勤怠管理システムは、勤怠情報を一元管理し、勤怠管理を効率化するシステムです。

しかし勤怠管理システムには様々なサービスがあり、どれを選べばよいのかわからないというケースも多いでしょう。

そこで今回は経営者や人事労務担当者向けに、勤怠管理システムのおすすめ10選をご紹介していきます。記事前半ですぐに比較表をまじえてご紹介しますので、時間がない方は前半だけでもチェックしてみてください!

目次
  1. 勤怠管理システムを選ぶ基準5つ
  2. 勤怠管理システムのタイプ
  3. 勤怠管理システムの2つの型
  4. 勤怠管理システムおすすめ10選比較表
  5. 勤怠管理システムおすすめ15選紹介
  6. 勤怠管理システムとは
  7. 勤怠管理システムを導入するときの注意点
  8. 勤怠管理システムのメリット
  9. 勤怠管理システムの必要性
  10. 業務効率化ならメッセージアプリの一括管理ツールもおすすめ
  11. 勤怠管理システムの導入で勤怠管理を効率化しよう

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勤怠管理システムを選ぶ基準5つ

必要な機能は搭載されているか

勤怠管理システムを選ぶ際は、自社で必要な機能を搭載しているかどうかが重要なポイント。勤怠管理システムには、サービスによって機能の違いがあります。

有給・残業申請機能やシフト管理機能、GPS機能など、勤怠管理システムを運用する場合にどのような機能が必要かを把握しておきましょう。

給与計算や労務管理システムとの連携ができるか

勤怠管理システムを利用する場合、給与計算や労務管理システムなどと連携することが一般的です。

勤怠管理システムと関連するシステムがどのようなものを使っているのかもあらかじめ確認し、連携が可能かどうかも確認しましょう。

費用は適正か

勤怠管理システムの導入では、費用がかかります。搭載する機能によっても大きく異なりますが、予算と照らしあわせて検討するようにしましょう。

また、勤怠管理システムの費用は、一人あたりの料金で考えるのが一般的です。今後従業員が増加する場合もふまえて、相場とかけ離れていないかなども注意してみましょう。

資料や無料お試し期間があるか

勤怠管理システムを導入する際には、まずは資料請求をしてサービス詳細を把握することが大切です。

また、無料お試しなどを提供しているサービスもあります。本契約を行うまえに、実際の使用感などを体験してみましょう。

企業規模とサービスがあっているか

勤怠管理システムのなかには、特定の企業規模を目安として提供されているものもあります。サービス選定をする際に、おすすめの企業規模や導入事例なども参考にしてみましょう。

勤怠管理システムのタイプ

仕様がカスタマイズできるタイプ

勤怠管理システムの中でも仕様がカスタマイズできるタイプは、自社仕様に合わせたい方や、連携したい他ツールがある方におすすめです。

小規模企業向けのタイプ

小規模企業向けのタイプは、必要最低限の機能のみで安く利用したい方におすすめです。

無料で利用できる勤怠管理システムのほとんどは小規模企業向けになります。

周辺業務も効率化できるタイプ

勤怠管理システムの中でも、周辺業務も合わせて効率化できるタイプは、比較的中~大企業向けです。

勤怠管理だけでなく、経費精算や就業管理などのバックオフィス業務を効率化できます。

勤怠管理システムの2つの型

クラウド型

勤怠管理システムの中でも、クラウド型のサービスは、初期費用が比較的安価で、サービスにもよるものの、登録からすぐに利用できるものが多いです。

ただ、中小企業向けで、1000人以上の大企業の利用には向きません。

オンプレミス型

オンプレミス型の勤怠管理システムは、サーバーの購入やシステムの導入が必要なサービスです。システム部門の人件費や法改正への対応等の費用が掛かるうえに、初期費用も高額ですが、企業に合わせたカスタマイズができる点が利点です。

