要と聞いた」

給与計算ソフトは、その名の通り従業員の給与を自動で算出することができるソフトです。従業員が多い企業の方、もっとコア業務に専念したいと考えている方の中には、給与計算ソフトの導入を考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、給与計算ソフトは色々種類があってどれが良いのか分からない、中小企業や小規模事業者の場合はどれを入れたらよいのか決めかねている・・・ということもあるでしょう。

そこで本記事では、給与計算ソフトのおすすめ厳選10選をご紹介します。給与計算ソフトを選ぶ時の比較ポイントについても解説するので是非参考にしてください。

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給与計算ソフトとは

そもそも、給与計算ソフトとは手作業で行っていた従業員の給与計算を自動化できるソフトのことです。

主な機能として下記のような機能があげられます。

  • 基本給や手当、保険料などの自動計算機能
  • 給与明細書や銀行提出書類のデジタル化
  • 正社員やアルバイトなど雇用形態に応じた計算方式の設定

給与計算ソフトは、勤怠システムやマイナンバーの管理などと連携できるため、飲食店や美容室などの個人事業主から、大企業まで導入が広がっています。

給与計算ソフトの種類

給与計算ソフトには下記の3種類があります。

  • インストール型
  • クラウド型
  • オンプレミス型

インストール型

インストール型の給与計算ソフトは、パソコンにソフトをインストールして利用するタイプのサービスです。

導入後はランニングコストがかからないので、継続的にお金をかけるのが不安という方にはおすすめですが、基本的にアップデートが行われないので、法改正で給与計算方法が変わった際に再インストールする必要があります。

また、インストールしたパソコン以外では使うことが出来ないので、給与計算担当が複数人いる方や、今後何年も同じソフトを使い続ける予定の方にはおすすめ出来ません。

クラウド型

クラウド型の給与計算ソフトは、ネット上のサービスにログインして利用するもので、1つのサービスを複数台のパソコンで利用できるのが特徴です。

インストール型と比べて初期費用が格安かつ、条件によっては無料で利用できるものもあるため、お試しで利用してみたいという方も気軽に試すことができます。

また、月額料金制のプランが多い分、常にアップデートが自動で行われるのも利点です。

オンプレミス型

オンプレミス型の給与計算ソフトは、自社のサーバーにシステムを作り、構築したサーバー上で利用できるタイプで、中小企業から大企業におすすめです。

クラウド型やインストール型と比べて導入費用は高額になる場合が多いものの、その分自社のスタイルに合わせてカスタマイズすることもできます。

少人数・個人事業主におすすめの給与計算ソフト

  • やよいの給与計算21
  • PCA給与DX
  • スマイルワークス
  • フリーウェイ給与計算

やよいの給与計算21

やよいの給与計算21は、27,000円~で利用できる、インストール型の給与計算ソフトです。

給与の計算や明細の発行など、必要最低限の機能がそろっており、初心者でも操作しやすいUIのため、IT初心者や小規模事業者の方におすすめできます。

現在は、30日間の無料お試し期間もあるので、導入を検討しているという方は、一度導入して使用感をためしてみるのも良いでしょう。

PCA給与DX

PCA給与DXは、クラウド型の給与計算ソフトで、給与計算や賞与計算はもちろん、年末調整や算定基礎届などの業務にも対応しています。

また、給与計算の方法も、直感的に操作できるため、様々な規模の企業に選ばれているのも特徴です。

料金プランは、要問合せになっておりますが、2ユーザーの場合は月額24,750円とされているため、ユーザーの追加ごと、人数ごとに料金が加算される仕組みです。

スマイルワークス

スマイルワークスは、給与計算だけでなく様々なバックオフィス業務を包括して効率化できるシステムです。

給与計算では、勤怠情報から給与明細の作成など、基本的な機能が利用できる上に、それ以外にも人事関連、販売、会計など幅広い業務を効率化できるので、今後会社の規模が大きくなる可能性がある方におすすめできます。