比較的大企業におすすめの勤怠システムです。

勤怠管理システムおすすめ10選比較表

サービス名費用無料お試しエクスポート形式対応企業規模スマホアプリ
Touch On Time月300円/人30日CSVすべて
ジョブカン勤怠管理月200円~/人30日CSV/pdf/Excelすべて
CLOUZA月200円/人30日CSV/pdf500名以下
freee人事労務月3980円~+500円/人30日CSVすべて
ジンジャー勤怠月400円~/人14日CSV/Excelすべて
KING OF TIME月300円/人30日CSV/pdfすべて
楽々勤怠月30000円~要確認CSVすべて
TeamSpirit月額30000円~/50名(以降、月600円/人)あり50名以上
マネーフォワード クラウド勤怠月額2980円~+300円/人30日すべて
リシテア/就業管理クラウドサービス要確認無料デモすべて

※当サイトの調べで判明しなかったものを「ー」としているため、気になる場合は直接確認してみましょう。

勤怠管理システムおすすめ15選紹介

Touch On Time(株式会社デジジャパン)

 Touch On Timeは、導入企業40000社を誇り、低コストでの運用が魅力のクラウド型勤怠管理システムです。

複数種類のタイムレコーダーを提供している点も特徴のひとつで、とくにTouch On Timeレコーダーでは、指紋認証やICレコーダーやID/PASS認証などの打刻種類に対応しています。

また、シフト管理や予実管理にも対応し、定番の給与管理システムや労務管理システムとの連携も可能です。

ジョブカン勤怠管理(株式会社Donuts)

ジョブカン勤怠管理は、導入実績70000社以上のクラウド型勤怠管理システムとして、幅広い業界で導入されている人気サービス。他サービスとの連携が可能な点も魅力のひとつです。

勤怠管理の基本機能はもちろんのこと、シフト管理や各種休暇申請、工数管理といった豊富な機能を搭載しています。また、打刻方法もICカードや指制脈認証、GPS機能など多数に対応しているため、様々な場面で打刻が可能でありながら不正防止にも役立つでしょう。

CLOUZA(アマノビジネスソリューションズ株式会社)

CLOUZAは、勤怠管理をスマートにできるクラウド型勤怠管理システムです。いつでもどこからでも打刻ができるようになりますが、位置情報を取得できるため不正防止も可能です。

毎月の費用も一人当たり月額200円と、コストを抑えられる点も大きな魅力のひとつで、豊富な機能を追加したい場合はオプションで対応可能です。

さまざまな給与計算システムと連携が可能で、勤怠管理と給与計算の効率化に役立つため、担当者の負担軽減にも繋がります。

ジンジャー勤怠(jinjer株式会社)

ジンジャー勤怠は、使いやすくサポート体制も抜群のクラウド型勤怠管理システムです。

使いやすい設計で、直感的な操作が可能な点は、担当者にも従業員にとっても魅力のひとつであり、業務効率化にも繋がります。

打刻漏れや残業時間の超過にもアラートを出してくれる機能が搭載されているため、管理もしやすくなるでしょう。

freee人事労務(freee株式会社)

freee人事労務は、勤怠から労務関連まで多彩な機能が搭載されたクラウド型人事労務システムです。

打刻から給与計算、給与明細の作成までおこなえるため、担当者の業務効率化が進みます。ただし、プランごとに使える機能が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

勤怠管理だけでなく、年末調整の計算や入社退社関連の手続きも一元管理できるため、総合的に人事労務管理を効率化したい場合にもおすすめです。

KING OF TIME(株式会社ヒューマンテクノロジーズ)

KING OF TIMEは、勤怠管理システムの老舗として18年以上の歴史を誇るクラウド型勤怠管理システムです。

残業管理やシフト管理、ワークフロー、各種休暇申請、帳票出力、アラート機能など、勤怠管理だけにとどまらない様々な便利機能を搭載しながら、低コストで運用できる点が大きな魅力です。

また、サポート体制も充実しており、導入から運用まで安心して利用することができるでしょう。

楽々勤怠(株式会社ラクス)

楽々勤怠は、使いやすい設計が魅力のクラウド型勤怠システムです。人気の楽々シリーズのひとつとして展開されています。

シンプルで使いやすい設計で、直感的な操作が可能なため、安心して使えるサービスです。また、導入には専任担当者がつくためサポート体制も万全。勤怠情報から給与計算に必要なデータを出力できるため、人事担当者の業務効率化にも役立ちます。

利用人数によって月額料金が変わる点と、初期費用が発生するため、事前の詳細費用を確認がおすすめです。

TeamSpirit(株式会社チームスピリット)

 TeamSpiritは、様々な機能を併せ持つクラウド型勤怠管理システムとして、勤務時間の自動計算や休暇取得状況の確認もできるため、勤怠管理だけでなく労務管理にも役立ちます。

様々な勤務体系にも対応しているため、労働時間の計算にかかる担当者の労力を軽減できる点も魅力です。豊富な周辺機能を搭載していることで、バックオフィス業務の効率化にも繋がるでしょう。

しかし、初期費用がかかる点や最低料金の設定がある点にはご注意ください。

マネーフォワード クラウド勤怠(株式会社マネーフォワード)

マネーフォワード クラウド勤怠は、会計ソフトでも有名なマネーフォワードシリーズの勤怠管理システムです。

休暇管理やシフト管理機能も搭載されている点や、働き方改革や法改正へのアップデートが可能な点も魅力のひとつです。

マネーフォワード給与との連携で、勤怠データから簡単に給与計算が可能。マネーフォワードシリーズでまとめて管理したいという場合にもおすすめです。

リシテア/就業管理クラウドサービス(株式会社日立ソリューションズ)

リシテア/就業管理クラウドサービスは、25年の歴史を持つ、豊富な周辺機能が魅力のクラウド型勤怠管理システムです。

多彩な就業規則に対応しているため、独自のルール等が設定されている企業にもおすすめ。また、働き方改革や法改正にも自動対応できるため、最新の法律に基づいた管理が可能です。

視認性にも優れた設計で勤務状況や過去の残業時間を簡単に把握しやすく、管理職や労務管理担当者による勤怠管理業務に役立つでしょう。

勤怠Reco

勤怠Recoは、SBIグループが提供するクラウド型勤怠管理システムです。

初期費用は無料、一人月額110円で導入できるほどの低コストな点が売りとなっています。打刻方法はPC、タブレット、モバイルの2種類で主要システムと比べると少ないですが、シフト機能ももちあわせており、なるべく費用を抑えて導入したい方や小規模事業者におすすめです。