料金プランは、3ユーザーで月額9000円、10ユーザーで45,000円と、ユーザーの追加ごとに料金が加算されます。

フリーウェイ給与計算

フリーウェイ給与計算は、従業員5人までであれば無料で利用できるクラウド型の給与計算ソフトです。

無料プランであれば、永久的に無料で利用できる上に、6人以上の場合でも月額1980円から利用できるので、なるべくコストをおさえて利用したい方におすすめできます。

中小企業におすすめの給与計算ソフト

  • 給与奉行クラウド
  • ジョブカン給与計算
  • 人事労務freee

給与奉行クラウド

給与奉行クラウドは、労務の専門家にも信頼されているインストール型の給与計算ソフトです。

料金プランは初期費用無料のプランもあり、月額料金は5000円からで利用することができます。

導入後にもチャットやリモートの画面共有でサポートも手厚く行ってくれるため、ITシステムを入れるのが不安だという方におすすめです。

ジョブカン給与計算

ジョブカン給与計算は、ITトレンドの年間ランキングでNo1を獲得した、実績のある給与計算ソフトです。

勤怠管理システム等、ジョブカンシリーズと利用することで、給与から勤怠、経理の部分まで包括して管理できるので更に便利になります。

色々な機能が利用できるにも拘わらず、初期費用無料、月額費用無料で利用できるプランもあります。また、1ユーザーあたり400円という、明瞭な料金プランというのも利点です。

人事労務freee

人事労務freeeは、給与計算機能に加えて、人事労務に関する業務全般を管理できるサービスです。

freeeといえば、会計ソフト等のサービスも展開しており、連携することで、入社手続きやマイナンバーの収集等、経理や会計面の管理も同時に行うことができます。

格安のプランでは1980円からで利用することが可能です。

大企業におすすめの給与計算ソフト

  • COMPANY給与計算
  • GLOVIAきらら 人事給与
  • ワーククラウド

COMPANY給与計算

COMPANY給与計算は、給与計算から労務管理まで幅広い業務を一括管理できるサービスです。

福利厚生制度にも対応している点や複数業種に対応している点が、大手企業で導入されているポイントです。

GLOVIAきらら 人事給与

GLOVIAきらら 人事給与は、給与計算だけでなく人事関連業務を包括して管理できる総合基幹業務アプリケーションです。

色々な機能が利用できるにもかかわらず、月額15,000円からと低価格な為、コストを抑えて導入したいという方にもおすすめできます。

ワーククラウド

ワーククラウドは勤怠管理から給与計算まで、一つのソフトで管理できる給与計算システムです。

給与はワンクリックで自動計算されるため、従業員が1000人を超える企業でも、効率的に給与関連業務を行うことができます。

給与計算ソフトのメリット

  • 給与計算業務を自動化できる
  • 法改正にも即時対応できる
  • 給与計算の知識がなくてもできる
  • 無料で利用できるものもある
  • ヒューマンエラーを防げる

給与計算業務を自動化できる

給与計算ソフトを導入することで、給与計算に関する業務の手間が省け、自動化することができます。

給与計算業務は、従業員の給与に関わる部分のため、重要でありながらミスが許されないし、他の営業活動等の業務と天秤にかけるとノンコア業務と分類されがちです。

しかし、自動化できることで、手作業によるミスを無くしコア業務への専念もできるようになります。

法改正にも即時対応できる

給与計算ソフトを利用することで、給与計算に関する法改正が行われた際でも、すぐに対応することができます。

ただ、インストール型の給与計算ソフトの場合は再インストールが必要になる可能性があるので、注意しましょう。

給与計算の知識がなくてもできる

給与計算等の業務は、経理関連の知識がある人材、給与計算に関する法律の知識がある人材に依存しがちですが、給与計算ソフトを導入すれば知識がなくても業務を遂行することが可能です。

人材の採用にも幅が広がるため、人手不足の解消にも繋がるでしょう。

無料で利用できるものもある

給与計算ソフトは、月額料金や導入費用を支払って利用するものもありますが、中には無料で利用できるものもあります。

特に、小規模事業者や利用ユーザーが少ない個人事業主であれば、永久無料で利用できるものもあるのでお試し程度にも利用可能です。

ヒューマンエラーを防げる

給与計算ソフトは、ワンクリックするだけで、自動で従業員の給与を算出できるため、計算ミス等のヒューマンエラーを防ぐことができます。

また、見直しやチェックにも時間をかける必要がないので、会社全体の業務効率化にも繋がります。

給与計算ソフトのデメリット

  • コストがかかる
  • インストール型ではアップデートが出来ない

コストがかかる

給与計算ソフトは、初期費用と月額料金の2種類のコストが発生することが多いです。

初期費用は無料のサービスもあるものの、大体6人以上のユーザーが利用する場合であれば、月額料金は2,000円以上かかってくるのが相場です。

インストール型ではアップデートができない

インストール型の給与計算ソフトの場合、法改正があった場合などに、計算方法を自動でアップデートすることができません。

そのため、再度インストールをしなおさなければならず、かえってコストが高くなる可能性もあるのが難点です。そのため、これから給与計算ソフトを導入する場合はクラウド型やオンプレミス型の給与計算ソフトの導入をおすすめします。

給与計算ソフトの比較ポイント

  • 企業規模に合わせて選ぶ
  • 業務フローを見直す
  • 勤怠管理方法で選ぶ
  • 給与計算以外の業務逼迫具合で選ぶ

企業規模で選ぶ

給与計算ソフトは、上記で解説した通り企業の規模によっておすすめのサービスが変わるので、企業規模ごとのおすすめサービスから比較するのがよいです。

小規模事業者におすすめのソフトでは、数名程度しか利用しない場合無料で利用できるものもありますし、中小企業以上におすすめのソフトでは、労務管理等まで行えるソフトもあるので、利用できるサービスの幅が違ってきます。

自社の状況に合わせて柔軟なカスタマイズができるサービスを導入するようにしましょう。

業務フローを見直す

給与計算ソフトを比較する際に、合わせて自社の業務フローを見直すのも重要です。

例えば、給与計算だけを管理できればよいのか、給与計算と合わせて勤怠管理や経理の管理が出来たほうが良いのかで選ぶソフトが変わります。

大企業になればなるほど、一括で管理できたほうが他の業務も効率化できる可能性もあるので、同時に検討してみるとよいでしょう。

勤怠管理方法で選ぶ

給与計算ソフトは、勤怠管理システムと連携できるソフトも多い為、勤怠管理方法で比較するのもおすすめです。

また、給与は勤怠状況と関連があるため、連携しておくと給与の計算が更に楽になる可能性もあります。

給与計算以外の業務逼迫具合で選ぶ

給与計算ソフトは、他の人事労務管理サービスも付随していることもあるため、他の関連業務の逼迫具合で比較するのも良いでしょう。

例えば、勤怠はもちろん、経理面、会計面等、給与計算ソフトと合わせて導入することで、他の関連する業務も効率化できるのであれば、会社全体の効率化に繋がることも期待できます。

給与計算ソフトでよくある質問

Q.無料で利用できるものはありますか?

給与計算ソフトは、個人事業主向けなど利用ユーザーが少ない場合であれば無料で利用できるものもあります。

Q.給与計算ソフトはエクセルで自作することはできますか?

給与計算ソフトは、エクセルの関数等を利用すれば、自作することは不可能ではありません。ただし、規模が大きくなると管理が煩雑になりがちなので、従業員が増えてきた場合などは、給与計算ソフトを利用するのが良いでしょう。

Q.個人事業主など、少人数の場合は無料プランで十分でしょうか?

給与計算ソフトは、利用するユーザーが多ければ多いほどプランの料金が上がっていく仕組みです。

そのため、少人数の場合は無料で利用できるもので十分という場合が多いです。ただ、勤怠管理システムなどと連携する場合は、無料で利用できるサービスが少なくなってくるので注意しましょう。

Q.中小企業でも給与計算ソフトは導入すべきですか?

中小企業でも、給与計算業務を明確化するためにも給与計算ソフトは導入しておくことをおすすめします。

Q.インセンティブなどの手当は設定可能ですか?

給与計算ソフトは、福利厚生やインセインティブなどの手当の設定も可能です。

ただ、通常の給与を計算した後に修正として組み込むケースが多いです。

【結論】給与計算ソフトは企業の規模で選ぶべき

給与計算ソフトは、企業の規模や効率化したい箇所によって選ぶべきソフトが変わってきます。

給与は勤怠や人事労務関連、各種手当、経理面などとも深く関わってくるので、現状管理がバラバラになっている企業は、一括管理できる給与計算ソフトを導入することで、業務効率化が実現するでしょう。

無料で利用できるサービスも多いですが、無料の場合は利用できる機能が限られる場合もあるので、コストと利用できる機能を照らし合わせ、利用したい機能がそろっているかを確認してから導入すると失敗がありません。