シュキーン

シュキーンは、低価格かつ機能が充実している勤怠管理システムです。従業員の労働時間管理だけでなく、給与計算ソフトとの連携も行うことができます。

また、出退勤のデータが棒グラフで表示されることで、労働時間や残業時間の可視化もできます。

初期費用は無料、無料お試し期間は2ヶ月ついているので、まずはお試しで導入したいという方におすすめです。

TimeBiz

TimeBizは、勤怠管理と社内情報共有がかんたんにおこなえる勤怠管理システムです。

初期費用は10,000円ほどかかりますが、グループ設定やアクセス制限なども細かく設定できるので、情報管理セキュリティも万全なのが利点です。

その他、タイムカードはもちろん、スケジュール管理やメッセージ機能なども充実しています。

AKASHI

AKASHIは、初心者でもわかりやすいUI・UXの、シンプルデザインが人気な勤怠管理システムです。

誰でも簡単に使いこなせるので、勤怠管理をスムーズに行えます。そのため、比較的ご年配の方が多い企業でもストレスなく導入できます。

初期費用は無料、無料お試し期間も1ヶ月間ついているので、お試しで導入したい方や相見積もりを取りたい方にもおすすめです。

kincone

kinconeは、勤怠管理と交通費精算を、スイカやPASMOをタッチするだけで同時に行うことができる勤怠管理システムです。

ICカードをかざすだけで、情報を一気に取り込めるので、交通費の虚偽申告等もありません。

さらに、無料トライアル期間は2ヶ月と長く設定されているので、じっくりと検討できるのもよいでしょう。

勤怠管理システムとは

勤怠管理システムとは、従業員の打刻や出退勤の記録、勤務時間の集計などを管理するシステムです。

システムとして導入することで、これまで手動で行っていた出退勤管理や残業管理などを効率化でき、人事労務業務の効率化に繋がります。

また、給与計算システムと連携することができるようなものであれば、勤怠情報から簡単に給与計算まで自動化することができ、大幅な業務効率化が実現するでしょう。

勤怠管理システムを導入するときの注意点

運用定着までに時間がかかる

勤怠管理システムを導入する際は、運用の定着までに時間がかかる可能性があります。

特に、ご年配の方が多い企業であれば、PCやスマホを使った打刻になれておらず、打刻のうち忘れ等が多発する可能性もあるので注意が必要です。

カスタマイズに限界がある

勤怠管理システムの中でも、特にクラウド型のシステムは、カスタマイズに限界があります。

社内用にカスタマイズできる、オンプレミス型の勤怠システムを選ぶと、その分費用も高額になるので注意しましょう。

小規模なうちから導入するべき

勤怠管理システムは、会社の規模が大きくなってから導入すると、定着に時間がかかります。そのため、小規模なうちから導入しておき、当たり前に活用できる人を増やしておくことで、運用が簡単になるのです。

これから会社を大きくしていく予定の方は、早めにシステムを導入しておくことをおすすめします。

勤怠管理システムのメリット

作業負担が削減できる

勤怠管理システムを導入することで、人事側の作業負担を大幅に削減することができます。特に、これまで紙のタイムカードで勤怠管理をしていた場合は、改ざんの可能性があったり、ヒューマンエラーがあることもあったでしょう。

その点、勤怠管理システムはすべてシステム上で打刻を管理し、修正があった場合は、役職者や権限を持った人しか触れないようになっているので、改ざんやヒューマンエラーを防ぐことにもつながります。

労働環境が改善できる

勤怠管理システムを導入することで、残業時間等が可視化され、労働環境の改善に役立てることができるようになります。

残業を多くしている従業員には個別で指導をしたり、声をかけたりすることで、従業員満足度の向上にもつながるでしょう。

法改正へ柔軟に対応できる

勤怠管理システムを導入しておくことで、法改正に自動で適用することができるようになります。

例えば、社会保険料が変わった際や住民税の比率が変わった際、その他法改正があるたびにシステムの組み込みを変えなければならないのは面倒です。

その点、システム上で自動で反映されることで、面倒な業務や管理も必要なくなります。

勤怠管理システムの必要性

企業では、勤務時間や諸条件、賃金など、労働基準法で定められた内容を遵守しなくてはなりません。万が一基準法に違反してしまった場合には、労働基準監督官からの指導や是正勧告、割増賃金の支払いを命じられる場合もあります。

こうした労働基準法で定められた内容を守るためにも、システムで正しく管理することが必要であり、効率化できるようになります。

また勤怠管理システムの必要性として、働き方改革の推進に伴う、人事労務管理の法律改正への対応も挙げられます。法改正に対応させるためには正しい知識が必要となり、時間も労力もかかります。法改正に対応したシステムを選べば、自動で対応可能になるのです。

業務効率化ならメッセージアプリの一括管理ツールもおすすめ

勤怠管理システムを探しているかたのなかには、複数のビジネスチャットツールを使う企業も多いでしょう。

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勤怠管理システムの導入で勤怠管理を効率化しよう

勤怠管理システムを導入することで、勤怠管理が正確に行えるようになります。また、勤怠管理だけでなく周辺機能を併用することで労務管理や人事業務の効率化も可能になるでしょう。

今回ご紹介した勤怠管理システム10選や勤怠管理システムに関する内容を踏まえ、勤怠管理システム導入の参考にしてみてください!